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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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すこし元気になったので
元気なうちに1週間分 4話放出します







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  【SIDE SION】
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すずかさんと八神さんがエンカウントした日の夜。




「フェイトさんの裁判 明日判決だって。
 なのはさんが言ってた」
  [[あぁ アースラと定期的に連絡取ってたらしいね 彼女。
   そうか もうそんな時期か]]
「そんな時期?」
  [[この世界の運命がかかる時期]]
「なにそれこわい」


リミティの言った言葉の意味は
数分後に把握することになる。






『警告-Caution-』

コルタナのアラートと共に感じる 強大な【何か】。
この方角は・・・


「なのはさんちか」
『イエス 結界の展開を感知』
  [[サーチャーの反応も消えたね 潰されたかな?]]
「おいおい 俺らのほかにも魔導師がいるってか?
 この世界本当に管理外でいいのかよ」
  [[いやぁこれはきっと 君も知ってる人だと思うよ]]
「は?  まぁいいや見れば分かるだろ」
『対象を閉じ込めるタイプの結界と予測します。
 入ればこちらも出るのが困難 危険では?』
「どっちにしたってなにもしないわけにいかんだろ。
 むしろ何もしないと あとが怖い」

O☆HA☆NA☆SHI 的な意味で




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というわけで 結界の境目までやってきたわけだが。


「これ どうやって入るんだ?」
  [[穴でも開けるかね?]]
「バレると思うんだ」


目のまえにATフィールド 違う、結界の壁。
ためしに小石投げたら跳ね返してきやがった。
相手は魔導師の存在を隠蔽する気は無いらしい。

といっても 結界自体が魔導師じゃないと見えない。
何も知らず壁に当たっても 【中】とは別の時間がずれた世界にいくだけ。
つまり 中には入れない。
俺は中に用事があるんだがなぁ・・・



  [[ふむ 仕方ない 術式を弄ってみようか]]
「できるなら最初からやろうよ」
  [[あまりこの事件に関わりたくなかっただけなんだが
   紫音君は参加したがってそうだからね。
   なあにこれくらいの結界 私にかかれば造作も無い]]



と、リミティが喋ってる間に結界の壁に穴が開いた。
力任せにあけた穴ではない まるで扉のように横にスライドした通路だ。
思わずウイーンとか言いたくなってくる 某顔の白い殿みたいに。



  [[さて紫音君 前にも言ったがこの事件、下手をすると地球が無くなる]]
「見るだけ いや、ちょっと手貸すだけなら問題ないだろ」
  [[それだけでも危険なのだよ 解決事態が奇跡に近いものだったんだ。
   ゆえに 君としての干渉を避けたい 変装を提案するが乗るかね?]]
「ん、まぁ手が出せないよりはいいけど・・・」
  [[分かった 後悔はしないようにな]]





俺の頭脳に 直接情報が書き込まれるのが分かる。
嫌な話だが俺には慣れた事。
情報の内容も簡単に理解できた。


隠密行動に適した 機人テンプレートを使った術式
『偽りの仮面 ライアーズマスク
『幻惑の銀幕 シルバーカーテン


前者は身体情報を故意に変えることで
管理・管理外世界ほぼ全ての身体検査をパスできる 潜入捜査、諜報活動向けの能力。
後者は幻影を使い相手を惑わす能力
生命体のほか 電子機械やサーチャーにも使える優れもの。

どちらも”彼”の娘さんが持っていたもので
俺にも前もって用意されていた固有技能(IS)の一部だ。
固有技能の開放は これが最初になる。
ただし娘さんの完璧なものと違って 身長などはもともとの俺からあまり変えられないし
サーチャーを逆探してコントロールを奪ったりとかはできない。
諜報活動なんて必要ないからね 俺。
後者はリミティなら楽勝な気もすっけど。




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結界の壁を抜けると同時に
マスクを起動させて 自分の姿を変える。

現在の俺は 青みがかった髪に獣耳を持つ 金色の目をもった少年。
ジャケットでバレちゃ意味無いので
いつもの緑基本のローブ状から 紅基本の某国軍服状に変更。
コルタナは待機状態に戻す。



「ちゃんと声まで変わってるのな」
  『[もちろんさ]』

リミティは変えようがないので 念話で返答してくる。
でもさすがに戦い方は変えようが無いよな。
ま、アルザ式は実質俺しか使えない術式だから
なのはさんあたりにはバレそうだけど 問題ないしいいか。


「なんか自分が自分じゃないようでワクワクするなぁ」
  『[隠密行動であることを忘れないでくれたまえ。
   今回は管理局にバレても危険なのだからね]』
「分かってるよ 管理局も上が黒いだけに
 危なくなったら世界ごと切り離されかねないもんね」
  『[ああそれも十分あり得るね]』









さて その結界の中なんだが
一般人は除外されてるから居ないとして
魔力反応が2つ。


1つは 魔力量が個人所有としてはありえない規模だけど
まだまだアラが目立つ魔導師初心者マーク、
なのはさん やっぱり巻き込まれてたのか。


1つは あれ、これつい数時間前に近くにあったような・・・
何事にも一途で 小さな身体で大きな使命を背負う騎士
ヴィータさんでね?



  [[ちなみに結界の術式はベルカだったよ]]
「ヴィータさんが先に手出したのか。
 ついに魔導師相手に蒐集始めちゃったのね」
  [[それも この世界の この町で かつ彼女にね]]
「お灸をすえてやらないといけないかもな
 火をつけて貼るだけのやつ」
  [[肩こりを取ってあげてどうするんだい?]]





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件の二人は見事に戦闘中だった。
しかも 決着がほぼついている。
対人特化のベルカの騎士相手に 初心者マークは厳しかったか。
経験の差だね。  年季が入って・・・  おっと鉄球がこっちに流れてきそうだ。




もすこし接近してみる。



「!? 誰か来る」

お、バレた?
あぁそうか 変装中だから俺だって分からないんだよね。
バレたら変装してきた意味ないからいいんだけど。




と思ったら ヴィータさんの発言対象は俺じゃなかったことに数秒後気づいた。
なのはさんの目のまえに 稲妻のごとく現れた少女に向けてたようだ。

「仲間か・・・」
「・・・友達だ」


現れて なのはさんを庇うように立ちエモノを向ける
裁判帰りのフェイトさんが そこにいた。



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  (あと)


主人公の保有ISは オリジナルの劣化版
そのまんま持たせたらただのチートですので


ライアーズマスク発動中の姿は
ガウル(DOG DAYS)に
紋章ぬきのザフト制服(GUNDAM SEED)を着せたイメージでどうぞ
ケモっ子かわいいよケモっ子








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