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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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8章に突入
今回から 少しだけ展開が変わります


うp強化月間期間中のご来館ありがとうございました
現時点で リインがいいタイミングで出せそうなので
来月は通常サイクルの更新に戻ります ご了承ください

ちなみにストックは 現時点で16章に入ってるんですが・・・








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夜天の書の主 八神はやての入院によって
帰宅の枷が無くなった騎士たちは 寝る間も惜しんで蒐集活動を始める
そのため事後捜査も要する管理局でも 抑えることが困難になっていた

蒐集に遭ったフェイト・テスタロッサの魔力回復もはかどらない中
立場を決めかねている者が 管理局側の中にひとり・・・





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  【SIDE SION】
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12月15日



先日の砂漠の一戦で負傷していたフェイトさんが学業に復帰した。
表向きは軽い体調不良ということになっている。
真実を知るのは 魔法に関与する俺と仲良し少女たちのみ。




登校時 その仲良し少女たちのひとり
なのはさんから そっと手紙をもらった。
ラブレターなんて甘酸っぱいものではない
なのはさんならきっと 手紙書くよりも直接言ってくるタイプだ。


手紙の内容は ”放課後時間を空けてほしい” というものだった。
真意は簡単に読める 話がしたいのだろう。
内容も 言わずともかな。







「で、屋上に来たわけだけど」
「うん」
「ひとりなんだな てっきりクロノ君が控えてるのかと」


なのはさんは ひとりで待っていた。
護衛のサーチャーすら無い。
想定外でした。


「内容が内容だから みんなには聞かれちゃいけないかなって」
「うんまぁ 正解といえば正解かも」


リミティと 屋上の出入り口でこそこそ隠れてるお嬢様ズを除けば
なのはさんとふたりっきりの青春ですね。


「・・・ごめん 場所変えようか」
「いいけど どこに行くの?」
「どこに連れて行かれても驚かないでよ」
「わかったの」




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最近シャマルさんに教わった転送魔法(アルザ式に改良済)で
聖祥屋上から転送した場所は
壁も天井もSFちっくな どうみても研究所的ダンジョン。
アースラ本艦よりSFちっくなんじゃなかろか 艦長の部屋とか艦長の部屋とか



「・・・どこ ここ」
「みんなの手伝いしてる間に見つけたんだ。
 この世界の住人は近くには住んでない 秘密研究所跡ってとこかな」





跡としたのは この施設に誰も居ないことを確認済だから。
なにかの研究をしていたらしき痕跡はあるんだけど 既に無人になって久しいらしく
施設直結の設備以外は持ち出されているか壊れていた。
机にホコリがめいっぱい乗っかってた部屋もあったっけ。

資料が一切なく なんの研究をしていたかも分からない。
野生の魔力持ち動物が1匹住み着いていたのが蒐集対象にならなかったら
きっと誰の目にも留まらなかっただろう。



不思議なのか そういうセキュリティになってたのか
この研究所の壁はサーチャーの通過検査光を通さない。
さらに 高出力なものほど魔力通信を遮断する機能を持っている。
念話は通るんだけどね。
おかげで自分から明かさない限り 俺らがここにいることが外部にバレない。
なのはさんも その手の話をしたくて俺を呼び出したので
よっぽどのことが無い限りは管理局側に連絡しないことを約束してくれた。





「で、俺を呼び出した理由は
 ・・・だいたい想像ついてるけど」
「話が早いと助かるの。
 ヴィータちゃんたちと一緒に蒐集してる理由 聞かせて欲しいなって」


やっぱそこでしょうね
気になってたんですね。


「話すと長いよ?」
「大丈夫 お父さん達にはお話してきたから。
 このまえの男の子の家に遊びにいってきます って」


それ俺の死亡フラグだと思うんだ・・・






なのはさんの雰囲気からして たぶん振り切れないだろう。
この世界に連れてきた時点でそう割り切ってる俺は
八神さんとの出会い 海鳴市が樹木で覆われたあの日のことから
話せる限りのことを話した。

これには八神さんが夜天の書の主であることも含まれる。
アースラスタッフが血眼になって探している人物と繋がってるというだけあって
ここで1番驚いていたなのはさん。



「ということはヴィータちゃんたちは
 夜天の書のこととか 全部集めたらどうなるかとかは知ってるんだよね」
「うん 話した」
「それでも集めなきゃいけないの?」
「うん 今話したとおり。
 なるべく動物相手に アフターケアも忘れずにやってる」
「わたしたち以外に魔導師の被害者が居ないのはちょっとほっとしたの。
 でも、そういう事情だったらもう少しわたしの魔力使っても良かったのに」


そりゃ俺も あのとき分かってたらシャマルさんの手止めたりしなかったんだけどさ。
闇の書の蒐集って 同じ相手から2回以上魔力取れないんだよね。
フェイトさんが今負傷状態 なのはさんも少量ながら1回蒐集済だから
もう二人から蒐集できないわけ。


「えっと 事情話してアースラのみなさんからおすそ分けしてもらうわけには・・・」
 [[難しいだろうね。 管理局員として犯罪加担はしないだろうし
  過去の闇の書事件の被害者でもいれば 復讐に走るとも限らないだろう。
  ハラオウン親子はその危険性は無いと思うが]]
「うーん 難題なの」


ユーノ君でも贄に出すか?



「とりあえず お話は分かったけど
 わたしに手伝えることって ほんとに無いのかな」
「騎士さんたちは犯罪行為って分かってて それも覚悟の上でやってるからね。
 俺も似たようなものだけど
 他人、それも管理局と接点の深いなのはさんは難しいんじゃないかなぁ」

ヴィータさんあたりは難色だすだろうし。



ま、話だけでももってってみようか。





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  (あと)


日付は適当 というわけでもない
前回から1週間経過してます

研究所跡は後々何かに使います
それが空白期なのか3期なのかはまだ定かではないですが




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