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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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おまたせしました 更新を再開します
いちおう 今月も周2を目処に上げる予定です

ただ、このペースでも
たぶんリイン出現はクリスマスより遅れる気がするんだ・・・










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  【SIDE SION】
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日本時間 12月2日夜




ユーノ君たちから遅れること数時間
整備に入るアースラが収容された管理局本局に
俺も転送されてきました。




「シオン、こっちこっち」

転送されてすぐユーノ君を発見
よかった 本局って大都市1つくらい広いらしいから
迷ったらどうしようかと・・・


「よぅ 大変なことになったんだって?」
「説明 いる?」
「逆にお前には要るだろうけどな・・・
 で、なのはさんたちは?」
「この先の医務局 幸い皆軽症で済んだよ。
 得になのはは ”彼”のおかげでね」


ユーノ君の言う彼は リミティのオリジナルさんではなく
戦闘中は『ロア』と名乗ってた俺のことだろう。
あの場になのはさん一人でいれば 蒐集は免れなかった。
もっとも 少しはもってかれたんだけど。




「それよりも心配なのはデバイスのほうさ。
 だいぶ無理したみたいなんだよ」

医務局ではなく デバイスが置いてある技術部がある棟に向かう。
なのはさんたちも既にそっちに向かっている向かってるらしいので
作業ルームで落ち合うことに。

思いのほか元気な少女たちに反して
すごく痛々しいデバイスが二機。
なに、こんなんなるまで酷使したの?
フェイトさんにもハリセンボンいるかしら?


「あれだけ目に見えて大破してるうえに収束砲撃てばこうなるか・・・
 バルディッシュも 相手が相手だし。
 で、具体的にはどんな具合?」
「自己修復じゃ全快は無理だと思う。
 パーツ交換とかしないといけないんじゃないかな」

よくコア無事でしたねーと褒めてあげたい。
リミティにやらせたら きっと魔改造フラグなんだろうな。
レイジングハートが単体で高速飛行できるようになるかもしれない。






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作業ルームには アルフさんが居た。
アルフさんもカンタンなメンテナンスの心得があるので
ユーノ君を手伝ってるらしい。


程なく 医務局組も到着。
アリサさんのマシンガントークが元気だぜ(´・ω・)
一応重病(?)がいるんだよ?






アリサさんが落ち着いたところで
あらためて今回の経緯を確認した。



発端は やはりヴィータさんから。
なのはさんは突然結界に閉じ込められ襲撃、
ボロボロになって危なくなったところにフェイトさんたちの救援が到着。
俺がロアとして到着したのもこの場面。

この頃 結界外にいたアリサさん・すずかさんが結界の境目あたりに到着するも
破る手段が無く 変化が起こるのを見守るしかなかったようだ。
なのはさんがSLBをぶちかまして結界を抜くところまでこの状態が続く。



結界を抜いた後、
ロアが騎士さんたちを追った後は 現場に残ったなのはさんたち
それと近くにいたアリサさんたちがアースラに収容。
応急処置を施しながら 一旦この本局に移動してきたのだという。

その場に居なかった(ということになってる)俺にも
メールや電話で何度も連絡しようとしてきたのもこのあたりから。
俺が電話を取るまでこの状態が続き そして現在に至る。






「アイツら 何者なんだろうね。
 使ってきた魔法もなんか変だったし」

さすが補佐のプロ アルフさん。  気づいてたか。


「あれは ベルカ式だよ」
「お、クロノ君 オヒサ」

タイミングよく 会議に出ていたというクロノ執務官が部屋に入ってきた。



魔法には いくつかの術式が存在する。
コンピュータでいえば 数種ある機械言語に相当するもので
ハードウェアとソフトウェアで言語が違うと効力を発揮できない。

現在主流なのは 管理局始まりの地、ミッドチルダで興ったとされる【ミッド式】
それとは別に 古い歴史で使い手が激減した【ベルカ式】というものもある。
さらに衰退しきってるのが 俺愛用の【アルザ式】なわけだが 今回は割愛。

攻撃・補助・回復など 汎用性のミッド式に対し
ベルカ式は戦闘に特化した術式形態で
デバイスも それ自体が武器になっていることが多い。
魔力付与等で威力を上げて直接攻撃してくるわけだけど
そこにさらに魔力を上乗せする【カートリッジシステム】が大きな特徴。


いずれも この冬を迎える前に
俺が実際に経験したことなので 危険性はよくわかる。
知り合いの”騎士”が強すぎて何度妬ましく思ったことか・・・










「・・・時間だ フェイト。
 なのはたちも ちょっといいか?」
「ふぇ?」


クロノ君が立ち上がる。
スケジュール詰まってるのか 大変だね。


「わたしの保護観察請け負ってくれる人に会いに行くんだって」
「おはようからおやすみまで暮らしを見つめるんですね」
「そんな○イオンさん居たらストーカー容疑でイッパツお見舞いするの」

ライ○ンさん逃げて!!



「それに 今回のことで捜査が僕らアースラスタッフ主導になるから
 その報告も兼ねてだよ。
 あの人には 11年前にもお世話になったからね」
  [[ギル・グレアム氏だね 元執務官長の]]



グレアムさんは 11年前の【闇の書事件】で指揮を執っていた人物で
クロノ君にとっては職場の師でもあり プライベートでもつながりを持ってたりする。
同事件でクロノ君の父、クライドさんが書の犠牲となり 艦共々闇の書を葬ったのも
最後はグレアムさんの責任のもと 判断と指示が下された。

ここまでは 管理局の歴史として一般局員でも見れるレベルのデータベースに記載されているし
クロノ君も父の立派な最期として恥じることなく聞かせてくれることだ。



ただし その後グレアムさんが取る行動は
裏の世界の話となって 表沙汰にはなっていない。

グレアムさんはクライドさんを亡くしたことを自分の責任として過剰に受け止め
闇の書の完全破壊を目論んでいるらしい。
そのために 闇の書の転生先を独自に突き止め
破壊のためのデバイスを自ら製作している。

これは 八神さんちに張ってある人除けの結界を逆探知したときに
芋づる式にわかった隠された事実だ。
ただ、破壊方法など詳しいことはまだ分からないし
犯罪行為になることもしてないので 僕もリミティも他言無用で伏せている。
クロノ君にも なのはさんたちにも そして八神さんたちにも言っていない。

リミティは教えてくれなかったけど
これはきっと 最後の闇の書事件における重要なファクターなんだろう。
ならば そのまま何もしないのがきっと1番いい。
きっと・・・




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アースラで撮影された映像や観測データをもとに
今回と、一連の事件をひっくるめて 正式に【闇の書事件】として捜査されることになった。

そして 捜査主導はアースラが担当する。
元々97世界を含めてアースラの哨戒担当エリアだったので
これは当然の判断。


問題は アースラ本艦が全般整備入場してて使えないこと。
分解検査もあるので 整備が終わるまで本局から動けない。
しかし 代替艦の空きもない。







そこで これまでの蒐集現場の中心にある97世界に
臨時本部を設ける案が採用された。
場所はもちろん 海鳴市だ。
そして どうやったのか 高町家のすぐ近所だ。
数時間のうちによく不動産屋落とせたな・・・




「わぁーほんとにすぐ近所だ。
 ほら、あそこがわたしのうち」
「えっ どこどこ?」

お二人さん 嬉しいのはわかるけど引越し作業しないかい?



というわけで 日付変わって12月3日
海鳴臨時本部 通称『ハラオウン家』のお引越し中。
ハラオウン家といってもフェイトさんやエイミィさん(矯正済)もここに住むので
一般家庭というとちょっと疑問があるけど。


引越し業者もフェイクで全員アースラクルー。
ごく普通の家電製品に紛れて偽装した管理局の最新鋭機器を
次々マンションに運び入れていく。
その中には きっとリンディさんの私物なんだろう
こたつに座椅子なんかも見える。
ちなみにリンディさんは 近所の挨拶回り中だ。




「ん、お前らはその姿なのか」

小動物に変身したアルフさんとユーノ君を発見。


アルフさんは フェイトさんからの魔力消費を抑えて
フェイトさんがもっと自由に動ける形を模索中なんだそうな
今は待機形態を子犬化して実験中。


ユーノ君は 主に高町家の事情。
『飼い主が見つかった』ことにして高町家から脱出した彼、
なのはさんが『また預かることになるかも』なんていうから
フェレット姿をまた披露しないといけなくなったわけだ。
苦労人だねぇ・・・




「あーそうそう これ持ってきたんだった」

といって取り出したる袋。


「なにそれ」
「引っ越し祝い?」
「疑問形にする意味は?」
「見れば分かる」


クロノ君に渡しておいた。
中身を見てポカーンとしてたけど。


売ってるところ探すの大変だったんだからな  ハリセンボン。
もちろんあるぜ なのはさん用 フフフ・・・




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  (あと)

レイジングハートが単体で高速飛行できるように・・・
なるんですよねぇ 4期なんでかなーり先ですが
この小説がそこまで続くかは疑問

ハリセンボンは鑑賞魚店で買えるらしいです


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