忍者ブログ
小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
[34]  [33]  [32]  [31]  [30]  [29]  [28]  [27]  [26]  [25]  [24
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

そろそろ1期の大一番
でもその前に・・・


この先、3章3話。











------------------------------------------------------------------------------------





アースラに戻ってきた俺たちに
リンディ艦長のハイパーおしおきタイムが待っていた。
【指示を必ず守ること】 それが条件だったのだから仕方ない。
こってり2時間はお説教をくらうことになった。




「・・・本来なら厳罰に処するところですが
結果としていくつか得るところもありました。
よって今回のことについては不問とします。 2度目はありませんよ」
「はい」 「すみませんでした」





ハイパーおしおきタイムが終わったところで
そのまま今後の話に入った。
クロノとエイミィで首謀者らしき人物を特定していたのである。
もちろん俺とメリー ヴィヴィオは誰か知っているのだが・・・



空間モニターに ひとりの女性の画像が浮かび上がる。
「僕らと同じミッドチルダ出身の魔道師 プレシア・テスタロッサ
偉大な魔道師でありながら違法研究と事故によって放逐された人物です。
登録データと さっきの攻撃の魔力波動が一致しています。
そしてあの少女、フェイトはおそらく・・・」
「親子、か・・・」
「エイミィ、プレシア女史について詳しいデータを出せない?」
「ハイハイ すぐ探します」



数分後、データをもってきたエイミィが説明してくれた。

プレシアは元ミッドチルダ中央技術開発局 第3局長。
26年前 開発していた新駆動炉【ヒュドラ】の駆動実験に失敗し
結果 中規模の次元震を起こしたこと、
またその駆動炉には違法な材料が使われていたことにより 地方へ左官。
その数年後に行方不明 というデータが残っていた。

「家族構成や詳しい足取りなんかはデータがきれいさっぱり消されてました。
本局に問い合わせて調べてもらってますので
一両日中には結果が出ると思いますが・・・」
「そう。 それならばその間に皆さんには休憩をいれてもらいましょうか。
特になのはさんは あまり学校を休むのも良くないですし、
一時帰宅を許可します。 家族やお友達に少し顔を見せておいたほうがいいわ」








<メリーside>



一時帰宅ということで 
私たちは宛がわれている部屋で家へ戻るための準備をしている。
この部屋はケイとわたしの部屋で なのはちゃんたちは別の部屋、
ここにはまた帰ってくるから 必要最低限に。


「これでよしっと」
「ねえケイ この後どうなっちゃうのかな・・・」
「俺らの知ってるシナリオとはいろいろ変わってきてるからな。
変わってなけりゃ今頃アルフとプレシアが当たって
アルフが海鳴のどこかに落とされてる頃だろ。
まだ見つかってない2個のジュエルシードが気がかりだが・・・」
「そうじゃなくて この事件が解決した後、
どんな形になるかわからないけど 終わるのは時間の問題よ」
「そうだな 解決したところで元の世界に戻れるわけじゃない。
いや 特にメリーは戻らないほうがいいのかもしれないな」
「なにそれ どういうこと?」
「・・・本当は黙っておきたかったんだがなぁ」


ケイの口から あの運命の事故のことを聞かされて
わたしは持っていたかばんを床に落としてしまった。
ピクリとも動かなかった体 大量の液体でできた水たまり
それが本当なら元の世界のわたしは もう生きていないかもしれない・・・








<ヴィヴィオside>



別の部屋でケイスケさんとメリッサさんがやってるように
わたしとなのはママ、ユーノ君も帰る準備をしていた。


「なのはの家族にはリンディさんも説明しに来てくれるからいいけど
学校が問題だよね。 10日も授業あけて大丈夫?」
「にゃはは 国語はあんまり自信ないや・・・」
「ごめんね 僕もなりゆきでここまで来たけど
なのはにいっぱい迷惑かけちゃって・・・」
「ううん いいの。 勉強はあとでしっかりやればいいよ たぶん」
口ではそう言ってるけど 冷や汗でてるよ・・・








「それじゃ行きましょうか。 クロノ、エイミィ 後をお願いね」


リンディさんと一緒に 久しぶりの臨海公園に降り立ったわたしたち。
海は今日も穏やか。

「それじゃ俺らも家に帰るわ」
「今後の予定は後で念話でね」
ケイスケさんとメリッサさんは そう言ってその場で別れる。
二人とも ゆっくり休んでください。

「それじゃわたしたちも行こっか」
「そうだね お父さんもお母さんも お兄ちゃんお姉ちゃんも
みんな心配してるだろうなぁ」
「キュー」



その日の夕方 リンディさんの華麗なる作り話トークや
みんなで食べる久しぶりの夕食を楽しみ
これまた久しぶりの自分たちのベッドで 一夜を過ごす はずだった・・・








<ケイside>





「何はともあれ 五体満足で帰ってきてくれてよかったわ」


無事に八神家へ帰ってこれた俺とメリー。
さしあたり危険があるわけじゃないから当然なんだが。

公園に降りた時点ではやてには連絡してあった。
そのせいか帰って早々ご飯にありつけたわけだが
ちとはりきりすぎたのか 量が多い。


「今日明日は家におれるんやろ。
久しぶりにお姉ちゃんとお風呂はいれるな」
「そうね 10日も間開いちゃったもんね」
嬉しそうなはやての顔を見ると その10日間の疲れも飛んでいくようだ。


「ほんまに怪我もせず帰ってきてくれて。
やっぱりお守りの効果があったんやろかね」
「お守り?」
「せや。 4,5日前に図書館で拾ったんよ。
それに毎晩お兄ちゃんたちが無事に帰ってきますようにってお願い事してた。
キレイな色しててな。 あ、今もってくるわ」

なんか 嫌な予感がしたんだが・・・





「ほら これや。 キレイやろ」

と言ってはやてがもってきたのは
俺の嫌な予感的中 ジュエルシードだった。
しかも探してもなかなか見つからなかった最後の2つ。
確かに願い事が叶う石なんだけど。

「とりあえず変に発動しなくて良かった かな」
「?」
「いや はやては何も悪くない 気にするな」
とりあえずなのはたちに連絡だな 今すぐに 大至急で・・・






『 Receipt number Four and Eleven 』
「はい 終わったよ」

事情が事情なので すぐになのはが駆けつけてくれた。
大急ぎだったのでヴィヴィオとリンディさんは抜けてこれなかったのだが
封印するだけなら十分なわけで。

「で、このジュエルシードだけど・・・」
「なあ、封印したら変に発動しないよな」
「あ、うん。 それなりに魔力を注ぎ込まない限りは安全だと思う。
完全に封印するにはそれなりの設備が整った施設に行かないとならないけど」
「それなら そのままはやてに持たせてやりたいんだ。
俺らの無事をずっとコイツに祈っててくれたらしいから
せめて全部解決して帰ってくるまでは・・・」
「・・・わかった 僕からリンディさんに頼んでみるよ」

「しかしあれだけ探して見つからなかったのに まさか身内が持ってたとは」
「わたしもびっくりやで まさかあれがお兄ちゃんたちの探してた
ジュエルシードとかいうものだったなんて」
「はやて 一回見たこと無かったっけ?」
「黒くてふさふさした変な生物なら見たけどな」
なるほど 遠くてジュエルシード自体は見えなかったのか。



「ほんなら全部終わって お兄ちゃんたちが本当に帰ってくるまで
もうしばらくの間 よろしくな ジュエルシード」
なのはとユーノを見送ったその夜
はやてはそう言って自室の棚の上に ジュエルシードを置いた。

よりによって夜天の書の隣に。

おいおい ロストロギアが3つ並べてあるよ。
天変地異とか次元断層とかが起きないか 不安だ・・・








------------------------------------------------------------------------------------



あとがき




10日も休んでたら授業ついてけないと思うのは私だけでしょうか?
特に苦手な文系は可愛そうなくらいになるかと なのはガンガレ 超ガンガレ


残り2個のジュエルシードは こんなところにありました。
灯台下暗し  ・・・ちょっと違うか。


メリッサに電撃走る。
もう彼女の元の体は 使い物にならないのかもしれません。
そしてその事実を知った彼女は・・・
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
当ブログの小説

最新のものは下記『最新記事』から
過去作品は小説一覧からどうぞ
ツイッター
総合ブログ・小説ブログ共通
鉄系orなのセントツイート多し
ブログ更新のツイートも一応あり

相互フォロー・デュエルメイト募集
ツイッターDMでお気軽にどうぞ

 
TweetsWind
ブログ内検索
最新CM
[05/04 ライト]
[02/06 管理人]
[01/28 ライト]
プロフィール
HN:
渡有くれは
性別:
非公開
自己紹介:
そろそろ新人も何ですのでHN更新しました。 
渡有(とある)くれはと申します。 
本日は当書庫をご利用いただきまして ありがとうございます。


当ブログは
メインサイト『総合商事ビルOKIRAKU』の
コンテンツのひとつです。
メインサイトへはリンク『総トップページ』よりどうぞ。
カウンター

Copyright © とある書庫の片隅 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]