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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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一挙放出 4/4

このあとは もすこし風邪がなんとかなったら
続きをあげます









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未知の結界により判別不明だった戦況が
SLBによる結界破壊で アースラにも届くようになる。

映像として映し出されたのは 前線で戦っていた管理局正規登録済みの魔導師3名、
少し離れた場所にいる SLB発射元、現地在住の少女1名と 少女に寄り添うアンノウン1名、
そして 今回の加害者と思われる3名。
いや、離れたところにもう1名確認された。


加害4名の身元は アースラトップ2である クロノ執務官が記憶していた。
それは離れた1名が持つ大きめの本を見て 執務官の推測から確信に変わる。

時空管理局【最後の闇の書事件】の 管理局本格捜査を始める決定的な動機となった。




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  【SIDE ROAR】
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なのはさんの砲撃により 穴の開いた結界はその機能を失った。
その穴から管理局のサーチャーが入り込み 状況を読み取っていく。
同時に 騎士たちの撤退が始まった。


「大丈夫か?」
「疲れたけど 平気。  ありがとう」
「そうか それじゃ後はスクライアに任せるとしよう」



なのはさんを壁に寄りかからせて 俺は立ち上がる。

「ロア・・・ さん?」
「あいつらを追う」


なのはさんのことはユーノ君に任せて 俺も転移した。
場所がバレないよう シルバーカーテンで追跡を振り切りながら・・・




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  【SIDEOUT】
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現地在住魔導師 高町なのはは
程なくして アースラの医務局に収容された。

医務室での検査で リンカーコアの蒐集が確認される。
本人は大丈夫と言うものの 大事をとって本局へ搬送されることになった。
その間 結界に阻まれ応戦できなかった他の現地魔導師の協力により
高町家への連絡(魔法関連は偽装)が成される。

高町なのは所有のデバイス【レイジングハート】
および前線で戦っていた フェイト・テスタロッサのデバイス【バルディッシュ】は
相手からの猛攻で 共に大破していた。
こちらも本局に到着次第 修理が行われることになる。




その一方 加害者4名とアンノウン1名の行方は
追跡を振り切られ 完全に撒かれてしまった。

しかし唯一残せた記録から ロストロギア【闇の書】の再来を確認、
以降の捜査は アースラスタッフが受け持つことになる。
旗艦の整備があるため 別の艦を仕立てるか 臨時司令部を設ける必要があった。




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同刻 海鳴市某所



加害者たる騎士たちは 管理局の追跡を撒いた後
事前に決めた集合場所で合流、帰路についていた。

今回の魔導師襲撃を管理局に察知され
これまで以上の苦戦は必至、
今後どうするかと話し合いながら自宅が見える場所まで来る。
そして 家の前に人影があることに気づいた。


さっきまで 敵方に居た人物が
待ち伏せていたのだった。





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  【SIDE ROAR (SION)】
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騎士たちは 八神家の前に俺がいることに気づき
驚きと焦りを隠し切れないようだ。
そりゃそうだよな 管理局側に手を貸してた俺が
絶対秘密にすべき場所にいるんだから。


「貴様・・・」
「うろたえるな 慌てずとも管理局はこの場所を察知していない」
「お前も管理局の仲間だろう 先程の場所に居ただろうに」
「それなら ここに俺だけが居るのはおかしいだろう 精鋭1個中隊は必要だ」


管理局の武装局員ってのは 意外とあまり強くない。
当初プレシアさんを逮捕する時も かなりの人数を使った。
あまり役に立たなかったのは秘密だ。


「それにな お前らも八神さんも無事で 内心ほっとしてるところだ」
「主を知っている!? 貴様一体・・・」
「あぁ まだこの姿だったもんな すまんすまん」




ライアーズマスクを解除。
一瞬にして 元の姿に戻る 便利だなぁこれ。

「なっ・・・」
「そんな しおん君」
「管理局の犬だったのかよ」
「犬はザフィーラさんだr「狼だ」そうですねごめんなさい。
 先に断っておくが 管理局にツテがあるのは認めるが 局員ではない。
 むしろ局員にスカウトされてもお断りだ」
  [[今の管理局は上が真っ黒だからね]]




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騎士たちが俺に問いただしたいことが大量にあるのは分かるつもりだ。
少しでも管理局と繋がってる人間と つい最近まで一緒にメシ食ってたくらいだからな。


しかし それは後回し。
家の前で話し込んでたら何も知らない八神さんに見つかって
寒いからはよ入れと言われたので 俺への取調べは一旦保留。
蒐集活動を八神さんに秘密にしてるから
騎士さんたちも言い訳を思いつかなかったんだろう。






「紫音」


八神さんがお風呂にいったっところで
シグナムさんが話しかけてきた。
この時間まで引き止められてたことが不思議だったけど
おそらく このタイミングを待ってたんだろう。


「お前が信用足りる人間と言うことは分かってるつもりだ。
 あのときの真っ直ぐな目は変わってないようだし
 自分の目を曇らせた覚えも無い」


あのとき とは数ヶ月前に
突然始まったシグナムさんとの模擬戦のこと。
ミッド式魔法しか使ってなかったこともあって
結果はシグナムさんの勝ちだったけど 俺も一度だけ拳を当てた。
その一戦交えて シグナムさんはようやく俺を信用してくれたのだ。
他の騎士さんたちは日常生活で信用してくれてたんだけど。



「だがそれ故に 今回のことは残念でならない。
 どうして黙っていた?」
「管理局のツテのこと?」
「そうだ」
「言ったら どうしていた?」
「お前を倒さねばいかなかっただろう」
「だから言わなかった。 それに八神さんにも隠し通せないでしょ
 俺も蒐集始めてるのも 八神さんにはナイショにしてたようだし」
「気づいていたか」
「八神さんを助けるためって程度には」



97世界周辺で起こっている魔導師襲撃事件のことは
ユーノ君の話で少しだけ聞いている。
今までは魔法生物に限ってきた蒐集を
魔導師相手に行使しないといけないほど事態は進んでいるということでしょう。

そして今回の なのはさん襲撃で
管理局側にホシの目処が立っただろうということも
シグナムさんは感じ取っていた。
過去何年にも渡って管理局と対峙してきた騎士さん、
服装こそ歴代の主の趣味で変わってきたが 顔容姿はそのままらしいからね。







「1つはっきりさせてくれ。
 お前は我々の敵か? それとも管理局の敵か?」
「どちらでもない しいていえば ”友人の味方”だよ」
「・・・なるほど 変装していたのもそういう理由か」
「そういうこと」



騎士さんたちは きっと管理局側に顔がバレたけど
俺はISの影響で ケモっ子顔のほうしかバレてない。
”紫音”としてバレなければ変装としては成功だ。
逆に言えば バレると困る。  トップ含めてほぼ全員に心当たりが出来る。
シグナムさんもそのへんを感じ取ってくれたようだ。


仮にあそこで俺がそのまんま出ていれば
なのはさんと一緒にアースラに乗って本局、
そのまま管理局側として参戦させられるだろう。
万年人材不足の管理局だ。
あの手この手で参加させようとしてくるだろうし。

同時に 騎士さんたちはあの時点で俺が向こうと繋がっていることを知る。
驚きが顔に出ないとも限らない。
運悪くその様子がクロノ君あたりに見られたとしよう。
俺が騎士さん ひいては主と接点があると 即座にバレる。
地球オワタフラグ、これはなんとしても避けたかった。


今クロノ君から直接連絡が無いところを見ると
この2つは無事回避できたらしい。
そのかわり携帯には 主にアリサさんからの不在着信が
マシンガンのように来ているけど。




「先程からずっと鳴っているのは 友人からか?」
「たぶん なのはさんが大変なんだって伝えたいんだと。
 あ、なのはさんってのは さっき俺の隣に居て
 シャマルさんが蒐集してた子ね」
「・・・すまん お前の友人を巻き込んでしまった」
「春にも似たよう台詞を聞いた気がするけど・・・
 きっとそういう運命だったんでしょう と思っておきます」


「そういうことなんで 表だって手助けも出来ませんけど
 多少情報を流すくらいはできると思いますし・・・
 そろそろ俺行きますね。 電話でないと何言われるかわからないので」
「・・・ああ」





八神家を出てしばらくしたところで 電話を取る。
直後 今度は罵声のマシンガンが襲ってきた。
俺、何したよ・・・






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