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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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途中でちょっと家空けてたので
更新もいつもより多めに空いてしまいましたが
6話を上げておきます。










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こうしてまた新しい1ページが刻まれていくんだ。
ボクを含めて 誰も知らない1ページがね・・・









ついにやってきた 新暦75年
新部隊の試験運用と 後に控える大事件が起る年。
事件なんて起らなければそれでもいいんだけど
少なくとも部隊設立の目処は立った。



機動六課の試験運用が上層部に承認されたのである。
ただし試験の名がつくとおり 1年間の暫定運用なんだけど。

中央湾岸区にある建物の改修も終わり 機材搬入が始まっている。
部隊長になるはやちゃんと 分隊長になる姉さん、フェイトは
部隊メンバーの勧誘と調整に大忙し
各部門から集められた技術者たちも
自分達の職場になる場所で準備を進めている。



いずれも ボクにはまだ関係ないことだ。
機動六課は本局地上部隊所属 対してボクは本部所属
組織から違うのだから。











そう思っていた時期がありました。












<75年 2月 航空836部隊 隊舎>



「転属辞令 ですか・・・」
「ああ さっき航空武装隊指令本部から届いた」

部隊長から渡された立派な封筒、
発行元が地上本部の上層部になっている。
拒否権なんてものは発生しない ほぼ命令に近い辞令だ。


「お前さん宛なんだから まずお前さんが先に見ないとな。
そう思って封は開けてないんだがいかんせん中身は気になる。
ここで見て 俺にも内容を教えてくれるとありがたいんだが」
「はぁ いいですけど・・・」





レターナイフで封を開け
中に入っている文書を見て 驚いた。

そこには こうあった。





"" 管理局 局員No STX02516-008472904 ""
"" 地上本部航空武装隊 第836部隊 アリス・スクライア・高町一等空尉 殿 ""
""        ""
"" 貴方のこれまでの活躍を称し 以下の通り通達するものとする ""
"" 壱 貴方を来年度行われる区画再編化に伴う新部隊へ転属とする ""
"" 弐 貴方を昇格させ 部隊長を任命するものとする 詳細は追って通達する ""
"" 参 貴方の使い魔を同部隊へ転属とし 部隊長補佐を命ずるものとする ""
""        ""
"" 尚、この辞令は4月1日 午前0時を以って施行するものとする ""
"" 時空管理局地上本部 首都防衛隊 レジアス・ゲイス ""
"" 地上本部 総務部長・人事部長・司令部長 ""





またあのヒゲが やらかしてくれたようです。






ただ これだけで終わるんだったらボクはそんなに驚きません。
転属になったら能力限定とか受けなおさないとだなぁとか考えながら
見て驚いたのはその転属先と職場内容。


『地上本部航空武装隊 第774部隊』

各部隊の管轄区画を分けて1部隊ごとの担当領域を減らすことにより
より効率的に防犯・対犯を行うのが目的の再編化なんだけど
この部隊が受け持つのは旧714部隊の一部で
『A68~A75区域』の本部担当事件の処理
さらに該当区画に駐屯する部隊の航空管制と補佐が主任務になっている。



カンの良い方はもうおわかりだろうか?
この区域 A73に隊舎を持つ機動六課を含んでいるのである。
ミッドチルダにおける航空管制は 高々区域から軌道上は本局次元航行隊の管轄
そこから下は区域を担当する空隊が管轄しており
対象は本局部隊も本部部隊も無いのである。
つまるところ 市街飛行許可とかの管理は
機動六課であろうともウチの管轄になるのである。

たぶんヒゲは機動六課の牽制にしたいんだろうな。
身内のボクを使うってことは まず外に漏れない機密がポロリと出るのを期待したのか
それともボク自身をここに縛り付けたいのか・・・
いずれにしてもボクには好都合 これで3期も勝つる。




「しかし再編化の影響は受けるだろうと思ってたけど
お前さんを引き抜かれると痛いな」
「褒め言葉として受け取っておきます。
もう2ヶ月と短い間ですが よろしくお願いします」
「ああ それはもちろんだ」




















それから1ヶ月をかけて 事務処理と引継ぎ それにお引越し準備。


寮も違う場所になって 転属先隊舎のすぐ近くになりました。
ついでに六課隊舎もちょっと遠いけど見えます。
並の人間なら歩いて10分くらいかな。
はくとが走っていけば40秒 ボクが転送で行けば1秒かからない。

まぁボクには寮もあんまり関係ないんですけどね。
転送先に指定してるだけで そこに住んでるわけじゃないし。





改めて航空774部隊の構成メンバーを確認。
実戦対応のフォワード要員はボクとはくとを含めメイン10名バック6名
通信・技術・事務専門など非戦闘要員が8名
庶務・清掃員などの裏方さんたちが6名の 計30名
ギリギリだけど 頭数は中隊規模。

ただフォワード要員のほとんどが実践回数乏しい子たちなのよね。
魔道師ランクでいえばB級がふたり C級が4人。
寄せ集めなんじゃないのかと思えるほど総戦力は低い。
ただそのおかげで ボクの能力限定は0.5ランク減(S)で収まった。










<75年 3月末 本局情報処理部 無限書庫課>




「・・・とゆーわけで部隊長に任命されちゃったから
こっちの手伝いはあまり来れなくなるんじゃないかと思うんだ」
「おおっ大出世 凄いじゃん」
「うーん まぁ君の本職はそっちだから仕方ないといえば仕方ないよね」




無限書庫のトップに君臨するユーノと
数年前から手伝いに来るようになったアルフ(子供フォームw)に
現状報告と ちょっとした雑談に無限書庫に来たボク。


無限書庫は10年の時を費やし
最初に来たときとは見違えるほどキレイになった。
ゴミのように散らばっていた本は整頓され
一部区画に限定されるが 一般の局員が自分で欲しい本を探せる書架もできた。
もちろんまだ大半は未整理なんだけど
難しいものでない限りは書庫課の一般司書でも請け負える程度には整理されている。

そんなわけで最初の頃に比べると幾分暇もできたユーノは
本業から趣味になりつつある遺跡発掘にも精を出していた。
そこから得た歴史的遺産や ユーノの書いた論文は高く評価され
考古学会からお呼びがかかったのは3年前、
今や学会でその名を知らぬものは居ない超有名人となりつつある。
ボクからしてみればユーノのほうが大出世してると思うんだが・・・



アルフは原作どおり あの空港火災の数ヶ月前に前線を退き
海鳴に定着したハラオウン家のホームセキュリティに転職(?)した。
といっても完全な隠居ではないようで
フェイトがピンチになりそうなときは駆けつけるそうだ。
対スカさん戦のときに拝めそうだね そのシチュエーション。

無限書庫の手伝いもその頃からちょくちょく来ている。
ユーノ曰く かなり手際が良いらしい。






「774部隊の担当区域って はやてたちの部隊も入ってるんだよね」
「うん 多分そっちの手伝いとかも入るんじゃないかって思ってる。
でもまぁ 大きな事件が起らない限りは補佐役だろうね。
デバイス調整とかもいっぺんに済むし 合同訓練なんて出来ればいいなぁとか・・・」
起るんだけどね 事件。

「それなら アリスも僕も似たような」
「はぃ?」
「アルフ あれ持ってきてくれるかい?」
「あいよ」




アルフが持って来てくれたのは これまた立派な封筒。
奨められるがまま開けて中を見て 開いた口が塞がらなくなった。

「これ 受けるの?」
「もちろんさぁ(はあと)」

ああ 君、変わったね すこやかな感じのほうに・・・






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あとがき



主人公苦難の始まりのお話。
ヒゲに振り回されまくり・・・

774部隊の他の隊員は特に名前とか考えてません。
コールサインで呼べばこと足りますし。



アルフの扱いを少しいじってみました。
気が向いたら本編に出せるようにw

ユーノは・・・ まぁ3期軸に入ってからのお楽しみということで。

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