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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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クロノ君は一級フラグ建築士









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  【SIDE SION】
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俺は目が覚めた
さっきまで海鳴近海の上空にいたはずなのに
目を開けてまず見えたのは 粗忽な天井だった。


「・・・初めて見る天じy「うそつけ」相変わらず硬いな執務官」


ええ、初めてなんてじゃないですね。
ここ数日ずっとお世話になってる執務官、クロノ君の部屋。
     (ハラオウンさんじゃないのは艦長と区別がつかないから)


「一応聞いておくが 身体に違和感は?」
「ん、特には」
「そうか」






時計を見ると とっくに日付は変わり
海鳴市の時間でお昼前といったところか。

あの空域に向けられた魔法攻撃
テスタロッサさんのかわりにモロに喰らった俺は
それから十数時間意識不明だったらしい。



テスタロッサさんを押し飛ばして雷に当たったところまでは覚えている。
同じもので出力をあげた雷がアースラにも当たり
一部観測機器がやられたそうな。
そのせいで 直後撤退したテスタロッサさんの追跡は失敗したそうだが。

辛うじて生きていた転送装置で 俺はアースラに運ばれ
夜遅くまでなのはさんたちが傍に居たらしい。
今居ないのは 艦長さんが無理に寝かしつけたからだ。
徹夜は女子小学生には美容にも成長にもよろしくない。


俺に外傷も無かった。
雷が当たったのは右腕 機械化してるほうの手だ。
幸い テスタロッサさんの相手を想定して追加で絶縁処理してあったし
並の人間くらいの自己治癒機能はついてる。
逆に雷以外の攻撃だったらやばかったかもしれない・・・




「本当に君には驚かされっぱなしだよ」
「体だけはロストロギア級にハイスペックだからね」
「君の場合ロストロギアならぬ オーパーツだけどな。
 さて 僕は艦長に君の容態を報告してくる。
 2食も抜いたんだ 腹も減っただろう 何かもってこようか」
「カツ丼で」
「それはメニューに無いと言っただろう」




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次元跳躍魔法
つまり術者のいる次元から 別次元に向けて放たれた魔法の解析で
事件の黒幕らしき人物が浮かび上がった。




プレシア・テスタロッサ

元ミッドチルダ中央技術開発局第3局長
科学者であると同時に 自他共に認める大魔導師
26年前 新型エネルギー駆動炉の実験失敗により中規模次元震を誘発
地方の研究所に移動の後 行方不明



「ファミリーネームが同じか」
「親子もしくは血縁関係の可能性と 偽名の可能性がある。
 ただ、アースラのデータペースにはプレシア女史に関する詳細データが無い」

只今本局に問い合わせて資料を集めてもらってるところ らしい。
アースラ本艦も 攻撃で被害を受けた部分の修復と
シールド強化のために時間が欲しかったところ。
次元跳躍魔法なんてとんでもないものを放った矢先
大魔導師といえど すぐに追い討ちをかけれる状態にはないと予測。


いい機会なので 少女たちには一時帰宅が認められた。
なので なのはさんたちは今アースラに居ない。
ユーノ君はなのはさんに拉致られたな うん。

ちなみに俺はというと
まだ医務局員による検査が終わってないし
帰ってもひとり暮らしの俺には顔を見せる相手が居ないので。
どっちにしてもアースラに留まることになっただろう。
八神さん? 彼女今日は週1の定期検査のはずなんだ (´・ω・`)




「本当に良かったのか?」
「顔を見せる肉親が居ないからね」
「・・・すまん」
「気にするな もう慣れた」

むしろ今さらだ。




「まぁ ゆっくりしてるといい。
 ユーノの言うとおりならば ジュエルシードは全て封印された。
 もうあの街で思念体が悪さをすることもないだろう」
「そう、それが問題だよ」


ジュエルシードは21個全て集まった。
テスタロッサさんとこと なのはさんが持ってるやつ。
あぁそれと クロノ君が1個持ったままだね。


テスタロッサさんがジュエルシードを集める理由は定かではない。
ただ、今もってる個数で足りる用事ならともかく
もし足りないとなれば?

答えは簡単 なのはさんから奪いに来る。
まだ事件は終わってないんだぜ。




「確かに君の言うとおりだが
 それならそれで 今度こそ彼女を捕まえなければならない。
 一般人 とは言えんかもしれないが 魔法を使った傷害は許されない罪だ」

昨日襲われた俺涙目。
魔法使わなくても有罪だと思うんだけどな。


「一時帰宅してる彼女達は 一応アースラからもサーチャーを飛ばして
 何かあったときはすぐ対処できるようにしているから
 あまり心配しなくてもいいさ」

フラグですね分かります。




数分後 リミエッタさんを通じて
バニングスさんがえらいもんを拾ったことが報告された。
ほらやっぱフラグだった・・・



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