リリカルフユーチャー １章-５

リミティさんは
ボケでもツッコミでもバッチコイ

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ジュエルシードの気配を感じて
やってきました　海鳴市某所の神社。
石階段の手前で　ユーノ君と無事合流。



「はぁ・・・　はぁ・・・　　ついたの？」
「着いたけど　なのはさん大丈夫？」
「なんとか　平気なの・・・　　はぁ・・・」
「いや、主に目のまえの心臓破りの坂が」

これから俺ら　この長い石階段を登るんだよ？



「・・・自信ないの」
「ですよねぇ　仕方ない。
　なのはさん　先に謝る　ごめんね」
「ふぇ？」




なのはさんを　ヒョイと持ち上げ　お嬢様だっこ


「ふぇぇぇぇっ!?」
「そんじゃ行こうか」
「恥ずかしいよぉ!!」
　[[青春だね]]


大丈夫　まわり誰もいないから。
参拝客とかいないといいね。





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石階段を登った先には・・・



モジャモジャ　じゃなく獣っぽい何かが居た。
少なくとも俺は　目が４つある獣なんて知らない。



「現住生物を取り込んでる・・・」
「取り込むと　どうなるの？」
「実体がある分手ごわくなってる」

あ、でも実体があるなら蹴飛ばしてもいけるかな？


「大丈夫だよ　多分」
「なのは、レイジングハートの起動を!!」
「ふぇ　起動ってなんだっけ」


　　　　　　　　　　　　えっ
　　えっ
　　　　　　　　えっ　なにそれこわい




「あの獣　こっちに気づいたぞ」
「昨日使った　我は使命をから始まる起動パスワードだよ」
「あんな長いの覚えてないよぉ」

俺もあの状況下　イッパツで覚えろと言うユーノ君が悪いと思う。
それに　なのはさん文系が残念・・・


「あーもう　もっかい言うから覚えて」
「ふぇぇ!?」

楽しそうなところ何なんだが　獣こっち来てるぞ。


「俺らで止めるか」
　[[蹴るのかね？　食われると思うが]]
「あり得る・・・」

白兵戦危険とか　俺白兵戦しか取り柄ないのに。



獣は待ってくれない　どうする

　[[ライフカードは今日も持ってないのだが]]
「ネタの使いまわししてる場合かい!!」
　[[いやぁ大丈夫だと思うよ　ほら]]





リミティの言うとおり　大丈夫だった。
なのはさんが持つ　レイジングハートが自動で防御魔法を発動させていた。
さらに自動で起動して魔法の出力を上げる。
衝撃で獣が吹き飛んだ。


　[[インテリジェント型最大のメリットだね　紫音君もインテリで作るかね？]]
「それは今度考える。　なのはさん大丈夫？」
「な、なんとか・・・」
「パスワードなしで起動させた!?」


ユーノ君が驚いてるけど　凄いことなんだろか？

　[[例えるなら暗証番号なしで口座からお金が下ろせたと思ってくれたまえ]]

なにそれすごい!!








バリアジャケットという防護服というか法具
あれ聖祥の制服っぽいんだけど　それも展開したなのはさんが固すぎて
獣の攻撃がダメージゼロにされてる。

詰んだね。
防御魔法【プロテクション】の衝撃で吹き飛ばされた獣は
なす術も無く封印された。　　南無三。