小説置き場
通常は3の倍数日に更新します
取り扱い:リリカルなのは二次SS
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
1回分更新空いたので
今回連投してます
ユーノ君は本当に凄い子だよ
今回連投してます
ユーノ君は本当に凄い子だよ
------------------------------------------------------------------------------------------
【SIDE SION】
------------------------------------------------------------------------------------------
ユーノ君が無限書庫に赴き
本の山から探し出した資料が順次届いてくる。
関係者にはその全てが公開される。
俺を通じて それらは守護騎士の目にも入っていった。
「【夜天の魔導書】か。
なるほど かすかだが確かに覚えがある」
「紫音を信じないわけじゃねぇ。
でも、これを信じろって言われてもすぐには・・・」
「だが 真実なのであろう。
我々に対して 紫音が嘘をつく理由も無いし
私には嘘をついているようには見えん」
「でもさぁ・・・」
ヴィータさんは信じたくないらしい。
それもそのはず ユーノ君が持ってきた資料には
張本人たる彼女たちが知らなかったものが多いのだ。
闇の書は 壊れている。
その一言だけでも騎士さんたちを罵るのには十分だろう。
ご丁寧にどこがどのように壊れてるのかまで ユーノ君は見つけ出してきた。
まず 名前が違う。
製作当初の つまり真名は【夜天の魔導書】
次元世界各地を回り いろいろな魔導術式や技術を蒐集して
研究資料として使われる目的で作られた本型のストレージデバイス。
幾人の所有者を経て 何人目かは分からないが
何らかの意図でプログラムを改変された結果
世界を旅する機能が無限転生へ、
破損資料の修復機能が驚異的な自動修復へと変化している。
主との融合機能や騎士さんたちも 後付されたものという説が有力。
さらに問題なのが 蒐集や破壊を望まない主に当たった時を見越して
一定期間蒐集無き場合の催促として 主自身の資質・身体への侵食。
八神さんの足にそれが来てるのは間違いない。
そして完成したらしたで それまで集めた技術と主の魔力を際限なく使い
無差別破壊を行わせるという徹底ぶり。
この改変をした人は 世界の全てを否定でもしたかったんだろうか?
愉快犯だったらイッパツ殴ってやりたい。
あと 数日でここまで調べ上げたユーノ君本人が
ロストロギア級だと思うのは 俺だけじゃないよね?
------------------------------------------------------------------------------------------
「とんだ改変をしてくれたものだ。
そして自分のことながら それに気づかなかったとは」
[[転生時に不要な記憶を消されてるのかもしれないね。
もし気がついても 次に目覚める時は覚えてすら居ない]]
「だろうな 現にこの資料を見るまで全く気づかなかったのだから。
しかし 我々はこれからどうしたら良いものか・・・」
知らぬことにされていたとはいえ 自分達の行為は謝罪してもしきれないものだ。
歴代の主がすべて温厚だったわけではない。
蒐集などの機密保持のため命を奪っているかもしれない。
そして 今このときの自分達の行為も
果たして正しかったのかという疑問が生まれる。
さっきも述べたが 現在の闇の書は全頁が埋まると無差別破壊に全力を挙げる。
主の意識なんてお構いなしだ。
つまりこのまま収集を続けると 八神さんが重犯罪者にされかねない。
かといって蒐集を止めると 催促をかけてくる。
起動して4ヶ月は何もしなかった時期がある。
表には出さないけど 既にかなりの苦痛があるはずだ。
「何か 何か手はないものか」
[[なくも無いんだが・・・]]
でた、おなじみリミティの爆弾発言。
[[魔導書型のストレージデバイスは昔から基礎構造は変わらないからね。
狂っている部分を照合してイニシャライズ(初期化)するか
他のストレージにデータを移動できればあるいは]]
「できるのか?」
[[問題なのは外部アクセス権なのだよ]]
改悪された闇の書の中でも 最悪の部類にはいる改悪点、
正式な主と認められなければシステム自体にアクセスできないようになっている。
それだけなら普通のセキュリティ機能なんだけど
無理にアクセスすると 主を飲み込みつつ強制転生する仕様になっている。
第三者が外からいじることができないようになっているのだ。
ちなみに下位プログラムである守護騎士システムからも
システムの根本的なところはアクセスできない。
[[結論を言えば 八神君に主になってもらってから書に掌握されるまで
ほんのわずかな時間のうちにシステムハックをかけねばならんわけだ。
それも八神君がアクセス権を設定した上で]]
「いずれにしても 主には話さねばならんわけか」
「でもはやては 絶対反対するぜ」
「命令してでも止めようとするやもしれんな。
命とあらば我々は逆えぬ」
「完成ギリギリまでは話せないね」
結局 蒐集は継続、
完成直前に八神さんにカミングアウトする方向で決まった。
それまで隠し通せるか・・・
------------------------------------------------------------------------------------------
(あと)
原作と順番が前後してます 仕様です
本来ならこの話 フェイトさんが蒐集された後です
数日で資料掘り当てたことになります ユーノ君凄いよユーノ君
シルバーカーテン使ったらアクセスできそうな気もしますが
主候補のはやてちゃんがご健在だとすぐバレるから無理という裏設定
PR
この記事にコメントする