リリカルフユーチャー ６章-３

一挙放出　2/4

ユーノ君は空気が読めるいい子

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某年１２月初め


現地在住魔導師　高町なのはに襲い掛かる紅き少女
なす術もなくやられ　万事休すというその時
かつて心を通わせた漆黒の少女が救いの手を差し伸べる


その風景を　赤服の少年が捕らえていた




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　　【SIDE ??? (SION) 】
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「民間人への魔法攻撃、軽犯罪では済まない罪だ」
「てめぇ管理局の魔導師か」
「時空管理局嘱託魔導師　フェイト･テスタロッサ」




リミティ、嘱託ってなに？　　（By赤服の紫音
　　　ちゃぶ台でないことは確かだよ　　（Byリミティ






「抵抗しなければ弁護の機会が君にはある」
「すると思ってるのかよ　するわけないだろ!!」



と言ってヴィータさんはバックステップで状況脱出。
いよいよもって管理局と対峙しちゃうよ　あれ。






「そこのあなた　さっきの子の仲間？」


あ、俺か。
フェイトさんには存在バレバレだったのね。

「結界ができてたんで　見に来たただの野次馬」
「嘘と冗談はかえって罪を重ねるだけだ」

嘘は言ってないけど
信じてないね　　信じてないよねフェイトさん・・・



「フェイト、大丈夫　僕の知り合いだよ」

いつのまにかなのはさんの近くに
フェイトさんの裁判を手伝いにいってたユーノ君が。
ナイスフォロー　そして正体確実にバレてる。









「・・・ユーノがそう言うなら。
　なら、あなたとユーノでなのはのことをお願い」

フェイトさんはヴィータさんを追って外へ。
すっかり管理局側の人間になってるなぁ　フェイトさん。




「さてと　しばらく見ない間にすっかり別人になったね　シオン」
「まぁ　ちょいと事情があってな
　俺のことは　そうだなぁ　『ロア』とでも呼んでくれ。
　あと、おかえりユーノ君。」
「うん　ただいま　ロア」


ユーノ君は　詳しい事情や変装している理由は聞かなかった。
持つべきものは頭が切れて空気を読めるいい友人だね。





「で、なのはさｎ・・・　高町は大丈夫なのか？」

どこで聞き耳たててるか分からないから呼び方を変える事にした。

で、ほんとに大丈夫なのかな？
みたところジャケットもデバイスも大破してるみたなんですが。
なのはさん本人は気絶してるし。


「僕の治癒魔法でも　気休めにしかならないかな。
　ロア、表の連中に覚えは？」
「連中？」
「アルフも一緒に着たんだけど
　外にいる使い魔みたいな大男に足止めを喰らってるんだ」


ザフィーラさんですね分かります。



「いや　知らんな　すまん・・・」
「そっか」

とっさの嘘だけど　すまんの語尾をグモったのを
ユーノ君は感知したようでそれ以上は聞かなかった。




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