小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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温泉旅行の話ですが
八神家の旅行代金どうしたのかとかいうツッコミは無しで。
7話 いってみましょう。
八神家の旅行代金どうしたのかとかいうツッコミは無しで。
7話 いってみましょう。
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旅行当日でも 朝練は欠かさない。
なのはの希望で今朝も俺らは桜台に来てたりする。
なのはは 先週フェイトにこてんぱんにされたのがよっぽど効いたのか
新たに誘導制御型の魔法を練習し始めていた。
将来長らく付き合っていく ディバインシューター、
アドバイスでも出したのか 何故かヴィヴィオと共同開発ってことになっている。
「なのはー 向こうの弾が無駄な方向に飛んでるよ」
「あーほんとだ よーし・・・」
動き回るヴィヴィオをマトにして 今朝も誘導練習をしている。
今のところ魔法弾6つまで出せるようだが 制御がそこまで追いついてない模様。
俺とメリーは飛行練習を始めていた。
ユーノとヴィヴィオは自在に飛ぶことができるし
なのはも先週のフェイト戦で実践導入した。
実は俺もメリーもコレは苦手な部類らしい。
メリーは歩行速度程度ならばなんとか移動手段としては使える程度だが
俺は完全に陸戦タイプ orz
「仕方ないわよ 飛べない分、地べたを走るしかないじゃない」
「あのなぁ 俺がいくら体育会系だからって疲れるんだぞ」
「適正が無いんだもの がんばりなさい」
凹むなぁ・・・
「おつかれ なのは」
「おつかれさまー」
午前6時 本日の朝練終了。
「それじゃ また後で」
「9時に翠屋だったよな」
「うん 遅れないようにね」
集合時間と場所を確認し 家へ戻る。
今日の旅行 やはり大人数ということで
先週同様マイクロバスで行くことになっている。
今日はアリサ・すずかも翠屋で合流
月村家のメイドも何名か来るようだが・・・
家に戻り はやてご自慢の朝ごはんを頂く。
はやてはもう旅行の話で頭がイッパイのご様子。
足がこうだから今までお泊りの旅行に行ったことが無いのだろう。
「っと 荷物はこんなところでええかな」
「そうだな あとは手持ちするものに羽織るものに・・・」
「楽しみやなぁ どんな感じなんやろか」
「はやての足に効く温泉だといいわねぇ」
「おおそうか そういう効果も期待できるんや それはますます楽しみ」
翠屋に着くと なのはたちは既に荷物の積み込みを始めていた。
八神家の荷物も積み込んでもらい いよいよ出発である。
目的地 山の宿までは1時間少々、
その間 なのは筆頭の女の子組はずっとおしゃべりしている。
『よくまぁ話題が絶えないよなぁ。
ユーノの世界の女の子もああなのか?』
『えっ ああ そうだね 似たようなものかな』
メリーもヴィヴィオも向こうに参加してるので
暇な男子組 俺とユーノで寂しく念話大会中
『で、先週の子 お前はどう思う?』
『フェイトさんのこと? そうだな・・・
会話や魔法体形からして 僕と同じミッド出身の子だと思う。
なんでジュエルシードを狙ってるんだろう?』
『そのジュエルシードだが 21個だったよな』
『うん レイジングハートの中にあるのが今5つ、
フェイトさんが何個持ってるか分からないけど先週の1つとして
あと15個 先週の一件以来反応してないし どこにあるんだろう』
『あのな、今まで黙ってたんだが
そのうち1個なら心当たりがあるんだ・・・』
丁度いい機会なので メリーが持っているシリアル16のことを
ユーノに打ち明けることにした。
『まさかそんなことが・・・』
『でもジュエルシードって魔力の結晶体だろ?
同じ結晶体のリンカーコアとくっついちまっても
おかしくはないと思うんだが』
『でも 大丈夫かな・・・
そうだ なのは なのは!!』
『えっ ユーノ君呼んだ?』
『すぐメリッサさんにレイジングハート渡して』
『ほえ? わ、わかった』
ユーノ自身も後ろの女子組に駆け寄っていく。
俺からはよく見えないが RHを通してシリアル16の
状態確認をしにいったんじゃないだろうか。
『本当だ シリアル・・・XVI 間違いない』
『嘘ついてどうする。 で、何か分かったか?』
『驚くほど安定してる。 封印状態同然に。
これなら暴走の恐れは無いと思うけど 取り出すのは僕にも無理かな。』
『なになに なんの話?』
『お前ん中の シリアルXVIの話だ』
『へー ってケイ話しちゃったの!?』
『なりゆきでな。 でも暴走の危険無しだと よかったじゃん』
『そ、そうなの? ならいいんだけど・・・』
RHはなのはの手に戻り ユーノは俺の膝の上に戻り
後ろの女子組は何事も無かったかのように会話を続けている。
そのまま温泉宿にたどり着いた。
<メリーside>
荷物を降ろしたら 早速温泉にGO!!
みんなと一緒にお風呂場にやってきました。
はやてちゃんは大浴場だと小さいわたしたちでは危険なので
ノエルさんが移動を手伝ってくれています。
『で、君もやっぱりここにいるんだね』
『僕としてはケイスケさんのほうに行きたかったんだけどね・・・』
アリサの手にがっちり握られた フェレットユーノ君
かわいそうだけど がんばれ人気者(笑
「はやてちゃんはこういう所初めてだったよね どう?」
「驚きと感動の大津波や 同じ海鳴とは思えへん」
「はは・・・ それはまた豪勢な表現だこと・・・」
「気持ちよかったねー」
「そやね 次どこ行くん?」
「うーん おみやげ屋かなぁ」
お風呂から上がっていく女の子5人組と
ぐったりしたフェレット1匹、
予定通りならこの後アルフが絡んできて
ちょっといやな思いをするんだよね。
そこでわたしはもうちょっと温泉を堪能しつつ
こっちで待ち伏せてみることに。
それっぽい人が入ってきて 窓際に腰掛けた。
きっとフェイトちゃんと念話中なのね。
あいにく横から聞き取ることはできないけど
幸い浴場には彼女とわたしだけだし・・・
あまりにもくつろぎすぎて 思わず犬耳が出てきた。
それを慌てて隠す女性。
「クスッ」
「ん、何見てるんだい? 私は見世物じゃないよ」
「いえ、ごめんなさい。
でも見世物じゃないんだったら 別に手で押さえなくてもいいんじゃない?」
「タ タオルが落ちそうになっただけだわよ」
「タオルはもっと上ですよ アルフさん」
名前を出されて 身構えるアルフさん。
「クッ・・・ 管理局か?」
「いいえ 【白い子】のほうの関係者。
あんまりあの子を過小評価してると 後で痛い目見るわよ」
「てめぇ・・・」
「ハイハイそんな怖い顔しないの。 くつろぎ空間なんだから。
勝負は夜に なんでしょう」
そう言いながら 頭のタオルを取ってみせる。
きれいな金色の髪が降りてきた。
「えっ!? フェ、フェイト・・・」
「の、そっくりさんよ。
先週フェイトちゃんとも会ってるから
詳しくはご主人様から聞いてみなさいな。 それじゃね」
そういい残して わたしは浴場を出た。
「アイツ 一体・・・」
驚きにとられて犬耳出っ放しの女性が
突っ立ったままわたしを見送っていた。
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あとがき
原作1期5話の半分しか進まなかった・・・
シリアル16も自然に暴露できましたし
地味にアルフさんいじりが楽しかったですね。
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