小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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大事が始まる前に1つできてしまいました。
3章4話 始めさせてください。
3章4話 始めさせてください。
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再び突然だが 俺らは今
とある豪邸へ向かうため普通の道路を歩いている。
何故そうなったか 事の発端は昼間なのはから飛んできた念話。
<なのはside>
久しぶりの学校 久しぶりのお友達、
すずかちゃんもアリサちゃんも 以前と同じように接してきてくれた。
あ、アリサちゃんはまだちょっと怒ってるかな。 ごめんね。
「少しくらいなら 一緒に遊べる?」
「うん 大丈夫」
「じゃあ うちに来る? 新しいゲームもあるし。
あ、そういえばね ゆうべ怪我してる犬を拾ったの。
すごい大型で 毛並みがオレンジ色で おでこに赤い宝石がついてるの」
あれ それってもしかして・・・
<ケイside>
アリサちゃんの家にアルフさんが運ばれたみたい。 ということで
確認のために俺らも向かっている次第。
思えばバニングス家は初めてだな。
「すずかちゃんちも凄かったけど アリサちゃんちも負けてないらしいね。
なんや凄い楽しみやわ」
ということで はやてもついて来てます はい。
で、教えられた住所についたわけだが
「・・・なんじゃありゃ」
「ケイそのセリフ3回目だね」
予想してたよりも遥かにデカイ豪邸が目の前に建っていた。
後で知ったが バニングス家は海鳴で1,2を争う大富豪だとか。
なのはたち高町家組も その後すぐに到着した。
兎に角もまずは拾われた犬(アルフ)の確認を。
広ーい敷地に建つ デカーイ屋敷の近くに
犬小屋がぽつんと置かれていた。
いや犬小屋としては十分大型なんだが まわりが大きすぎて
正直米粒サイズくらいにしか感じられない。
「この子が昼休みに話してた子なんだけど・・・」
「うわぁ大きいな なんていう種類なん?」
「うーん いっぱい犬飼ってるけど初めて見るのよね」
「ええなぁ わたしも動物好きなんよ。
いつか犬か猫飼ってみたいわ ささいな夢なんやけど」
その夢 数ヵ月後には叶うがな。
『やっぱり アルフさん』
『あんたか・・・』
包帯ぐるぐる巻きのアルフを確認した。
『その怪我 どうしたんですか? それにフェイトちゃんは・・・』
その問いには答えず そっぽを向くアルフ 原作どおりだな。
「あらら 元気なくなっちゃった」
「傷が痛むのかな? そっとしといてあげようか」
「そうね それじゃお茶にしない?」
「うん そうだね」
「すまんな 突然お邪魔したのに」
「気にしない気にしない 人数多いほうが楽しいから」
ユーノがこっそり降りて その場に留まったことに
アリサとすずかは気づかなかったようだ。
<ユーノside>
僕がアルフから話を聞いている間
なのはたちにはアリサちゃんたちと過ごす時間を
楽しんでもらうことにした。
せっかく久しぶりに会えたんだから いろいろ話したいだろう。
その間に僕は僕の役目を果たす。
「一体どうしたの 君たちの間で 一体何が・・・」
「・・・アンタがここにいるってことは 管理局の連中も見てるんだろうね」
「うん・・・」
その通り。 僕らに危険が及びそうならすぐに対応してくれるよう
アースラで僕らの近辺をモニターしてくれている。
『時空管理局 クロノ・ハラオウンだ。 どうも事情が深そうだな。
正直に話してくれれば 悪いようにはしない。
君のことも 君の主、フェイト・テスタロッサのことも』
「・・・話すよ 全部。
だけど約束して、フェイトを助けるって。 あの子は何も悪くないんだよ。」
『ああ 約束する』
クロノの言葉に安心したのか アルフは一部始終を話し始めた。
全ての根元はフェイトの母、プレシア・テスタロッサであり
フェイトは母親に認めてもらいたい一身で行動していること、
そのフェイトに対してプレシアは暴力で答え
彼女の体には無数の虐待跡があること、
それでもフェイトは今を絶え 母親の希望に答えていけば
いつかは優しく接してくれる日が来ると思っていることなど。
この会話は念話に乗せて なのはたちにも届けた。
内容を知った後 僕はその行為を少し後悔したんだけど。
<メリーside>
アリサちゃんやすずかちゃんの話にも答えながら
わたしたちはアルフさんの話を聞いていた。
原作ではカットされていた部分だけに
直接聞けば聞くほどフェイトちゃんが可愛そうになってくる。
『・・・聞きましたか?』
『うん 全部聞いたよ』
『フェイトちゃん そこまでしてがんばってるのに なんで・・・』
『なのはたちの話と現場の状況 そして今の話と現状を見るに
この話に嘘や矛盾は無いようだ』
『これから どうするんだ?』
『プレシア・テスタロッサを捕縛する。
アースラ攻撃の事実だけでも逮捕の理由にはお釣りがくるからね。
艦長の命があり次第 任務を変更することになる。 君たちは どうする?』
『私は・・・ フェイトちゃんを助けたい。
アルフさんの想いと それからわたしの意志。
フェイトちゃんの悲しい顔は わたしもなんだか悲しいの だから助けたいの』
『その考えには賛成だな』
『うん フェイトちゃんは何も悪くない。
これ以上彼女に罪を着せたくはないしね』
『・・・分かった フェイト・テスタロッサについては なのはに任せよう。
アルフ 君もそれでいいか?』
『ああ。 なのはだったね 頼めた義理じゃないけど
だけどお願い フェイトを助けて。 あの子は今本当に一人ぼっちなんだ』
『うん 大丈夫、任せて』
『フェイトの件はなのはに任せるとして 問題は僕たちのほうだが・・・』
『それなんだけど クロノ君、少しわたしたちに時間をくれないかな』
『? 何を考えているんだ』
『自分でも無謀だと思うけど プレシアさんに自首を薦めてみようと思うの』
『!? 馬鹿な 素直に話を聞く相手じゃないんだぞ』
『やってみなきゃ分からないわよ 直接会えば変わるかもしれないじゃない』
『直接って どうやって会うつもりなんだ?』
『プレシアさんの本拠地 そこにわたしたちが行く。
アルフなら転送用の次元座標コード知ってるんじゃない?』
『確かに知ってるけど 危険すぎるよ』
『それでも 例え0,1%の可能性だったとしても
少しでも希望があるならそれに縋りたい』
本当のことを言えば 【時の庭園】へのコードはわたしも知っている。
伊達に何度も原作を見直したりはしてない。
でもそれを言っちゃうと無意味な疑いをかけられちゃうからね。
『君も意外と頑固者なんだな。 分かった もう何も言わない。
ただし話し合いが無駄と判断したときは 僕らが直接逮捕に出向くからな』
『そうならないと いいんだけどね。 アルフさん』
『あ、ああ。 座標コードは876C-4419-・・・』
『しっかり記録させてもらった。 転送はアースラの装置を使うといい。
そして君たちを転送するタイミングだが・・・』
『ジュエルシードは全て見つかったんだ。
そしてそのほとんどをフェイトとなのはが持ってる。
だとすれば フェイトは足りないジュエルシードを補うために
なのはのジュエルシードを奪いにくるんじゃないか?』
『そうだな その可能性が非常に高い。
ならばフェイトがなのはの前に現れた後 出向いてもらおう。
こちらで準備しておこう。 それまで君たちは ゆっくり今を楽しむといい』
『ありがとう クロノ君』
わたしたちというイレギュラーが出てきて
ストーリーがいろいろと変わってしまった。
ならばいっそのこと ハッピーエンドにしてしまうこともできるかもしれない。
プレシアさん そして可能ならアリシアちゃんの生存
わたしたちが目指す最終目標は固まった。
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あとがき
なんということでしょう 文章のほとんどが会話(念話)
しかも原作にちょっと付け足しただけ・・・
大事なことだからたくさん言いました。
ってこのネタ以前使わなかったっけ?
はやてのささいな夢 言うまでもなくザッフィーのことですが
nanohawikiによると バニングス家訪問から闇の書覚醒まで
1ヶ月ありません。
いろいろとメリッサが暴走してるように見えますけど
これは小説打ち出し当初からの流れなので問題なし
副産物でジュエルシードの物質転送で割れる前に
庭園の座標が割れちゃいましたが・・・
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