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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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一般人が踏み込めない領域のお話
ただし 二重の意味で








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  【SIDE SION】
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あれから八神さんは たまにうちに遊びに来るようになった。
足の関係で休学しており 同年代の知り合いが居なかったらしい。










それはいいとして 今日は学校の友人のお話。


【お茶会】とやらに誘われた
ようは月村さんの家で一緒に遊ばないか? ってことだろう。
お茶会なんて優雅なことを・・・









「そう思ってた頃がありました」


月村さんちって こんなにデカかったのね。
大企業の令嬢とは知ってたけど 見事な屋敷が文字通りデーンと建ってる。


 [[お茶会というのも 文字通りかもしれないね]]

ワンチャンあるでこれ。





マジモノのメイドさんに案内されて奥へ。
なのはさんたちがまだ来てないようなので
ゆっくりお茶を飲みながら待つことに


うわぁ 【お茶会】だ。 本当に【幽雅なお茶会】だ。


日当たりのいい窓際で お嬢様が紅茶を飲んでる。
なかなか入っていくのに勇気が要る光景なんだが
向こうから誘われてるわけで・・・




なのはさんたちが到着 お兄さんが一緒。
モジャモジャと戦った日の夜 迎えに来たのがお兄さんなので 俺との面識もある。

どうやら お兄さんと月村さんのお姉さんがいい関係らしい。
二人仲良く別の部屋に消えた。
爆発すればいいのに・・・


「にゃはは ごめんね遅くなっちゃって」
「ううん 来てくれてありがとう」
「アンタ最近元気なさそうだったから 安心したわ」
「え、そうかな? そんなことないよ ホントダヨ・・・」

なのはさん 自分で墓穴を広げてることに気づいてください。




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月村さんちは ネコ天国である。

敷地も屋敷もデカイけど そこにあふれんばかりのネコ ネコ ネコ
たしか学校で 昨日また2匹拾ってきたって言ってたな。
どうやったのか 躾もちゃんと行き届いてるのが凄い。
笛吹いたらネコピラミッドとかできるんじゃないか?
みんな良い子なんだけど こう多いと区別つかなくなるんじゃないか?

同時に フェレットには地獄である。
来た時も周りのネコにすげぇ狙われてたっけ。
ユーノ君ェ・・・



まぁ楽しいお茶会だし
ユーノもきっと慣れれば楽しめr <キーン> ・・・そうにないな うん
こんなときに目ぇ覚ますなよジュエルシード


『おいおい タイミング悪い発動だな』
『それもすぐ近くだよ たぶんこの家の敷地内』
『ええっ どうしよう・・・』
 『[会話から抜け出すきっかけが必要だね]』
『きっかけ・・・ そうだ!!』


ネコから逃げるようにユーノ君猛ダッシュ。
もちろん そのフリ    ・・・のはずなんだけど何匹かネコ追いかけてったぞ。

「うわぁぁ ユーノ君(棒」
「いけね 早く助けてあげないと(棒」
「・・・あんたらなんか隠してない?」
「ソンナコトナイヨ」
「と、とりあえず行ってくるね」
「う、うん 気をつけてね」


なのはさん演技下手だなぁ。


          (君もね。 byリミティ





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月村家の裏手にある森
なんで個人の敷地に森なんてあるんだとかいう事は今は考えないでおくが。


「あ、ユーノ君 よかった無事だったんだね」
「え、あれフリだったんだけど」
「ユーノ君の後ろを2,3匹ネコが追いかけていってだな」
「うそっ!? こっちにはこなかったよ」

あれ、どこいったんだあのネコ?




「とりあえず 他にもネコが来たら大変だから
 今回は結界を張っていこう」
「結界?」
「僕らが最初に会った時の空間
 これなら少しは自身があるんだ」


【封時結界】というその魔法の中は 風景画まだらになり
ほかの空間とは別の世界となるらしい。   すげぇ。



森を覆うように結界が展開される。
ほぼ同時にジュエルシード発動。
取り付かれたのは・・・






さっきユーノ君を追いかけていったネコ
ただしサイズが超ビッグ






「なに・・・ あれ・・・」
「えーと・・・ ネコ だよね」
「トン単位で餌食べそうだな 月村さんち 規模がぱねぇ」
「さすがに違うと思うの」
「たぶんあのネコの【大きくなりたい】って願いが正しく叶った のかなぁ・・・」
「正しくも間違えてるけどな」


じゃれてきたら命がいくつあっても足りないぜ あれ。



「襲ってこないみたいだから さっさと封印しちゃおう」
「そだね さすがにこの大きさじゃ すずかちゃんも困るだろうし」
 [[それなら早めに済ませたほうがよさそうだがね]]
「え、なんで?」
 [[【招かれざる客】が来たようだ]]





リミティの答えを聞いてる途中で状況が変わった。
直後 あさっての方角から飛んで来た黄色い魔力弾。
ネコに命中 (ビッグだから命中率は高い)


「えっ!?」
「魔法の光!! まさかそんな」
「ユーノ君 結界とやらちゃんと機能してるの?」
「うん だけど【一般人】を除外しただけだから魔導師までは・・・
 でも、僕らのほかにこの世界に魔導師がいたなんて」
「なるほど 招かれざる客ね」


射線をたどれば 結界範囲内に見知らぬ【少女】が立っていた。
黒いレオタード調の危なげな服装をした金髪の子、
年は俺らとかわらなそうだが 少なくとも【日本人】ではない。
ユーノの話からすると【この世界人】でもなさそうだが。





第二撃が飛んでくる。
ネコが痛がってるので なのはさんがジャケット着てプロテクションで壁になりに飛んでいった。
文字通り【飛んで】いった。  最近飛行魔法【フライヤーフィン】を覚えたばっかりだ。
あとで知るんだが 飛べること自体が高ランクの技術なんだそうな。

ああみえて 防御魔法を使うなのはさんは俺より硬い。
攻撃が通らないと悟ったのか 金髪の少女がこちらに向かってきた。
適当な距離を置いて 枝の上に降り立つ。



とりあえず俺もジャケット着用
緑地に赤の十字が入ったローブ お気に入りのゲームキャラのもの。
展開中は青髪になるプロ仕様 さすがリミティ手は抜かない。

「初めまして って気安く言える立場じゃないかな。
 お前さん、何者だ? おうしてこのネコを攻撃する?」
「・・・同系の魔導師 ロストロギアの探索者か。
 申し訳ないけど ロストロギア、ジュエルシード 頂いていきます」
「話し合う気なしか。 そう簡単に頂かれるかって」






少女に向かって 俺はジャンプした。

実は俺は飛べない。
自らの足を使って ジャンプして高さを稼ぐ。
汎用とはいえ 伊達に生身じゃない足を持ってない。 跳躍力には自信がある。
飛んだ先で【フローターフィールド】の足場を出し そこからさらにジャンプすれば
高高度まで【跳ねる】こともできる。
機動力があまり無いのが欠点。

襲い掛かる俺を 自分のデバイス(バルディッシュと呼んでいた)の形を変えて応戦してくる少女。
ミッド式で近接主体か。  なのはさんの援護があるとはいえ 骨が折れそうだ。



「女をいたぶる趣味は俺には無い。
 単刀直入に聞く ジュエルシードを奪ってどうする気だ?
 かなり危険なものだぜ あれは」

街が広範囲に壊されたあの日は忘れられそうに無い。
主に無駄になった食材の意味で。



「・・・」
「黙秘する権利は警察の前くらいしか効果ないんだぜ」

俺が話しかけてる間に 地面方向から襲い掛かる桃色破壊光線 もといなのはさんの砲撃。
寸前でかわされる。  戦闘慣れしてるな・・・








死神の鎌のような形をした少女のデバイス。
それを 少女は遠距離で構えた。
なんだ 射撃? 砲撃? それともまさか あの距離から突撃か?


そのまま振りかぶって魔力製の刃だけ飛ばしてきやがりました。

「うおちょっとまて そんなのアリか」
 [[実際やってきてるし ありなんじゃないかね?
  コルタナ 防御壁展開]]
   『了解 エイジスシールド展開』

俺と魔力刃を遮るように青い壁が出現する。
【ラウンドシールド】の仲間で 形が丸ではなく五角形なのが大きな違い
どっちも効果は変わらないんだけど 俺が好きでこっちを愛用してる。

その五角形のシールドに魔力刃が着弾 と同時にものすげぇ爆煙。
くそっ 煙幕がわりか。  空中だったのですぐに晴れたが少女を見失った。
何処行った?



「きゃっ!?」

なのはさんの声。 しまった下か。
不意をつかれたなのはさんがふっとばされるも なんとか俺スライディングキャッチ。


「・・・」
「無口な子だなぁ 少しは話し合う気ないのか?」
「・・・答えても 多分意味は無い」


振り返る少女 その先にはビックなネコ。
やべ、やられちまう。
ってなのはさん気絶してて動かせられねぇ!?
そ、そうだユーノ君は・・・

俺の尻の下になってた。









動けない俺らをよそに 少女はジュエルシードの封印にかかる。
おいおいやりすぎだろ ネコが苦しんでるぜ。
なのはさん気絶中でよかったよ。

ジュエルシード封印に成功した少女は
結局そのままなにも言わずに去っていった。
名前くらい聞きだしておけばよかったな。






「ぅ、うーん・・・」
「お、ユーノ君気づいたか。
 すまない さっきの少女にジュエルシードもっていかれちゃった」
「え、ええっ!? なんで止めてくれなかったの」
「見てのとおりだから」

なのはさんはまだ俺の上で気絶中です。



「そ、そっか。 ごめん 僕がふがいないばかりに・・・」
「気にするな 今までの行動を見るに 戦闘苦手なんだろ お前さん」
「じ、実はそのとおりです・・・」
「そのぶんの穴は俺となのはさんで埋めてやるからさ。
 ユーノ君は指示と補助に徹したほうが効率いい気がするんだ」
「そ、そうだね」

おっと、きっぱり言い過ぎたか。
へこむフェレットの図。


「なぁに 不得意なことをきばってやるよか
 得意なことを率先してやったほうが結果は良くなるってだけだ 気にするな」
「あ、うん そうだね」
「んじゃ話も区切りついたところで なのはさん起こして戻ろうぜ。
 あんまり遅いとお嬢様たちが不安になって見にくるかもしれんし」







「・・・それは 私達のことかしら?」

後ろから話しかけられ ビクッとなった。
噂をすればそのお嬢様のひとり バニングスさんが。



「アリサちゃん 見つかった?   あれ、お邪魔だったかな・・・」

それはどういう意味でですか月村さん。



「あんたら 私達に見えないところでそんな仲になってたの」
「盛大に誤解してるとしか思えない件。
 なのはさんは気絶してるだけ」
「えっ、なのはちゃん大丈夫なの?」
「いやまぁ怪我とか無いから無事ですけど・・・」



おっかしいなぁ まだ【結界】は残ってるよね
一般人は入れないんじゃなかったっけ?







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  (あと)

主人公のジャケットは SO2サディケル君イメージ(耳パーツは無し)
使うデバイスからするとザフィケルかジョフィエルが妥当かとも思ったけど
体格と外見を重視した次第 サディケル君の得物はナイヨ




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