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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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しばらく週2更新を目処に進めていければいいなぁ

今回は主に主人公無双







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  【SIDE SION】
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時の庭園 テスタロッサ一家のご自宅に
一言もの言いに来た俺たち。
その間にプレシア女史による
あるかも分からないアルハザードへの門をあける作業が始まっていた。
ジュエルシード9個が目を覚まし 既に次元震が起きはじめている。






「なんだろう このラストダンジョン感」

これ 本当に個人の家なんだろうか?
雰囲気が大魔王の城とか 悪の秘密結社のアジトとか
そんな感じしかないんだが・・・


そしてその正面口前には
プレシア女史が配備したと思われる鎧がいっぱい

「あれって やっぱ中の人とかいるのかな」
「いや あれは近づいてきたモノを攻撃するだけの機械だよ」
「そう。  それじゃ思いっきりやっても問題ないわよね」









俺らが来ることは プレシア女史は分かりきってることだろうから
小細工なんていらない 正面突破する。


先陣切って 俺の拳とバニングスさんの槍術で突撃
なのはさん、クロノ君、月村さんが遠距離攻撃でサポート
ユーノ君は後方支援
しばらくはこの陣形で進んでいく。




庭園内部には ところどころ穴が開いていた。

「不気味な穴・・・」
「ただ不気味なだけならいいんだが
 それは【虚数空間】 あらゆる魔法が一切発動しなくなる空間さ」
「飛行魔法も使えないから ずっと奈落の底へ落下していく。
 二度と上がってこれなくなるんだ」
「なにそれすごくこわい」

吸い込まないブラックホールと思えばいいのね 把握。
てか そんなもん自宅にあるのかテスタロッサさんち。

「おそらく研究と実験の産物だよ。
 それだけ危険なことを プレシア女史はやろうとしてる。
 なんとしても止めなきゃいけない」

同感だね。




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しばらく行ったところで 上下の階層に通じる階段を見つけた。
アルフさんの話では プレシア女史の研究室は庭園の下部
そして庭園を動かす動力室が最上階にあるらしい。
普通逆じゃないのかとも思ったけど。


「動力を止められれば 少しは時間稼ぎになると思うんだが」
「止めるのって面倒なことするの?」
「いや、庭園の動力炉もジュエルシード同様
 宝石型のエネルギー結晶体が核だ。  それを封印してしまえばいい」
「そういう事ならわたしたちでもできるの」
「ではここで二手に分かれよう。
 片方は上の動力室へ もう片方は僕と下に向かう」








クロノ君は実務経験があるので 少数で良いということで
上には魔法少女+ユーノ君 下にはクロノ君と俺が向かうことになった。


「良かったのか?」
「なにが?」
「君だけこっちに来てさ。
 確かに前衛を任せられるのはありがたいが」
「なぁに 今までも大方はのはさんとユーノ君がいればこと足りた。
 今回は多対少 慣れてないタイプの戦いだから
 向こうは頭数は多いほうが良い」
「ならばなおのこと 君が向こうでも良かったんだぞ」
「忘れた? 俺はプレシア女史に物言いに来たんだぜ」



テスタロッサさんのことは 拳と剣を交わした仲だ。
多少だけど 分からない相手じゃない。

あの子は 一生懸命だっただけだ。
プレシア女史は あの子のことを駒としてしか見てなかったようだけど
きっと そんな母親に認められたくて。
それを用済みだからと ポイ捨てしたプレシア女史、
1発殴らないと気がすまないわけだよ。



「まぁ 状況が状況だ 1発くらいは見なかったことにするが
 話をする状況にもっていけるとも思えないんだがな」
「そこはそれ 向こうの知人に心当たりがあるんだよね俺」
「何っ!?  誰だ」
「これ」


指輪





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行く手を阻む鎧を蹴散らしながら 奥に進む。
外のほうは 艦長さんも前線に出ているらしく
次元震もあまり大きくはなっていない。


さらに 動力室を目指す魔法少女組には増援が現れた。
テスタロッサさんたちが 自分の意思で参加してくれているらしい。
喜ばしいことじゃないか 自立的な意味で。








「ここのはずなんだが・・・」

研究室の入り口らしい扉の前まで来た。
らしい というのはこの扉が他の扉よりも
機械的かつ科学的な両開き扉だから。
すごく わかりやすいです。


「当然 ロックされてると」
「ああ パスワードを要求してきた」

しっかり電子ロックされてやんの。


「僕じゃ解除できそうにないな
 仕方ない 壁を破壊して突入するか」
「いや、その心配は無いよ」
「うん?」



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  【SIDE SION with LIMITE】
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やれやれ 外に出るのは久しぶりだね。


「金色の目・・・  貴様誰だ、紫音じゃないな」
「この身は紫音君で間違いないさ 今は彼の身体を借りているだけ。
 執務官殿とは話すのも初めてになるかな。
 だが自己紹介している暇もないんじゃないのかね」



扉の開閉端末を軽くいじる。
ふむ あまりセキュリティは強くないね。
ここが自宅ということもあるのかな。

「パスワードも簡単なものだな。
 最もフェイト君やアルフ君では そう出てこない単語だろうが」
「分かるというのか」
「システムクラックするまでもないよ 彼女の娘の名前さ」


A L I C I A
6つの文字を打ち込む。
ほら 扉は簡単に開いた。


「ふむ 彼女は奥か。 それでは行こうか」
「待て 僕は貴様が何者かまだ聞いてないぞ」
「・・・ただの頭脳さ。  とある学者のね」













「あら、あの扉を破ったというの?
 ちょっとやそっとの爆発なら耐えれるようにしてあったのに」


培養器が並ぶ部屋の奥に プレシアは佇んでいた。
やれやれ これだけの技術を得て なお在りもしない夢に走るとは
科学者としては異色だね 彼女。 


「スマンな 扉は勝手に開けさせてもらったよ プレシア君」
「誰?  初めてじゃないわね」
「どうだい役に立ったかね 私の提供した技術は」
「・・・ジェイ?」


まぁ 私が提供したといって間違ってはいまい
10年前 オリジナルが  と、2つほど注釈はつくが。



「正確には彼の頭脳の複製だがね」
「・・・そう 管理局とつるんでいたの」
「成り行きさ。 それに今はそんなことはどうでもいい。
 君にまた1つ 用ができてしまったんで 足を運ばせてもらったよ」
「用? 今忙しいのよ 後にしてくれないかしら」
「残念だが 急ぎの用事でね。
 【身体】のほうが さっさと済ませたがっていて ねっ!!」





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  【SIDE CRONO】
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すぐ隣にいたはずの八雲 らしき人物が
喋っていると思ったら 次の瞬間プレシアに一発食わせていた。
僕には何が起こったのか把握できない。
ただひとつ 八雲の目は元の黒に戻っていた。


「へっ ありがとな 約束どおりイッパツだ」
 [[なあに貸し借り無しさ 私達の間だろう]]


喋り方からすると 先程までのアイツは
指輪の人格を移していたのか?
ますます ロストロギアっぽいぞ あれ。



いや、それよりも

「離れろ八雲、約束は一発だ。
 彼女は正当な法の元で裁かなきゃならない」
「へいへい」

よかった いつもの八雲だ。
少しだけ ほっとした。




「管理局も懲りないわね。
 あまり邪魔していると 気絶じゃ済ませないわよ」
「脅しなら結構 公務執行妨害がつくだけだ。
 忘れられし都 アルハザードと そこに眠る秘術、
 存在するかも曖昧な伝説にすがって 何になるんだ」
「伝説なんかじゃないわ アルハザードは確かにある。
 その道は 次元の狭間にね。
 そしてその証拠が 貴方の隣にいるわ」


隣? まさか!?





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  【SIDE SION】
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ばっさりとカミングアウトしてくれるねぇあの人は。


 [[アルハザードにだって伝承ほどの技術はないよ。
  君たちは何を望んで行こうと言うのかね]]
「知れたこと 私の望みは【失った過去と未来を取り戻す】ことよ」
 [[未来を失ったと思うのは 少々早いと思うのだがね・・・]]





あらかた話して決裂したところで
タイミングよくテスタロッサさん到着。
少し遅れて天井をふっとばすという力技で少女組が到着する。
しかし 彼女達の話もプレシア女史は聞く耳を持たなかった。


さらに最悪なことに 目覚めたジュエルシードの影響で虚数空間が広がり始め
最下層にあった研究室が飲み込まれ始める。
一段降りたところに居た プレシア女史が最初に足をとられるのは当然のことだった。


結局 話し合いでは説得できず
俺の懇親の一発でも信念を曲げなかったプレシア女史、
テスタロッサさんの助けの手も拒否し 真に愛した娘の亡骸と共に虚数空間へ落ちていった。







首謀者 プレシア・テスタロッサ 生死不明(死亡と断定扱い)


ミッドチルダ新暦65年
管理局事件記録 【PT事件】の公式記録では そうなっている。



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  (あと)

この間に裏でなのフェイ感動シーンが展開されてるんですね
描写はしない

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