小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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温泉旅行のお話 今回で終了です。
そろそろ管理局の処理を考えないといけませんね。
8話 どうぞ。
そろそろ管理局の処理を考えないといけませんね。
8話 どうぞ。
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温泉宿で過ごす 最初の夜、
俺らはなかなか寝付けずにいた。
なのはの話だと 昼間へんな人にからまれたらしい。
アルフだろう。 メリーが裏をとってくれた。
ということは 今夜にもまた一戦交えることになるだろう。
お子様達を寝かしつけるために部屋に居たファリンが
静かに退室していった。
『皆、起きてる?』
『おうよ』 『うん』 『起きてるよ』
『起きとるよ』 『なのはも眠れないの?』
すずか・アリサを起こさないよう 念話。
どうやら念話を使える全員が狸寝入りしていた模様。
『昼間の人、フェイトちゃんの関係者なのかな』
『あんましええ感じじゃなかったな』
『多分そうだと思う』
『また この間みたいなことになっちゃうのかな』
『多分・・・』
『なのはちゃん 気になるのはわかるけど
少し寝ておいたほうがいいわよ』
『だな また今夜にも何か起こるかもしれん』
『・・・うん』
この後起こることがわかる俺ら3人は
まだ何も知らないなのはたちを寝かしつける。
すぐまた起きなきゃならんのだけどな・・・
<メリーside>
なのはちゃんが静かになって30分くらい後、
あのキーンと頭に響くような感覚が入ってきた。
『!? これは・・・』
『なのは ジュエルシードだ』
『うん すぐ近く』
『すずかちゃんちで感じたときと同じやな。
わたしにはかまわへんで いっといで。
さすがに車椅子ごと消えてしもうたら大騒ぎやから』
『だな。 なのは、いけるか?』
『大丈夫 行こう』
道中でデバイスとバリアジャケットを起動させる。
旅館から走ってスグの小川
ジュエルシードは川の中で光っていた。
そして近くには 先週のあの子ともうひとり・・・
「あーらあら 子供はいい子でって 言わなかったかね?」
「あっ 昼間の・・・」
「アルフさんね」
「あんたも来たのかい フェイトのそっくりさん」
「関係者だから。 言わなかった?」
「フッ そうだったね」
「それを、ジュエルシードをどうするつもりだ。
それは危険なものなんだ」
「さあ 答える理由が見当たらないね。
それに忠告したはずだよ いい子にしていないと ガブッといくって」
そう言って彼女は本来の狼の姿に戻り 威嚇してくる。
「やっぱり アイツあの子の使い魔だ」
「そうさ 私はこの子に作ってもらった魔法生物。
製作者の魔力で生きるかわりに 命と力の全てを使って護るのさ。
さあ 行くよ!!」
アルフさんが襲い掛かってきた。
こちらはユーノ君の防御魔法で耐える。
「なのは あの子をお願い」
「あーまったユーノ 俺も行く」
ユーノ君とケイが二人がかりでトランスポーターを起動させ
アルフさん共々 何処かへ飛んでいった。
「結界に強制転移魔法か。 いい使い魔を持っている」
「ユーノ君は使い魔ってやつじゃないよ。
わたしの大切な友達」
「・・・で、どうするの?」
「うーん 話し合いでおさまればいいんだけど
あなたにはその気は無さそうだしね」
「わたしは どうしてもジュエルシードを集めないといけない。
あなたたちが同じ目的なら わたしとあなたたちは敵同士ってことになる」
「だからそういうことを簡単に決め付けないために
話し合いって必要なんだと思う」
「言葉だけじゃ きっと何も変わらない。
賭けて お互いのジュエルシード 1つずつ」
なのはちゃんご自慢の話し合いは 今回も決裂。
襲ってきたフェイトちゃんをなんとかしないと・・・
「メリッサさん フェイトちゃんと1対1にさせてもらっていいですか?」
「えっ わ、わかった 気をつけて」
ということで原作どおり なのはちゃん対フェイトちゃんの対決になった。
確かなのはちゃん ここも負けるのよね。
勝敗が分かってて何もできないのは悔しいけど・・・
<ケイside>
「クッ・・・」
「動くなよ 動けば動くほど体力が持っていかれる」
おそらくなのはとフェイトの戦いが始まってる頃
俺とユーノはアルフの拘束に成功していた。
この時点ではかなりの強敵であるアルフをどう捕まえたかって?
なに 簡単なことだ。
「クソッ お前、なんでこんなものが使える」
「ちょっと気になってて教わってたんだ」
「こんなものが本当に役立つなんて僕も思わなかったけどね」
「魔法生物にはよーく効くだろ そのバインド」
そう 本来なら2期終盤で登場する
普段はあまり役に立たないことで有名な ストラグルバインド。
劇中ユーノも使ってたっけと思って しっかり教えてもらっていた。
相手を拘束しつつ 強化魔法を解除するという効果がついているこれは
魔法生物に大しては殺傷能力もつく。
ただし付加効果重視で射程が短く 他のバインド魔法に比べ劣る点が多い。
今回は拘束が目的なので バインドもゆるめにかけているが
しっかり巻くと多分簡単に手足がもげるんじゃないかな。
「教えてもらおう。
使い魔が作れるほどの魔道士が 何故こんな世界に来ている?
そして ジュエルシードについて何を知っているんだ?」
「そいつは 言えないね。 フェイトとの約束だ。」
「命に代えても か?」
「当然さ。 言ったろう 命と力の全てを使って護るって」
そんな話をしている間に
夜空に金色と桃色の明かりが見えた。
「砲撃対決か」
「なのは 強い」
「でも 甘いね」
ああ、あの砲撃の後 なのはは・・・
<ヴィヴィオside>
なのはとフェイト ママ対決2回戦は
フェイトママの魔法刃がなのはママの首筋を捕らえ
またもフェイトママの勝利になった。
RHからジュエルシードがひとつ射出される。
勝敗は決したとRHが判断したんだ。
「レイジングハート!? 何を・・・」
「きっと主人思いのいい子なんだね」
フェイトママがジュエルシードを回収する。
これでフェイトママ3個 なのはママ5個。
「出来るなら 私たちの前にもう現れないで。
次があったら 今度は止められないかもしれないから。
帰ろう アルフ」
<ケイside>
「で、私帰りたいんだけど
このバインドそろそろ外してくれてもいいんじゃない?」
「・・・そうだな」
アルフのバインドを外し 自由にしてやる。
この時点では拘束する理由もない。
「フェイトはああ言ってたけど 私はあんた達に負けてるんだ。
このままじゃ終わらないからね」
名前どおり負け犬になったアルフはそう言って
フェイトの後を走っていった。
いらんケンカ買ったかなこりゃ?
俺とユーノは なのはたちに合流した。
「ごめんねユーノ君 ジュエルシードひとつ持っていかれちゃった」
「仕方ないよ フェイトがなのはよりまだ強かっただけさ」
「そうね。 寸前で刃を止めるなんてかなりの腕だと思うわ」
「ま、幸い旅行はあと2日ある。
今はゆっくり休んで 次のジュエルシードを探そうぜ」
すっかり落ち込んだなのはを慰めながら
旅館への帰路についた。
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あとがき
戦闘シーンが難しいです。
今回はうまいこと回避できましたが 直接対決のときどうしよう・・・
全ての魔法は使い方と使いどころ次第なんでしょう。
ストラグルバインドに大いに役立っていただきました。
対使い魔戦にはイケる。 魔道兵にも使えるんじゃないでしょうか。
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