忍者ブログ
小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
[342]  [341]  [340]  [339]  [338]  [337]  [336]  [335]  [334]  [333]  [332
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

いつもより更新間隔が開いたお詫びも兼ねて
もう1話投降


いろいろとバレるお話







------------------------------------------------------------------------------------------
  【SIDE SION】
------------------------------------------------------------------------------------------



ビッグなネコの一件から1週間
あれからジュエルシードも あの少女も見つかっていない。



というのも 空いている時間を全て捜索にまわしていた今までと変わり
みんなの魔法の練習時間を作ったことが大きいと思う。

この先 あの少女と遭遇する可能性はきわめて高い。
そうなったとき 少女と対峙するとき なんの練習もしないで勝つのは無理がある。
自主訓練していたなのはさんの提案で 少しでも自分の力をつけるためにも
小学生の勉学のほかに 魔法の座学とイメージトレーニングや実地の練習を取り入れたのだった。




これには俺のほか 先日素質が開花したお嬢様たちも参加している。
相手はおそらく正規 もしくはそれ相応の訓練を受けた魔導師
少しでも戦力は多いほうがいい。  そういって彼女達も志願してきた。
実戦経験が無いので まず魔法に慣れることからスタートだけど
どうしてこうして この二人飲み込みがなのはさん以上に早い。



バニングスさんは名前からして炎系が得意かと思いきや
まさかの水・氷系の素質が浮上してきた。
凍結による足止めと 冷気を纏ったデバイスでの近接戦闘、
水流を使った反らすタイプの防御手段を得意としている。
反面 精密な補足が必要な射砲撃は苦手。

月村さんは 曰く家系が元々特殊で驚異的身体能力を持ち
そのまま格闘戦に持ち込むほか 射的物のセンスを持っていた。
バニングスさんとは逆に 射撃も得意 オールラウンダーである。


そしてふたりとも リミティ設計・製造のデバイスを既に持っている。
バニングスさんは槍型の【トライデント】  月村さんは弓形の【シェキナ】
どちらも素材は日本製 月村財閥が裏で動いているようだが 俺は知らん。
月村さんのお姉さんには魔法のことは話してないようだが・・・




------------------------------------------------------------------------------------------



そういうわけで 魔法にも慣れてきた数日を経て またまた休みがやってきた。
しかも今度は連休で 温泉旅行に誘われてたりする。
独り身の俺、昔じいちゃんと二人で行ったことある温泉なんだけど
こういう団体旅行の経験がないので すごく斬新な気分だ。


この旅行には 高町家の皆さんと 月村さんのお姉さんとメイドさんが二人
バニングスさんと俺とユーノ君が参加している。
いや、ユーノ君はフェレットだから人数に入れるべきではないか。



『とにかく 今日は魔法のことは忘れてゆっくり楽しむといいよ』

とは、そのユーノ君の発言。
訓練も休み無く続けては効果を薄めてしまう。
適度な休息も必要なのだ。

まさかこのとき 温泉宿がある山奥にまで
ジュエルシードが飛んできてるとは思っても見なかっただろう。
俺自身も思ってなかった。












車2台で山奥の温泉宿にやってきた一行。
お嬢様たちは目に留まった泉のコイに駆けていった。


「変わってないなぁ」
「ん、八雲君はここ初めてじゃないのか」
「はい 小さい時に じいちゃんと来たことがあります」
「そうか」

そういいながら荷物を降ろす士郎さん。



この人は一度、俺を高町ファミリーに引き込もうとしてきたことがある。
最初のジュエルシード戦のあと なのはさんがうちに来た時
俺が一人暮らしと知った高町の皆さんが提案してきた。
俺は 今の家から出る気は無かった。
思い出もいっぱいあるし なにより不自由しなかったから。
汎用機人を甘く見てはいけない。
その気になれば家の屋根修理だってできるぜ。









温泉宿に来たからにはやることがある。



温泉に入る




はいごめんなさい当然ですね。
そゆわけで 学生組は早速温泉を満喫することに

といっても大半が女性
男湯女湯に分かれてる温泉には 分かれて入るしかないわけで・・・



「ユーノ君もってくの?」
「え、そだよ」

ユーノ君ってオスじゃなかったっけ?



嫌がるユーノ君
しかし無駄な抵抗 多対一で俺になにができるわけでもなく
ユーノ君は女湯へと拉致されていった。
ハーレムというやつですね分かります。











で、俺は恭也さんと一緒なわけで。
ほかにお客さんがいないのは まだ早い時間だからだろうか?



「お、いい体してるね 鍛えてるのかい?」
「恭也さんの身体みたらまだまだだなって思いました」

なにあの鋼のボディ 斬鉄剣でもないと傷ひとつつかなさそうな」
「さすがに刃物だと切れるかなぁ」

おっと 声に出てたらしい。



聞けば 士郎さんの一族に伝わる武術があって
恭也さんと 現在女湯でキャッキャウフフしてる美由希さんがその武術を修行中らしい。
そういえば家に道場があるって言ってたな なのはさん。

と、いうことは 士郎さんの身体は斬鉄剣に勝てるかもしれないってことか?
テラコワス


「鍛え方が普通の人と違うからね。
 父さんは実戦で 修羅場も潜り抜けてきているし」
「じ、実戦すか おかしいなぁここ日本だよね」
「もちろん海外で仕事してた時の話だよ」

一瞬ヤのつく職業の方々と死闘してるのかと。




「鋼のボディといえば 君もだろう」
「え、そうすか?」

力瘤がすごいとか 腹筋が割れてるとか
そういう自覚は俺ないんだけど。

「主に手足の話さ」
「!?  どうしてそれを・・・」
「知り合い というか今日来てる忍の家のメイドさんだけど
 彼女たちも似たような境遇でね 彼女たちツテで」



月村家のメイドさんというと ノエルさんとファリンさんか。
あの二人も機人なのか?

話だけということは どこからか見てたとかではない模様。
魔法云々はたぶんバレてないとは思うけど
俺の身体のほうがバレてたとは・・・



どうやら気づいたのは恭也さんとお姉さん、メイドさん2人だけの模様。

「みんなにはナイショにしておいてくださいね」
「ああ 忍にも言っておくよ。  しかしどうしてそんな身体に?」
「昔、ちょっと・・・」



女湯側はキャッキャとにぎやかなので聞こえていないだろう。
念のため声をひそめ 3年前の事件を恭也さんに話した。
なのはさんたちは真相全部知ってるけど バニングスさん・月村さんには痛々しい話だからね。
リミティ(今も指にしてる)のことも若干バラさなきゃいけなくなるから
できるだけ魔法に繋がらない単語を選びながら。


「今の話 俺の他には?」
「なのはさんは知ってます 他の人には話してません」

フェレットのユーノ君は数に含まない。

「そうか 父さんに話せば敵討ちくらいはできると思うけど」
「この話は気にしないでください。 俺もあまり外に出したくないし
 それにこの話 聞いたらきっと高町ファミリーの勧誘材料にしてくるでしょうから」

恭也さんはあまり強引なことしなさそうだけど 士郎さんがコワス・・・



「そうか 分かった。  それと八雲君」
「なんでしょう」
「今度 手合わせをしてみたいんだが」
「お断りします 勝てる気がしません」

ただの格闘戦がうまいガキが 正統派武術使いのお兄さんにどう勝てと?






------------------------------------------------------------------------------------------






このあと皆で宿の探索することになってたので
先に上がった俺は少女組を待つことに。





「見つけた」

うん? 客間のほうから知らない声が・・・

「あんただね ジュエルシードの捜索者のひとり」
「!? ということは こないだの少女の関係者」
 [[いや、人間じゃないね君]]

少し大柄な女性がにやりとしている。


「あんたたちもこの付近のジュエルシード 感知してたとはね。
 せっかくだから温泉とやら満喫しにきたら 思わぬ朗報だよ」
「えっ、あるの ジュエルシード」
 [[私は感知してないよ?]]
「えっ・・・」

巷ではこれを自爆と言う。





「と、とにかく これ以上関わるのはやめとくことだね。
 あまりオイタがすぎるようなら ガブッといくわよ」
「そりゃ無理な話だ こっちはアレの【所有者】の頼みで動いてるんだから」
 [[管理局に見つからんうちに 君たちのほうが手を引くべきと思うがね]]
「くっ とにかく忠告はしたからね」


女性が温泉のほうに歩いていく。
向こうにはなのはさんたちもいるけど 満喫しに来たっていってたから
悶着起こさないとは思う  思いたいなぁ・・・






『シオン君、今知らない人に脅されたんだけど
 やりかえしてもいいよね?』


やめといたげてー!




------------------------------------------------------------------------------------------

  (あと)


ああは書いたけど
ナイフ程度は通らないと思うんだ 恭也さんのボディ


PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
カレンダー
12 2025/01 02
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
当ブログの小説

最新のものは下記『最新記事』から
過去作品は小説一覧からどうぞ
ツイッター
総合ブログ・小説ブログ共通
鉄系orなのセントツイート多し
ブログ更新のツイートも一応あり

相互フォロー・デュエルメイト募集
ツイッターDMでお気軽にどうぞ

 
TweetsWind
ブログ内検索
最新CM
[05/04 ライト]
[02/06 管理人]
[01/28 ライト]
プロフィール
HN:
渡有くれは
性別:
非公開
自己紹介:
そろそろ新人も何ですのでHN更新しました。 
渡有(とある)くれはと申します。 
本日は当書庫をご利用いただきまして ありがとうございます。


当ブログは
メインサイト『総合商事ビルOKIRAKU』の
コンテンツのひとつです。
メインサイトへはリンク『総トップページ』よりどうぞ。
カウンター

Copyright © とある書庫の片隅 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]