小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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小説を書くにあたり 資料として原作を見ることが多くなりましたが
見れば見るほど新しい発見があります。
6話 いってみましょう
見れば見るほど新しい発見があります。
6話 いってみましょう
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月村邸へ向かうため 集合場所である翠屋に集まった
なのはたち高町家組と 俺ら八神家組。
集まってみるとなんとまぁ 6人もいる。
(アリサは自宅が別方向 フェレットであるユーノは頭数に入ってない)
これを運ぶとなると ワゴンタイプの車が来るんだろうか?
とか思ってたら 俺の予想をはるかに超えて
メイドさんが運転してきたのは マイクロバスでした。
月村家のメイドさんが研修や慰安旅行にいくときに使うものらしい。
結局バスで行くのねw
「さあ皆さん どうぞ」
でかい屋敷の正面口をあけて 招き入れるメイドさん。
あとで聞いたんだが 彼女がメイド長・ノエルさんなんだそうな。
長と聞くと厳しいイメージがあったんだけど むしろ彼女は優しそう。
途中で恭也さんは別の部屋へ通され
我々なのはご一行は 庭に作られた大テーブルへ案内された。
「なのはちゃん ヴィヴィオちゃん」
「すずかちゃん アリサちゃん おはよう」
「おはようなのは そっちの子が昨日話してた?」
「うん はやてちゃん。 それとはやてちゃんのお兄さんお姉さん」
「八神はやてです お招きありがとうございます」
「どうも はやての付き添いといっては何なんだが・・・ 日向 啓祐です」
「メリッサ・クライムです。 ごめんね突然3人も増えちゃって」
「いいえ 来てくださってありがとうございます。
ファリン、お茶の用意お願いね」
「はい 了解です」
こうして総勢7名によるお茶会が始まった。
はやてとすずかちゃんは 直接話すのは初めてだが
図書館で何度か姿を見ていたらしく すぐ打ち解けていた。
アリサはというと 予想通りユーノで遊んでる。 哀れな・・・
「それにしても 凄いいっぱいネコがいるのね」
「すずかちゃん ネコ大好きだから」
「これだけいると 突然1匹いなくなってもわからないんじゃ」
「それは・・・ ちょっと自信ないかも」
フフフと笑い声が絶えないテーブル。
たしか今頃 ほんとに1匹どっかいってるんだよな・・・
予想どおり 直後にキーンと頭に響くような感覚がした。
『!? これは・・・』
『おい 今なんか聞こえなかったか?』
『わかりました? ジュエルシード、すぐ近くにあるみたいです』
『ど、どうしよう・・・』
この場にいる すずかとアリサ以外の魔法に精通した全員が
その何かを感じ取っていた。
『よし、ユーノお前先に行け それを追う形にすれば怪しまれない』
『なるほど わかりました』
ユーノが「キュー」と鳴き声を立てながら 草むらへ走ってゆく。
「ユーノ君!?」
「うん? ユーノどうしたの」
「えっと 何か見つけたのかも。 ちょっと探してくるね」
「一緒にいこうか?」
「すずかちゃんたちはゆっくりしてなよ わたしが行く」
「二人だとちょう心配やな お兄ちゃんお姉ちゃんお願いしてもええか?」
「お、おう」
「うん わたしはいいけど・・・」
「4人もいれば問題ないやろ 『こっちは任しとき』」
はやての転気で うまいこと5人抜け出すことに成功。
急ぎ先ほどの感覚があった場所に走った。
「このあたり?」
「いや、もう少し・・・ あっ!?」
「発動 した・・・」
さっきとは違う感覚、
子ぬこがジュエルシードに触れたな。
「ここだと人目が・・・ 結界を作らなきゃ」
「そうだな 前回失敗したし」
はやてに続いてすずか&アリサとなっちゃ説明しきれん。
俺とユーノで広域結界を展開する。
二人でやってる分 範囲は原作より広い。
「よし これで・・・」
「あっ 見て あれ!?」
ヴィヴィオが光るドームを指す。
そして そこから現れたのは・・・
ぬこ
ただし 超ビッグサイズ
劇中よりでかくないか?
あんなにでかかったか???
「・・・なんじゃありゃ」
「・・・ネコ」
「んなことは見りゃわかるよ 大きさだよ」
「・・・多分 あのネコの {大きくなりたい} って願いを
ジュエルシードが叶えたんじゃ ないかな」
「な、なるほど」
「・・・方向性間違えてるよね」
「日本語って難しいから・・・」
一同、ビッグすぎるぬこに唖然・・・
「とりあえず封印して元に戻してやろうや」
「そ、そうだね。 さすがにあのサイズだとすずかちゃんも困っちゃうだろうし」
「襲ってきそうには無いから ササッと終わらせちゃおう」
「うん。 じゃあ レイジング・・・」
なのはがすっかりお馴染みのRHを起動させようとしたとき
遠方から金色の弾がビッグぬこに向けて飛んできた。
「あっ・・・」
「えっ!?」
「なんだ?」
弾が飛んできたほうを見る。
かなり遠方だが ゴツイ杖をもった服装の露出度の高い
どこかで見たことのある金髪の少女が立っている。
「あれ メリッサさん・・・」
「なのはなのは メリッサさんは横にいるでしょう」
「あーそっか じゃ、あの子は?」
フェイト・テスタロッサです。 なんて俺からは言えない。
初めて見る少女ってことになってるから本人に名乗ってもらわにゃ。
なのはがボケかましてる間にも
金色の弾がどんどん発射され ぬこに当たっていく。
「ぅおい ボケかます前にアレなんとかしないと・・・」
「あっ そ、そうだよね。 レイジングハート お願い」
『Stand by Ready Set up』
なのはと 同時にエルフを起動させたメリー
およびデバイス起動の無い俺ら3人は
すぐにぬこ防衛へ動き出した。
まず なのはがぬこの上へ飛翔、ワイドエリアプロテクションを展開。
俺とユーノで なのはがかばいきれない下方をラウンドシールドで補足。
メリーとヴィヴィオがフォトンバレットで迎撃する。
迎撃が効いたのか これ以上の射撃が無意味と判断したのか
フェイトは警戒しながらこちらに近寄ってきた。
「今朝の子 よね」
「・・・ええ」
「メリッサさん お知り合いですか?」
「朝練の前にチョットね。
でも礼儀正しい子だと思ってたのに わたしの見当違いだったのかしら?」
「そう思ってくれても 結構です。
ロストロギア ジュエルシード、申し訳ないけれど 頂いていきます」
そう言って杖を鎌型に変え 直接攻撃に切り替えてきたフェイト。
狙われたなのはは寸前で飛翔し回避する。
「バルディッシュ!!」
『アークセイバー』
鎌の刃になっていた魔力の塊が飛びなのはに襲い掛かっていく。
なのははプロテクションでこれを防ぐが 爆発の影から襲ってきたフェイトに
接近を許してしまった。
うーん 戦いなれてるな。
「・・・なんで こんな事を」
「答えても 多分意味は無い」
なのはを突き飛ばし 強行に封印しようとするが
ディバインバスターがそれを邪魔する。
実は距離が取れたほうがなのは有利になるんだな これが。
『フォトンランサー』
余裕ができたなのはの隙をついて 金色の弾がモロに着弾した。
その攻撃で気絶したのか なのはがまっさかさまに落ちてくる。
「まずい!?」
「なのはっ」
俺とユーノが落下地点に急いだ。
「フローターフィールド 展開っ」
「ナイスユーノ よーしオーライオーライ ぐぇっ」
うまいこと落下地点には間に合ったんだが
抱き損ねて つぶされました orz
「・・・ごめんね」
そう言って ジュエルシードの封印にはいるフェイト。
「「なのはちゃん!!」」
メリーとヴィヴィオが駆け寄ってくる。
なのはもだけど 少しは俺の心配もして・・・
「ロストロギア ジュエルシード シリアルXIV ・・・封印」
『Yes sir』
やり過ぎってくらい攻撃を打ち込んで 封印をするフェイト。
後にはぐったりした元のサイズの子ぬこが残された。
「おい 待てよ」
そのまま去ろうとするフェイトを止める。
「・・・何」
「何も言わず そのまま消える気かよ。
名前ぐらい 名乗ってったらどうなんだ?」
少しだけ振り向いたフェイトに そう問いかけた。
「名乗ったところで 何も変わらない」
「いや 少なくとも目標にはなる。
次に出会ったときこそ 打ち勝ってやろうってな」
少し考えたのか 間を置いて
「・・・フェイト フェイト・テスタロッサ」
少し微笑んで自分の名を名乗り そのまま消えていった。
なのはが目を覚ましたのは 数時間ほど経ってから。
俺が背負ってすずかたちの前に戻ったときは
とりあえず寝かさなければという慌てっぷりと
何があったのかという質問攻めが待ち構えていた。
当然先ほどの戦闘を語るわけにはいかず
なのはが石につまずいて転んで気絶した ということにした。
『フェイト・テスタロッサ か・・・』
その夜 俺とメリー・ヴィヴィオの3人で念話による反省会を行った。
なのはとユーノは劇中どおりなら 今頃自室で語り合ってる頃だろう。
『ヴィヴィオちゃんはびっくりしたんじゃない?
フェイトママがあんな肌出し衣装着てたら』
『うーん ちょっとだけ。
わたしがよく見る教材ビデオに昔のママたちを題材にしてるのがあって
その中ではあのフェイトママだったから。
でも本当にあの格好だったのは驚きかな』
『衣装はさておきだ、今後何度かフェイトと当たるだろうから
そのへんの対策も考えないといかんだろうな』
『アルフが出てくるのもそう遠くないだろうし』
『アルフかぁ ちょっと戦いづらいなぁ・・・』
そのアルフが出てくるのは なのはたちが温泉旅行に行った時、
折りしも俺らがフェイトと戦ってる間にはやてたちで話が進み
来週その旅行に いつの間にか俺らも参加することになっていた。
それまでに 俺らがどれだけ練習の成果を出せるか
勝負はまだ初戦に敗したばかり。
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あとがき
やっと やっと表舞台に出すことができました フェイトちゃん。
礼儀正しいんだけどかなり不器用ってイメージで書いてます。
原作では名乗るのは次の温泉旅行のときですが
さっさと名前知ってもらいました
なのはちゃん気絶してますが 後でユーノ君が教えてくれるでしょう。
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感想です
はじめましてー。ジュエルシードのシリアルナンバーでグーグル先生に尋ねてみたら、ここにあたりました。グリフォンといいます(苦笑
面白そうだったので、一気に読ませていただきましたー。ヴィヴィオが過去に行くって話はなかなかないですし、ここまで能天気な……というとなんなのかも知れませんが、そんなオリキャラも愉快でよかったです(笑
なお、読んでいる中で疑問に上がっていましたジュエルシードのシリアルナンバーですが、第一章のほうでユーノが最初の回収したのはシリアル13の方です。(サウンドステージ01のが17……のはず)URLから私のブログに飛んでいただけると、ちょうどジュエルシードのシリアル一覧について書いてあるので確認していただけると幸いです……困ったことに、シリアル14が二つあるんですけどね、本編(この今描かれている回と後日の都市部での戦闘の回です。聞いてくれればわかりますが、フェイトさん両方ともシリアル14と言っております)
あと、はやての発音ですが、声優の植田さん的には「わたし」と「あたし」の間ぐらいの発音ですが、コミックでは例外なく「わたし」となっているそうです。まあ、「うち」と書いてしまう人が多いそうですから、あたしとわたしの差は気にしなくてもいいかと。
話全体が思いっきりライトなので、サクッと読めました。これからもがんばってくださいまし。その更新速度がわたしもほしい!(ぁ
面白そうだったので、一気に読ませていただきましたー。ヴィヴィオが過去に行くって話はなかなかないですし、ここまで能天気な……というとなんなのかも知れませんが、そんなオリキャラも愉快でよかったです(笑
なお、読んでいる中で疑問に上がっていましたジュエルシードのシリアルナンバーですが、第一章のほうでユーノが最初の回収したのはシリアル13の方です。(サウンドステージ01のが17……のはず)URLから私のブログに飛んでいただけると、ちょうどジュエルシードのシリアル一覧について書いてあるので確認していただけると幸いです……困ったことに、シリアル14が二つあるんですけどね、本編(この今描かれている回と後日の都市部での戦闘の回です。聞いてくれればわかりますが、フェイトさん両方ともシリアル14と言っております)
あと、はやての発音ですが、声優の植田さん的には「わたし」と「あたし」の間ぐらいの発音ですが、コミックでは例外なく「わたし」となっているそうです。まあ、「うち」と書いてしまう人が多いそうですから、あたしとわたしの差は気にしなくてもいいかと。
話全体が思いっきりライトなので、サクッと読めました。これからもがんばってくださいまし。その更新速度がわたしもほしい!(ぁ