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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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ほな ちょっと頭冷やそか   的な?







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  【SIDE SION】
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12月22日





「こんにちわー(x6)」

「いらっしゃい 来てくれてありがとなー」




八神さんの病室に集まる 海鳴在住の魔法少女+@
今日はフェイトさんの回復を待っていて延び延びになっていた
お見舞いにやってきました。
メンバーは俺となのはさん、フェイトさん、
お嬢様ズと 一昨日本局から帰ってきたユーノ君。
アルフさんもいたんだけど 病院はペット同伴できないんだよね。



「はやてちゃん 具合良さそうだね 良かった」
「まぁ悪いのは足のほうやからな わたし自身は思いのほか元気やで」
「・・・だいぶ進行してるんでしょ」
「今は元気やよ?」



会話を見ていただければ分かるとおもう。
なのはさんとの平和的お話の後 俺は騎士さんたちと相談し
信頼できる可能な限り最低限の関係者に情報公開と協力を求めた。
具体的には お見舞いに来たメンバーと アースラの上のほうの数名だ。

過去、管理局への【敵対】はあっても【協力】は無かった騎士さんたちだけど
八神さんの症状進行が思いのほか早く そうもいってられなくなった。
シャマルさんの診断で クリスマスが峠ということが分かっている。
八神さん本人には昨日のうちに騎士さんたちから話が出されてるはずなんだけど・・・




その騎士さんが全員居ない件について
「あぁ みんな疲れが出たんやないか?
 昨日結局 面会時間ギリギリまで説教やったし」


みなさん 乙&南無です。
ちなみに面会時間無かったら徹夜説教も考えてたらしいです。




「一応話しておくけど 今回はやては命を出したわけでもなく何も知らなかったわけだし
 今後もその気は無いだろうから『闇の書事件』としては罪を問われないって
 クロノは言ってたけど・・・」
「もちろんそんな気は無いで 従者の罪は主の罪や。
 わたしも含めて皆で時間をかけてでも償わなきゃならへん。
 そのためにも がんばって成功させな」



夜天の書は 今時点で640頁ちょいが埋まっている。
残りだいたい20頁。
協力を申し出たとはいえ 管理局監視下での犯罪行為はできない。
そこは これまた平和的協力者によって賄われる。



「・・・ほんまにええんか? 安全とはいいきれへんのやで」
「平気 自分で決めたことだし 大事なお友達のためだもの」
「左に同じ あまり自分を責めちゃ駄目」


誰とは言わない お人よしなお嬢様ズ。
足りなかったら(たぶん足りない)ユーノ君も提供。
なのはさんフェイトさんは蒐集済だから
あと差し出せられるのは俺なわけだけど




「紫音君にダウンされちゃったら絶望的やからなぁ」
「そうだよ 今回の作戦の要なんだから」
「計算上は十分なはずだから 大丈夫だと思うよ」



つくづく思う なのはさんからの蒐集邪魔しなければよかったかなぁ






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2日後




病院の屋上に集まって 最後の蒐集を行うことになった。

騎士さんたちの元気が無い。
あれから結界を張れば思う存分できることに気づいた八神さんが
気が済むまでずっとO☆HA☆NA☆SHIしたらしい。
騎士さんのライフはゼロを遙か昔に突っ切った。
後先不安である。



「で、本当にいいの?」
「・・・ああ 二言は無いよ」

答えたのはネコ耳生やした局員さん。
クロノ君の捜査の結果判明した あの仮面の正体のひとりなんだそうな。
今回 謝罪を兼ねて蒐集候補として来てもらった。


「1つだけ言わせてくれないかしら。
 私たちのやったことは 闇の書事件の被害者をこれ以上増やさないため。
 私怨とか復習とか そういうのは一切無かった。 これだけははっきりさせておくわ」
「・・・父のことを言ってくれているのならば すまなかった」
「だからなにも無かったんだって」



ネコ耳さん リーゼさんというらしいけど
彼女と姉妹の子は実は使い魔で その主が驚くなかれ
フェイトさんの保護監察官こと ギル・グレアム氏
久々に名前出たね。 とんだ大物が裏で動いてたのか。

あとで聞く話だけど 11年前、前回の闇の書事件でいろいろあって
クロノ君のお父さんが殉職 そのときの責任者がグレアム氏
11年間ずっと悩んでたんでしょうね。 その結果が今回の行動に出たらしい。


グレアム氏とリーゼ姉妹さんは
闇(夜天)の書の【冷凍封印】を計画していたそうな。
長年独自に調査して方法を発見、
八神さんの存在を知って 定期的に監視、
止めに入ったアースラクルーを妨害しつつ蒐集を行わせ
封印可能な【起動直後】を狙って専用デバイスまで用意してたとか。

そういえば八神さんちにたまーに来てた
珍しい毛色のネコが2匹いたっけ。
あれがリーゼさんだったのか。



そんなわけで 起動させたところに横槍いれようと準備してたのを
裏づけ捜査も終わったクロノ君に問い詰められ自白
グレアムさんは捜査妨害罪で自室軟禁中
リーゼ姉妹のうち片方はガッツリ蒐集されて動けず
今ここに来てるリーゼさんが代表として謝罪しにきたわけですね。


「まぁ 怒ってはおらへんよ。
 グレアムおじさんがそういうことを考えてたのは ちょう残念やけど
 みんなの為思ってやってたことなんやろし。
 でも大丈夫や 今日で全て終わらせるんやから な?」
「そうだね すべての【闇の書事件】に決着をつけられる」






ちなみに現在のプラン。


1・提供された魔力で蒐集を完了させる

   リーゼさん アリサさん すずかさんの3人分で計算上は足りるはず。
   足りなかった分はユーノ君が提供予定。


2・たぶん暴れだすだろうから外でがんばってる間
  中から八神さんに外部アクセス権を設定してもらう

   3を行ううえで必要な設定。
   これをやらないと弄った直後に書が転生しちゃうからね。


3・何も入ってない書架ストレージデバイス素体に
  夜天の書の安全なところを移植する

   ストレージデバイス素体は 大容量で使えそうなものを
   ユーノ君が無限書庫で選定してもってきてくれた。
   記録量が足りるかがちょっと心配。


4・残った危険なデータを闇の書本体と共に破壊

   転生関連のデータが危険なものだったら
   先にデータを壊すことで転生を阻止する
   あとは アースラ本艦が最終兵器でふっとばして終了




2の確実な実行と補佐のため
400頁と主承認が必要だった書の管制人格さんも起こされている。
思いっきりマイナス思考だったのが災いして その日は八神さんのお説教ターンになったけど。


『最終確認を終了 ですがやはり防衛プログラムにはアクセスできません。
 できる限り阻害はしてみますが 確実性を欠きます。
 我が主、本当に宜しいのですか?』
「やる前に出来ないって決め付けるのはあかんって言わなかったか?」
『申し訳ございません 善処します』
「善処やない 全力全開や。   おっとこれはなのはちゃんの台詞やな」
「にゃはは・・・」



病院をこっそり抜け出し 念のためと用意された文明荒廃した無人世界
関係者たる八神家の皆さんと 現地魔法少年少女たち、
軌道上にはアースラとクルーの皆さん みんな準備は終わっている。


「万が一失敗した時は この場に居る全員を含めて
 この星ごと破壊しなければならない 覚悟はできてるかい?」
「そうならないように動くだけだ 覚悟なんてあって無いようなものだよ」
「「そうだね(よ)」」


戦力は大いに越したことはないとばかりに
デバイスを最大形態にしてるなのはさん&フェイトさん
ほらね 使うなって言われてるのに やっぱり自重しないよこの二人。
あとで技術部の皆さんが苦労するんだろうな。







「それじゃ 最初で最後の蒐集命令や」
『ご協力に感謝する』


といってもリーゼさんは半ば強制なんだけどね。


リーゼさんから8ページ
アリサさん・すずかさんからそれぞれ6ページ分の蒐集が行われる。
最後の頁に文字が入り 無事に全頁蒐集が終わった。
3人はすぐさま安全なアースラ本艦に収容。


ここからが問題だ。
防衛プログラムが全頁蒐集を感知して 強制起動に入る。
管制人格が裏で阻害しつつ 八神さんの管理者権限の奪取を試み
外部アクセス権を獲得するまでは こっちで外を押さえないといけない。
無情のプログラム相手だ 苦しい戦いになるだろう・・・





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  (あと)


いつのまにかOHANASHI属性がついたはやてちゃん
どうしてそうなった?







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