小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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すこし元気になったので
元気なうちに1週間分 4話放出します
元気なうちに1週間分 4話放出します
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【SIDE SION】
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すずかさんと八神さんがエンカウントした日の夜。
「フェイトさんの裁判 明日判決だって。
なのはさんが言ってた」
[[あぁ アースラと定期的に連絡取ってたらしいね 彼女。
そうか もうそんな時期か]]
「そんな時期?」
[[この世界の運命がかかる時期]]
「なにそれこわい」
リミティの言った言葉の意味は
数分後に把握することになる。
『警告-Caution-』
コルタナのアラートと共に感じる 強大な【何か】。
この方角は・・・
「なのはさんちか」
『イエス 結界の展開を感知』
[[サーチャーの反応も消えたね 潰されたかな?]]
「おいおい 俺らのほかにも魔導師がいるってか?
この世界本当に管理外でいいのかよ」
[[いやぁこれはきっと 君も知ってる人だと思うよ]]
「は? まぁいいや見れば分かるだろ」
『対象を閉じ込めるタイプの結界と予測します。
入ればこちらも出るのが困難 危険では?』
「どっちにしたってなにもしないわけにいかんだろ。
むしろ何もしないと あとが怖い」
O☆HA☆NA☆SHI 的な意味で
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というわけで 結界の境目までやってきたわけだが。
「これ どうやって入るんだ?」
[[穴でも開けるかね?]]
「バレると思うんだ」
目のまえに
ためしに小石投げたら跳ね返してきやがった。
相手は魔導師の存在を隠蔽する気は無いらしい。
といっても 結界自体が魔導師じゃないと見えない。
何も知らず壁に当たっても 【中】とは別の時間がずれた世界にいくだけ。
つまり 中には入れない。
俺は中に用事があるんだがなぁ・・・
[[ふむ 仕方ない 術式を弄ってみようか]]
「できるなら最初からやろうよ」
[[あまりこの事件に関わりたくなかっただけなんだが
紫音君は参加したがってそうだからね。
なあにこれくらいの結界 私にかかれば造作も無い]]
と、リミティが喋ってる間に結界の壁に穴が開いた。
力任せにあけた穴ではない まるで扉のように横にスライドした通路だ。
思わずウイーンとか言いたくなってくる 某顔の白い殿みたいに。
[[さて紫音君 前にも言ったがこの事件、下手をすると地球が無くなる]]
「見るだけ いや、ちょっと手貸すだけなら問題ないだろ」
[[それだけでも危険なのだよ 解決事態が奇跡に近いものだったんだ。
ゆえに 君としての干渉を避けたい 変装を提案するが乗るかね?]]
「ん、まぁ手が出せないよりはいいけど・・・」
[[分かった 後悔はしないようにな]]
俺の頭脳に 直接情報が書き込まれるのが分かる。
嫌な話だが俺には慣れた事。
情報の内容も簡単に理解できた。
隠密行動に適した 機人テンプレートを使った術式
『偽りの仮面 ライアーズマスク』
『幻惑の銀幕 シルバーカーテン』
前者は身体情報を故意に変えることで
管理・管理外世界ほぼ全ての身体検査をパスできる 潜入捜査、諜報活動向けの能力。
後者は幻影を使い相手を惑わす能力
生命体のほか 電子機械やサーチャーにも使える優れもの。
どちらも”彼”の娘さんが持っていたもので
俺にも前もって用意されていた固有技能(IS)の一部だ。
固有技能の開放は これが最初になる。
ただし娘さんの完璧なものと違って 身長などはもともとの俺からあまり変えられないし
サーチャーを逆探してコントロールを奪ったりとかはできない。
諜報活動なんて必要ないからね 俺。
後者はリミティなら楽勝な気もすっけど。
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結界の壁を抜けると同時に
マスクを起動させて 自分の姿を変える。
現在の俺は 青みがかった髪に獣耳を持つ 金色の目をもった少年。
ジャケットでバレちゃ意味無いので
いつもの緑基本のローブ状から 紅基本の某国軍服状に変更。
コルタナは待機状態に戻す。
「ちゃんと声まで変わってるのな」
『[もちろんさ]』
リミティは変えようがないので 念話で返答してくる。
でもさすがに戦い方は変えようが無いよな。
ま、アルザ式は実質俺しか使えない術式だから
なのはさんあたりにはバレそうだけど 問題ないしいいか。
「なんか自分が自分じゃないようでワクワクするなぁ」
『[隠密行動であることを忘れないでくれたまえ。
今回は管理局にバレても危険なのだからね]』
「分かってるよ 管理局も上が黒いだけに
危なくなったら世界ごと切り離されかねないもんね」
『[ああそれも十分あり得るね]』
さて その結界の中なんだが
一般人は除外されてるから居ないとして
魔力反応が2つ。
1つは 魔力量が個人所有としてはありえない規模だけど
まだまだアラが目立つ魔導師初心者マーク、
なのはさん やっぱり巻き込まれてたのか。
1つは あれ、これつい数時間前に近くにあったような・・・
何事にも一途で 小さな身体で大きな使命を背負う騎士
ヴィータさんでね?
[[ちなみに結界の術式はベルカだったよ]]
「ヴィータさんが先に手出したのか。
ついに魔導師相手に蒐集始めちゃったのね」
[[それも この世界の この町で かつ彼女にね]]
「お灸をすえてやらないといけないかもな
火をつけて貼るだけのやつ」
[[肩こりを取ってあげてどうするんだい?]]
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件の二人は見事に戦闘中だった。
しかも 決着がほぼついている。
対人特化のベルカの騎士相手に 初心者マークは厳しかったか。
経験の差だね。 年季が入って・・・ おっと鉄球がこっちに流れてきそうだ。
もすこし接近してみる。
「!? 誰か来る」
お、バレた?
あぁそうか 変装中だから俺だって分からないんだよね。
バレたら変装してきた意味ないからいいんだけど。
と思ったら ヴィータさんの発言対象は俺じゃなかったことに数秒後気づいた。
なのはさんの目のまえに 稲妻のごとく現れた少女に向けてたようだ。
「仲間か・・・」
「・・・友達だ」
現れて なのはさんを庇うように立ちエモノを向ける
裁判帰りのフェイトさんが そこにいた。
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(あと)
主人公の保有ISは オリジナルの劣化版
そのまんま持たせたらただのチートですので
ライアーズマスク発動中の姿は
ガウル(DOG DAYS)に
紋章ぬきのザフト制服(GUNDAM SEED)を着せたイメージでどうぞ
ケモっ子かわいいよケモっ子
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