小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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デデン デン デデン
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【SIDE SION】
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俺となのはさんに 魔法と言うあたらしい世界が舞い降りて数日
『レセプト ナンバー20』
「なのは お疲れ」
今夜は夜の学校でジュエルシード封印に成功
これで5個目か ちょっとペース落ちてきたかな?
で、帰り道なわけだけど
「なのはさん 大丈夫?」
「だ、だいじょーぶ なんだけど ちょっとつかれた・・・」
[[私には全く大丈夫に見えないのだがね]]
レイジングハートの先っぽが地面をこすってるよ。
仕方ないので背負っていくことに。
お姫様抱っこにしてあげようかと思ったんだけど
疲れてるとは思えない暴れっぷりで断念。
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『やっぱり 慣れない魔法で疲労が凄いんだ』
高町家にお嬢様を届けた帰り
ユーノ君からとんできた念話
どうやら 自室に入ってそのままベッドインしたようだ。
『[だろうね 管理外世界ならば仕方ない]』
『俺のリハビリみたいなもの?』
『[似たようなものかもしれないな。
彼女、何らかの運動障害を持ってないかね?]』
障害 と言うほどでもないと思うが なのはさんは運動オンチだ。
リミティ曰く これはなのはさん自身が持っているリンカーコアの働きが強すぎて
なのはさんの運動能力を阻害しているのではないか という。
魔法行使で発散すれば収まるらしいので
なのはさんにとっても 将来的にいいことではあるんだけど・・・
『その前に なのはさんの身体が持たないと思うんだけど』
『[持久力の問題だね 今までなんの訓練もしてなかったんだ 仕方ないよ。
今は無理せず これからゆっくり鍛えていけばいいのではないかね]』
なんでも無理したら 後で祟るからねぇ
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【SIDE NANOHA】
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なんかよくわからないけど
朝起きたらジュエルシード捜索、強制的におやすみにされたの・・・
わたしは全然平気なのに ほんとだよ?
気を取り直して
今日、もともと予定してたところに行こう。
今日はお父さんがコーチ兼オーナーのサッカーチームが試合なので
みんなで応援に行こうってことになってるの。
試合は序盤からいけいけムード
キーパーの活躍で相手に点を許さず 見事勝利 やったね。
そして只今 翠屋は勝利のお祝いパーティで貸切
わたしたちも外のテーブルで 小さなお茶会なのです。
アリサちゃんとすずかちゃんは
変わったフェレットことユーノ君の話題でもちきりなのでした。
だ、大丈夫だよね ユーノ君が他の世界から来た子って ばれないよね・・・
「そういえば アイツはどうしたのよ」
「紫音君 今日は居なかったよね」
「あ、うん 誘ったんだけど 他の用事があるんだって」
シオン君も参加できなくて残念そうだったけど
用事があるなら仕方ないよね。
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【SIDE SION】
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へくちっ!!
[[ん、風邪かね?]]
「いや 誰かが俺の噂してるんでね?」
[[恋の病に聞く薬は無いよ]]
「どうしてそっちに話がいったし」
ま、きっとなのはさんたちでしょ。
サッカーの試合 時間的にもう終わってるはずだし。
さて 多分3人娘が俺の噂をしてる間
俺はリミティと一緒に 我が家の地下に(リミティが)こっそり作った研究所で
自分のデバイスを作っていた。
製作自体はリミティが独断でやってたらしいが
ユーノ君の登場で 俺も魔法がつかえたほうがいいという意見に賛同
現在は共同制作になっている。
もちろん管理外世界なので 部品が売ってるわけも無く
あり合せの部品やスクラッチで組んでるんだが
パソコンやゲーム機のパーツはまだいい。
どうして某サイボーグが襲ってくる映画に出てくるようなチップや機械の腕があるんだ?
[[もちろん見たとおりの意味だよ クックックッ]]
「ついにジョークに興味を持っちまったか」
[[現実を受け入れたまえ 『I'll be back(アイル ビー バッグ)』]]
「『Hasta la vista(アスタ ラ ヴィスタ)』」
[[ハッハッハ 君のそういうところが見てて飽きないよ。
それに地獄に行くのはオリジナルであって私ではないさ]]
審判の日は近い。
あ、10年後にオリジナルの【彼】がミッドでやるんだっけ?
実際に起動させて 機体の最終調整。
完成したデバイスは 待機状態を指が出るタイプのグローブをベースに
甲部に五角形の赤紫の宝石がついたもの。
これが四肢で唯一の生身である左手のみに装備。
通常状態は これが肩から指先まで全て覆うアーム状になる。
アームといってもゴツゴツとしない 人間の形に極力近い形になる。
全体的に黒く 宝石色のラインが入ったアーム、
俺は他の三肢が機械化してるので 両手両足機械状態になるね。
アーム自体が厚くないので 普通に上から服が着れるのは何か意図があってのことか?
[[ふむ 数値は良好 問題は見当たらないな]]
「そりゃいいことだ。 で、こいつは何ができるの?」
[[基本はなのは君のレイジングハートと同等。
いや、対応魔法体系はこちらのほうが多いからこちらが上だね]]
「魔法体系?」
[[パソコンプログラムにも種類があるように 魔法にもいくつか種類があるのさ]]
管理局主流の魔法体系は 2種類ある。
1つは管理局発祥の地、ミッドチルダで生まれた『ミッドチルダ式』 大半はここに分類される
米英語に近い羅列を使い 円を礎とする魔法陣をもって発動させるもので
中長距離での運用に防御や回復と 汎用性に優れる。
地球でいう まさに『魔法』と言えるものがこれ。
もう1つは今ではめったに見られない 旧ベルカ時代から受け継がれる『ベルカ式』
独語に近い羅列を使い 三角形を礎とする魔法陣をもって発動させるもので
近接戦を主軸に特に対一の個人戦闘に特化する
デバイス自体が武器として使えるものが多く 扱う者も武術に長ける者がほとんどだそうだ。
どちらかというと『必殺技』とかのほうが近いかもしれない。
これに オリジナルことジェイルさんが機械と人を調和させて生み出した
まだ名も無い魔法体系が密かに存在する
米英語に近いのはミッド式と変わらないけれど
魔法陣は直線と曲線を礎とする『機人テンプレート』といわれるもので
対応する機人システムを介して発動させる個人特有のもの。
リミティが作られた時系列では ジェイルさんの娘さんたちがそれぞれ持っていて
管理局側をいろいろ苦しめたらしいけれど
こっちの時系列のジェイルさんも きっとそれやるんだろうなぁと。
「・・・ってか俺の身体にもあるの? そのシステム」
[[抜かりは無いさ クックックッ]]
「いや、俺は争いごととか起こす気ないからね」
[[なあにオリジナルが勝手にやって勝手に終わってくれるだろう。
結末が見えているんだ 同じ道を行く気は無いよ]]
だいぶ話は反れたけど このデバイスは
ミッド式と 機人テンプレートに対応してるらしい。
ミッド式のほうは基本的なものだけインスト済。
俺の魔法適正を見て今後追加していくそうだ。
テンプレートのほうは 娘さんたちのシステムと同じものをいくつか選んであるらしいけど
俺には使い方も名前も教えてくれない いつもの『そのほうが面白いから』だそうだ。
使うべき時になったら教えてくれるんだと。
『AIシステム起動 機能正常 おはようございます』
「キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!」
[[そりゃインテリジェントで作ったから喋るさ]]
ネタをスルーするリミティェ・・・
そして地球産、というか海鳴産インテリジェントデバイスとか
(※インテリジェントの意味はまだよく知らない紫音君)
『名前を登録してマスター認証をお願いします』
「名前ついてないのか」
[[最初は皆そうだよ。 なのは君のはスクライア君が名前つけたんじゃないかね?]]
うーん なんも考えてなかった。
[[そう思って適当なものをリストアップしておいた]]
ほんと頼りになるぜ。
リストの内容は 神話・伝説上の武器のようだ。
テレビゲームでもよく見る有名ものから なにそれおいしいの的マイナーなものまで
こうあると目移りしちゃうじゃないか。
適当に指差して決めるか?
本当に適当に指差して決めた。
「【コルタナ】か」
[[フランスの神話に出てくる剣 そこそこ有名なものさ]]
『名称を認識しました よろしくお願いします マスター』
「あーうん 名前適当でごめんね よろしく」
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秘密の研究室を出る。
なんだもう日が傾いてるじゃないか。
[[ふむ、昼食を食べ損なってしまったね。 夕飯は何が良いかね?]]
「どうしようかな 家にあるものじゃロクなものはできないだろうし」
米と味噌と野菜少々しかねぇや。
[[せめてもう1品欲しいね 買出しに行って 材料を見ながら考えるとしようか]]
「そうだな」
出かける準備 準備と・・・
今日は平和に終わりそうだ。
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(あと)
フラグです ありがとうございました
コルタナの起動状態は StSのスカさんデバイスと同じ
あれも白衣の下 肩まであるらしいです
スカさん右手で主人公左手なのと インテリジェントな違い
ターミネータ続編でねぇかなぁ・・・
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