忍者ブログ
小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
[368]  [367]  [366]  [365]  [364]  [363]  [362]  [361]  [360]  [359]  [358
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ストックの話数がマッハ
リリフユだけで2,30章くらいいくかもしれない

やっとカートリッジ云々まで話が進みます
しかし前回なのはさんは軽症で済んだので・・・








------------------------------------------------------------------------------------------
  【SIDE SION】
------------------------------------------------------------------------------------------


闇の書事件の本格捜査が始まった。

増員してもらった局員の働きもむなしく
騎士さんたちの蒐集は今もなお続いている。
変化があったといえば 今までより遠くの世界で活動してるらしいといったところか。

それは逆に 管理局に目をつけられて遠くに行っているのがバレバレで
拠点が97世界の近くにあることを教えているようなもの。
というか 海鳴市にあるんだけどね。



蒐集を受けたなのはさんや俺を含む海鳴現住組は
大事をとって捜査には参加せず 学業に勤しんでいる。
引越しから数日 フェイトさんも聖祥に転入してきたので
【聖祥美女4人組】として注目の的になっている。

休み時間になると あちこちから引っ張りだこだ。
なので学校にいる間は 俺と少女たちは基本的に直接会話していない。
そんなことをしてみろ 俺も注目の的だ。 主に他の男子から妬ましい目で・・・



------------------------------------------------------------------------------------------



12月8日



この日、なのはさんのリンカーコアの経過を見るため
俺となのはさん、ユーノ君、フェイトさん、アルフさんの5人で
管理局本局に来ていた。

アリサさんすずかさんは別用で来ていない。
アリサさんはバニングスグループの懇親会に出るため。
すずかさんは なんと八神さんちで夕食。
俺もいきたかったけど なのはさんや預けてたデバイス達も心配で
泣く泣く辞退した。  チキショー





「ありがとうございました」

医務局にある診察室から なのはさんが出てきた。


「その様子だと問題ないみたいだね」
「うん すっかり完治。
 というかもともと大事なかったんだけどね」

過保護だよなぁ医務局の人も。



「こっちも完治だよ」

一足先に合流していたフェイトさんたち。
手には大破して心配だったデバイスが キレイな姿で主を待っていた。


「元気になったんだ よかった」
  『ご心配をおかけしました』
「元気になったついでに 少し強化してあるらしいよ」
「そうなの?」
「エイミィと技術部の人がプランを考えてくれたんだって。
 それに バルディッシュたちも・・・」







実は ベルカの騎士と戦って触発されたのか
デバイスが修理中に駄々をこねてきたのだ。
【必要部品が足りません】といって 本来あるはずのないものを要求。
それを見てエイミィさんも 技術部のアテンザさんだったかな
二人でどうしようか悩んでたっけ。



要求してきたのは まさかの『カートリッジシステム』
ストレージデバイスでもミッド式には導入には調整に難航するソレは
古代ベルカ戦役時代から研究だけは進められてきていた。
先の戦いで惨敗した二機は どこで見つけてきたのかそのデータを持ち出して
自分達につけてくれと言ってきたわけだ。

普通に出回っている10年後ならともかく
特に安全性でまだまだ問題があるカートリッジ。
外部からの魔力の上乗せで デバイスにも使用者にも負担が大きい。
それを推してでも導入を希望した二機は
どうやら自分達が役立たずと判断したのだろう。



悩んでるエイミィさんの横に偶然いた俺、
一般流通するものに興味が無かったらしいリミティ(のオリジナル)は
比較的安全なカートリッジシステムのデータを持っておらず
仕方なく今あるデータをもとに できる限りの安全策をつけて技術提供した。

そんなわけで 今フェイトさんとなのはさんの手元にあるデバイスに
秘密兵器が搭載されていることを実は知っている。
でも あえて言わない。  そのほうが面白そうじゃない。
あれ、俺リミティや八神さんに似てきたかな?
気のせいだろ うん。



------------------------------------------------------------------------------------------




海鳴に帰る途中 急ぎの連絡があった。
捜査担当の局員がヴォルケンリッターを発見、取り囲むことに成功したらしい。
なにやってんだあいつら?

増員してるとはいえ 戦力としては実は大したことない局員。
本部にいたクロノ君が出動 俺らはその増員として送り込まれることになった。
俺、いっても動く気ないけどね・・・





到着後 なのはさん・フェイトさんはすぐにデバイスを起動させる。
そして いつもと違うことに気づいた。
レイジングハート・バルディッシュとも 今までにない軌道シークエンスを取っている。


「すまん 帰ったらエイミィさんが説明してくれる予定だったんだが
 二人のデバイスな 今までとすこーし違うんだ」
「え、なになに どういうこと?」
「二機たっての希望で 新しいシステムを積んでるんだよ。
 二人に相談したら驚くだろうと思って 今まで黙ってたんだ」
「ごめん もう驚いた。
 新しいシステムって 一体・・・」
「それは起動してのお楽しみ」






新システムの初動にかかるチェックシークエンスが終わり
オールグリーン・スタンバイレディ(起動準備完了)が案内される。

ふたりの魔法少女は それぞれの愛機につけられた
新しい名前を高々と宣言した。


レイジングハート・エクセリオン そして
バルディッシュ・アサルト と。





------------------------------------------------------------------------------------------




『まぁそんなわけだから 俺不参加でよろしく』
『仕方あるまい』
『ちょっと気にいらねぇけどな・・・』



新デバイス(フェイトさんはジャケットも更新)に興奮する二人をさしおいて
クロノ君をはさんで向こう ヴィータさんとザフィーラさんに
とりあえず俺なにもできないからと伝えておいた。

なのはさんたちと一緒に現場に到着した手前
さすがにロアとして出るわけにもいかず
かといって騎士たちと戦うわけにもいかず
困った立場にいる俺涙目。






「わたしたちは 貴方たちと戦いに来たわけじゃない」
「聞かせて、闇の書を完成させようとしてる理由を・・・」

「あのさぁ ベルカの諺に
 『和平の使者なら槍は持たない』ってのがあるんだけど知ってるか?」


あーうん 俺も二人は聞き方間違ってると思ったんだ。
でもって その二人は意味を理解できてない。


「あのね 話し合おうとするのに武器持ってくるヤツはいないってことだと思うよ」
「そういうこったバーカ」
「にゃ!? いきなり襲ってきた子がいう事じゃないの」
「それにソレは諺ではなく小話のオチだ」


どんな小話でそのオチに行き着くのかが気になる・・・







とまぁ 時間稼ぎだったのか偶然なのか
そんな話をしてる間に向こうの増援(シグナムさん)が到着。

6対2から6対3へ 数の上では依然こっちが優勢だけど



「みんな、手出さないでね わたし、あの子と一対一だから」


「マジか」
「マジだよ」
「マジみたい」

そんなことお構いなくタイマン宣言するなのはさんェ
あの子呼ばわりされたヴィータさんもまたやる気だから困る。
タイマンならベルカの騎士が優位と 考えが古いんだから・・・



「わたしも彼女と・・・」

フェイトさん あなたもですか。
どうやら前回のリベンジらしいです。
同じくシグナムさんもやる気でアレ。



「あたしも野郎にちょいと話があるんでね」

飼い主に似すぎだぜアルフさん。
似たもの同士なのか ザフィーラさんも片手で挑発してるし。



結論:
  数の有利なんて最初から無かった。






『全く君達は・・・  だがそういうことなら
 丁度いい、僕らで闇の書の主を探すんだ』


クロノ君からの念話。
残った野郎3人で周辺捜索するらしい。

目の前に居る騎士3人は 闇の書を持ってるようには見えない。
隠し持つ意味もないので 書は残りの一人か主が持っていることになる。
書本体か主が見つかれば 捜査もこの場も非常に有利になるだろう。
俺は双方が引いてくれればなおありがたいんだけどなぁ・・・



『僕は結界の外を探す 紫音は一緒に外に来てくれ。
 ユーノは結界の中を頼めるか?』
『分かった』 『うん』
『一応、アンノウンにも注意してくれ。
 ユーノの友人とはいえ まだ敵か味方かはっきりしないからな。
 妨害 もしくは敵対の可能性も捨てきれないからね』
『『・・・了解』』


何も知らないクロノ君の最後の言葉に
ユーノ君(正体を知ってる)も俺(本人)も 返す言葉に迷った。
出た答えが同じだったのは偶然。



------------------------------------------------------------------------------------------

  (あと)

リリフユなのはさんは2期ジャケットなしの方針になりました
これは後ほど とある子にも影響します
さすがに3期は変更かけますけどね
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
当ブログの小説

最新のものは下記『最新記事』から
過去作品は小説一覧からどうぞ
ツイッター
総合ブログ・小説ブログ共通
鉄系orなのセントツイート多し
ブログ更新のツイートも一応あり

相互フォロー・デュエルメイト募集
ツイッターDMでお気軽にどうぞ

 
TweetsWind
ブログ内検索
最新CM
[05/04 ライト]
[02/06 管理人]
[01/28 ライト]
プロフィール
HN:
渡有くれは
性別:
非公開
自己紹介:
そろそろ新人も何ですのでHN更新しました。 
渡有(とある)くれはと申します。 
本日は当書庫をご利用いただきまして ありがとうございます。


当ブログは
メインサイト『総合商事ビルOKIRAKU』の
コンテンツのひとつです。
メインサイトへはリンク『総トップページ』よりどうぞ。
カウンター

Copyright © とある書庫の片隅 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]