リリカルフユーチャー ５章-２

もうちょっと騎士らしい服とか
なかったんでしょうかねぇ

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　　【SIDE SION】
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バースデープレゼントは家族でした。





なんでやねん　とツッコミを入れたい。
八神さんの自室にいた４人の不審者
その正体は【闇の書お付きの騎士】




そういえば前にリミティから聞いてたっけね。
【ジュエルシード事件】の後に起きる【闇の書事件】
八神さんが絡むとしか教えてくれなかったけど。


この自称騎士さん（だって騎士に見えないんだもの）
名前そのまんまの【闇の書】に付属して永い間【主】を護ってきたらしい。

闇の書もデバイスの一種で
騎士さんたちは厳密に言えば術式（プログラム）の具現したものであり
人間でも生物でもない。
パソコンでいえば　ウイルス対策ソフトってところ？

で、その闇の書ですが
八神さん曰く　物心ついたときには近くにあったそうで
鍵のついた本　中身は気になるが開けず　そのうち鍵が出てくるだろと放置してた模様。









一歩間違えば地球が無くなる事件って聞いたけど
詳細は一切教えてくれなかったからなぁ
どこをどう間違えたら地球なくなるのか分からん。



「というか　どうして今現在の状況になったのか分からん」

俺の首元に刃物なう。
どうやら　俺がウイルス疑惑らしいです。


「あかんで」
「しかし主　この男からも魔力を感じます。
　あるいは主の力を奪うため近づいてきたとも」
「どうしてそうなった」
「喋るな　首と胴体が永遠の別れを欲しているのならば止めぬが」

紫音ゆっくり誕生とかなにそれきもい。


結局八神さんが梅干の刑にするまで
新種のゆっくりができる危機は続いた。




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とりあえず八神さんのはりきりで
作りすぎたパーティ料理は　無事食料としてみんなのおなかの中に納まった。
起動して最初に行った行為が主との食事会というのは
永い過去でも例は無かったそうな。



そのあと　改めて自称騎士さんたちから説明を受ける八神さん
筋肉の監視の目が光るなか　俺も同席して聞いている。
八神さんが　自分ひとりで処理できる自信が無いと言ってきたからだ。
さっきのゆっくり誕生未遂で　俺が魔法使いであることもバレたわけだし。




そうそう　自称騎士さんたちにもちゃんと名前があった。

桃髪長身で　ゆっくりを作ろうとしてきた危ない人が『シグナムさん』
その後ろで魔法使って周囲の探査してた金髪の人が『シャマルさん』
ゲートボールの棒みたいなのを振り回してたロリっ子が『ヴィータさん』
怖いからヴィータさんも一応さん付けしとく。
で、筋肉が『ザフィーラさん』　彼はアルフさんと同種のようだ。




「なんや突然で全部理解するのに時間かかりそうやけど
　とりあえず４人とも　うちで暮らすんよね」
「雨風しのげる場所があればご提供いただけると嬉しいのですが」
「車やないんやから　名前車っぽいけど。
　まぁ部屋は余ってるから大丈夫や。
　というか衣食住ちゃんと面倒みるから心配せぇへんでええよ」
「いや、我々は・・・」
「大丈夫、何もいわへんでもええ　これは数少ないわかったことや
　みんなは【わたしの家族】になってくれるんや　すごく嬉しいで」


思い込みって怖いよね。
たぶん騎士さんたちは主従関係を説きたかったんだろうけど
きっと両親と別れて数年の寂しさが　一気に吹き飛んだんでしょう。



「・・・とりあえず明日　服買ってこよか」

それだけは俺も賛成だね。
どうしてあんな危険な格好なんだろう？　最低限のプリインストールなんだろうか




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　　（あと）

梅干は地味に痛いんですよ