リリカルフユーチャー ２章-５

魔法少女　増えました　　　　というおはなし

地味にサトラレ疑惑の主人公

------------------------------------------------------------------------------------------
　　【SIDE SION】
------------------------------------------------------------------------------------------



どうも
敵対する謎の少女との戦いに敗れ
ついでに何か別のものにも敗れた気がする紫音です。


あのあとなのはさんも無事に気をとりもどし
一緒にお嬢様たちから質問責めと言う名の尋問を受けてます。
そこにはユーノ君の補助も。





どうやら　このお嬢様たちも【一般人】の枠から外れ、
魔法資質　リンカーコアが発現しているらしいです。

実はリミティは初見で発現前のリンカーコアの存在に気づいてたようですが
いつものごとく　「教えないほうが楽しそう」でスルーされてたとのこと。

遅い俺たちを追って結界内に侵入（彼女達はその感覚も無かったようですが）し
ジャケット展開中の俺たちを発見したとのことで
幸いビッグなネコがかわいそうな場面には遭遇しなかった模様。









「・・・ま、とりあえず信用するわ　その話」

魔法云々も含めてカード全部晒したところで
バニングスさんの一声。


「そうだね　ユーノ君が喋ってるのはまだ慣れないから不思議だけど」
「ご、ごめんなさい・・・」
「あ、あの　ユーノ君が悪いわけじゃないから　大丈夫だからね」

月村さんも問題なさそうね。




「ところで私達には　具体的にはどれくらい魔法が使えるわけ？」

順応早いですねバニングスさん。

「だって気になるじゃない」

モノローグに反応しないでください・・・


　[[簡易検査になるが　二人ともＣはあると思うよ]]
「胸の大きさじゃないんだから具体的に話しなさいよ」
　[[例を挙げるなら管理局一般局員並みってところだね
　　あくまで簡易だし　何も磨いていない原石状態だから　今後上がる可能性も十分ありえるが]]

いつ発現したかは知らないけど　まだ魔法のまの字にも触れてない状態でＣってすごくね？

　[[なのは君は現時点でダブルＡ後半はかたいがね]]

なにそれこわい。
ちなみにユーノ君はＡランク（公式記録）らしいです。
なのはさんに負けてます。




「それで、どうしてそんな楽しそうなこと秘密にしてたのよ」
「楽しそうなことって・・・」

初戦はトラウマものだったんだよ？


ユーノ君曰く　管理外世界の一般人には魔法の存在をあまり知られてはいけないらしい。
緊急を要する場合は別だけど　管理局の法律で定められている。
お嬢様は既に一般人の枠から外れたので問題ないそうだが









あれ、そうなると今後
ジュエルシード捜索にも参加してくるんでね？　このお嬢様たち

「もちろん」
「当然ね」

だからモノローグに以下略


「えっと　ユーノ君、デバイスって要るよね」
「うん　僕は使わなくても大丈夫だけど　初めてならなおさら・・・
　あれ、紫音はデバイス持ってるよね　それはどうしたの？」
「作った」
「えっ」
「だから　作った」

安心と信頼の日本製だぜ参ったか。


「それじゃ私達にもそのデバイスっての作りなさいよ」
「そうだね　作ってくれると嬉しいな」

おぉぅ　そうきましたか・・・


　[[魔法にも得意不得意の適正があるからね
　　作るのはかまわんが　あとでデータ取らせてもらうよ]]
「材料どうすんのさ　うちにあるパソコンとか全部バラしちゃったのに」
「あ、そういうのならたぶんうちで用意できると思うよ」

そういえば電子機器は月村財閥の十八番でしたね。


　[[そいつはいい
　　コルタナの改良のためにも是非使わせてもらいたいものだ　クックックッ]]
「フフフ・・・　お互い利害一致だね　指輪さん」
　[[私にもリミティという名があってだね]]

どうやら　こと機械が関わると月村さんもリミティも同類らしい。
こうして機材提供のかわりに技術提供と言う正規契約が成立した。



「良かったなユーノ君　ジュエルシード早く見つかりそうだぞ」
「良かった　のかなぁ・・・　管理外世界で魔法の話広めちゃって。
　そもそも管理外世界でこんなに魔導師が見つかるなんて・・・」

あまり考えると　ハゲるぜ。
いい毛並みしてるんだからさ　お前さん。