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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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半分エキストラ状態の能力測定のお話


しかし このペースでいったらリインでてくんの
リアルでクリスマスなんじゃないのかね?









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4月も終わりが近づく某日

海鳴市の魔法少年少女たちは

異世界の技術の結晶【時空航行艦】に再び乗り込んだ。





巡航艦『アースラ』

時空管理局の巡航艦としてはポピュラーな【L型】と呼ばれるタイプの艦で
主に90番から100番前半の世界を巡航している艦隊に所属



今回 97管理外世界 地球がある世界で観測した次元震の調査に急行し
以前より捜索願いが出ていたロストロギア【ジュエルシード】が原因と判明
ミッドチルダ標準時 当日0時を持って 全クルーの任務を『ジュエルシード捜索および回収』に変更


その任務にあたり 特例事項として
ジュエルシード発見者および捜索者『ユーノ・スクライア』氏
およびスクライア氏の協力者 現地魔導師『高町なのは』『アリサ・バニングス』
『月村すずか』『八雲紫音』氏の計5名が 民間協力者扱いで任務に同行・協力
アースラへの乗艦を許可するものとする



以上がこの事件における アースラでの最初の公式記録になっている。





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  【SIDE SION】
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「やれやれ 形式上とはいえ カタイんだね 管理局って」
「仕方ないだろう 今回の件は特例中の特例だ。
 民間協力者という名目だけでは 巡航艦に同乗を認めた例が今まで無い」
「そーなのかー」
「何か言いたいことでもあるのか?」
「いや、スルーしてくれ ネタのつもりだったんだ 黒いし・・・」

東方ネタが通じる相手じゃなかった。




現在は会議室での 俺らからすればクルーへの顔合わせが終わり
クロノ執務官に連れられてあてがわれる部屋に案内されている最中。



アースラ乗艦・同乗に際し 俺らにいくつかお約束が出されていた。


1つ 身柄を一時【管理局預かり】とすること

ジュエルシードがいつ見つかるかは分からない。
そして見つけ次第 早急に封印する必要がある。
テスタロッサさんも捜索しているので できる限り迅速に。
そのため四六時中アースラで待機し
見つけ次第現場に急行できる体制をとることになっている。

学校には【バニングス家主催の合同短期海外留学】ということになっている。
さすが有名私立学校 その名義で簡単にオーケィが出るとは・・・
そしてこの一件のため バニングスさんの両親には真実を伝えた。
心が一位と言うか 顔が広いというか 思いのほか理解が早く
すぐに協力してくれたんだけど ユーノ君はまた魔法の存在が知られたと数日悩んだようだ。


2つ 管理局クルー、特にハラオウン親子の指示をなるべく守ること

こう見えてアースラのトップ2なのだ この親子。
管理局はタテ社会なので 上の指示命令に従う義務がある。
民間協力者である俺らは なるべく守ってね♪ 程度なんだけど
これが臨時局員や嘱託扱いだと 義務が課せられたところだ。
艦長さんの思惑がバレたため そのお詫びも兼ねての民間協力者扱いなのだ。


3つ 危ないことはしないこと

預かり になってるだけで義務ではないが
それでも怪我を伴うようなことは艦長さんもさせないし させたくない。
自発的にその方向にいかないための枷だね これは。
そして多分 無意味になる。


4つ 学業を疎かにしないこと

いちおう 魔法が使えるというだけで小学生なのだ
勉学にいそしむのは いわば学生の義務
分からないところはできれば教えてくれるそうなので助かるが
国語だけは無理 文系苦手のなのはさん大丈夫かな?




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あてがわれた部屋に もってきた荷物(主に着替えと勉強道具)を下ろし
さらに艦内を移動する。



ついた場所には クルーの戦闘訓練や体力づくりに使われるという
『模擬戦室』と呼ばれる いわばトレーニングルーム。
この部屋で本格的な魔法訓練ができるほか 各種計測も行うことができる。

ここに来たのは 魔法少女たちの希望で
簡単に言えば 自分達がどれくらいの能力を持つか
せっかくなのではっきりさせちゃおうという そういうことだ。

魔導師ランクがどれくらいあるのか
昨日の戦闘を望遠カメラで見ていたクロノ執務官も興味があるようで
思いのほかすぐに許可は出た。
もちろん暫定数値なんだけど 目に見える数値で出るのは
今後の訓練でどこを伸ばすかの指標にもなる。








ついでに新ジャケットのお披露目会と相成った。



「それじゃ私からね トライ、ジャケット展開」
  『イエスマム』

バニングスさんの体が青い光に包まれる。
変身バンク そんなもんあると思うの?
⑨なの? タヒるの?



ほんの1,2秒で光は霧散。
中から出てきたバニングスさんの服装は
うん 一言で言えば聖職者版腋巫女?
ごめんなさいもういいませんからトライデントで刺そうとしないでください!!


改めて 上は白地に黄色のライン 上肩や袖口など一部は茶色でちょっとアクセント
白い手袋と腕まで覆うアームカバー なぜか脇は無い
下はこげ茶色のパンツに3本のベルトがアクセントにもなってるブーツ

俺同様 好きなゲームキャラを模したらしい。
でもたしかその子って素手素足で戦う子じゃなかったっけ?
いやまぁバニングスさんがそれでいいんなら横槍刺さないけど。


「うわぁアリサちゃんかっこいい」
「本当 センスいいなぁ 私ももう少し考えればよかった」




「ありがと♪  次、すずかね」
「うん シェキナ、お願い」
  『オーライツ ジャケットオープン』

今度は月村さんが赤紫色の光に包まれる。
なんとなくダークな感じがする?
そんなことないよ 月村さんの魔力光がこの色なだけだよ。

同じく1,2秒で光は霧散。
読書好きの月村さん、いろんな物語に精通してるから
ジャケットはどんなものにするかと思ったら まさかのメイド服!!


曰く なかなかイメージがまとまらなくて
身近に居た強くて綺麗なノエルさんをベースにしたそうな。
色が違っていて 緑の下地にフリルドレスになっている。
ふだんつけているカチューシャはジャケットでもそのままにしたようだ。


「うーん アリサちゃんが凄すぎて恥ずかしいよ・・・」
「そんなことない 似合ってるじゃないの」
「普段から近くにメイドさんがいるからか すげぇリアルです ありがとうございました」
「どういたしまして って答えていいのかな・・・」(照








お披露目も終わったところで 俺となのはさんもジャケット展開、
気楽な魔導師ランク(仮)記録会がスタート。

各自 二人一組で互いを攻撃しあって火力・防御力を測定、
捕縛魔法・回復魔法が使えれば同時に測定する。
その後 訓練用の的を使って総魔力・最大魔力を測定。
それぞれ得意とする魔法 苦手とする魔法なんかを披露。
結果は順次 クロノ執務官と補佐官のリミエッタさんが待機する
お隣の計測室に送られていく。





そして結果発表




なのはさん

魔力平均 127万  最大 400万オーバー
砲撃適正が非常に高く 防御力は一人で一個小隊並
空戦適性あり 機動力に難 固定砲台タイプ

相手の攻撃に耐え 必殺の一撃を狙う戦法が得意
速度と手数で勝負する遊撃タイプには弱いが
捕獲魔法の強度が強いので 捕まえて大出力の一撃与えられれば十分勝機あり
ランク 推定AAA (ほぼ確定に近い)


「なにこれこわい」
「ダンジョン最後に鎮座してるボス?」
「鎮座してるより主砲として後ろから撃ってきそうだね」
「にゃはは 否定できないや・・・」

否定してください!!
強い・硬い・怖いの三拍子。




バニングスさん

魔力平均 100万  最大 280万程
魔力運用技術が高く 水流・凍結の変換資質持ち
空戦適正あり 射撃精度に難 一点集中の遊撃タイプ

一撃当てては距離をとるヒットアンドアウェイ戦法が得意
自ら襲い掛かっての白兵戦を主軸としており
距離を取りずらい長距離・広域殲滅タイプ
および攻撃を当てにくい同系の高機動タイプに弱い
ランク 推定B


「変換資質をどう利用していくかで得意戦法は変わる可能性もある」
「例えば?」
「凍結効果を捕縛として使うことも 水流を相手の射撃妨害に使うこともできるし
 逆に高圧水流を武器に使うこともできるんじゃないか?」
「あぁ ダイヤも切れるっていうアレね 考えておくわ」




月村さん

魔力平均 85万  最大 250万前後
低い魔力量を己の技術体術でカバーしている模様
空戦適性あり 防御力に難 オールラウンドタイプ

高い空間把握と射撃性能を生かした広域空間同時精密射撃と
護身術して幼い頃から習っていた格闘技術を距離により使い分ける
遠近すべてのレンジにおいて苦手な距離が無い
一転 装甲をかなり捨てており 軽い一撃でも当たればダメージが大きい
ランク 推定B-C


「格闘技術なんてもってたの?」
「うん うちの護身術 ノエルとかも使えるよ。
 月村財閥の娘っていうだけで狙ってくる人とか 小さい頃から多かったから」
「それに広域精密射撃って・・・  すずか相手にしたくないわ」
「ふふっ 模擬戦でも手加減しないよ?」






魔力平均 110万  最大 320万から350万
通常は近接格闘タイプだが 詳細不明の魔法体系を使用する模様
空戦適性なし 長距離攻撃に難 陸戦高機動タイプ

術式を構築する早さに長けており
足場を高速構築することで空戦に対応している模様
身体を動かすたびに極小だが謎の魔力反応を感知 生体改造している可能性あり
不明の魔法体系(レアスキル仮扱い)その他と含め 現在本局データベースで照合中
ランク 推定AA (但し陸戦に限る レアスキル考慮)



「「生体改造!!?」」
「あれ、二人には話してなかったっけ?」
「話してなかったと思うの・・・」
「よーしアンタ今夜は寝かせないからね。
 洗いざらい秘密にしてることを話してもらうわよ」
「その話 僕も参加させてもらうぞ 君は謎が多すぎる」
「執務官同席で尋問とか・・・  カツ丼は出ますか?」
「アースラの食堂にはそんなメニューは無い」
「(´・ω・`)ショボーン」




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あれ、よく見たら3すくみになってるんだね。

なのはさんは機動力の高いバニングスさんに弱くて 紙装甲の月村さんに強い
バニングスさんはバインドつかまらなければなのはさんに強くて 広域攻撃されたら月村さんに弱い
月村さんはどの距離にてもバニングスさんには楽勝だけど 一撃必殺になりえるなのはさんに弱い

これに俺が逆側面遊撃はいって ユーノ君が回復と防御の後方支援はいったら
部隊ひとつできるんでね?



「お互いを守りあって得意な分野で戦えば問題ないじゃない」
「そうだね 私たち3人で大抵のことはできそうだものね」
「アースラとしても頼もしい限りだ。
 正直 これだけの戦力は管理局内でもほとんど居ない」
「そうなの?」
「管理世界の人間であれば スカウトは間違いなかっただろう」


生まれた世界によっては小学生にして就職先が決まってたね。




アースラのスキャンは今日始まったばかり
初日から見つかるラッキーはなく 戦艦生活1日目はこれで終了となりましたとさ。




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 (あと)

ジャケットイメージは
アリサ:マルタ・ルアルディ(テイルズ)
すずか:安藤みなわ(まほろ)
どっちも中の人繋がり

お嬢様ズと ついでに執務官にバレる主人公の身体事情


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