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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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きっと地球がジュエルシードを発動させたら
世界中がこうなると思う







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  【SIDE NANOHA】
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なんとなくだけど 気づいてたの
ジュエルシードっぽい気配
でも 気配が弱くて ユーノ君も気づいてないみたいだったし
わたしは 気のせいだと思った。






気のせいなんかじゃ なかったんだ・・・









おふとんでうつらうつらしてるときに感じた
ジュエルシードが発動したときの波動。
ユーノ君と一緒に見に行ったんだけど・・・




「ひどい・・・」


海鳴市の あっちこっちに 木の根や枝葉が伸びていて
そこらじゅうを壊していたの。


「たぶん人間が発動させちゃったんだ。
 強い想いを持った者が願いをこめて発動させちゃった時
 ジュエルシードは1番強い力を発揮するから」
「それじゃやっぱり あの時・・・」

わたし、気づいていたのに・・・



「なのは、シオンにも応援に来てもらったほうがいいよ。
 これだけ広いと ジュエルシードの位置を特定するにも
 時間がかかっちゃうだろうから」
「あ、うん そうだね 『シオン君、なのはです 今どこにいるの?』」




『根っこと格闘なう』


ふぇ!?






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  【SIDE SION】
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チクショー俺が何をしたっていうんだ!!

食材の買出しに来ただけなのに でっかい枝やら根っこやらが出てきて
街中ぶっこわしながら伸びてやがる。


 [[先程発動したジュエルシードじゃないかね?]]
「むしろ他に原因があったら驚くわ」
 [[樹木を生やす願いか 温暖化対策にはなるだろうが・・・]]
「自然の反乱と申すか」

ありかもわからんから怖いわ。







『シオン君、なのはです 今どこにいるの?』

おっ なのはさんから念話。
増援はありがたいな。


「根っこと格闘なう」

とりあえず返しておこう。




『ふぇぇっ!? シオン君木の近くにいるの』
「買い物してたらこれだよ ヘルプ」
『わたしが助けてもらいたかったの どうしよう・・・』



聞けば ジュエルシードの位置がわからないらしい。
ソレを探すのを手伝って欲しかったのだとか。
サッカーチームのひとりがもってるらしいのだが。





「サッカーチームの子だよな 翠屋JFCの」
『う、うん みんなジャージのまま帰ったと思うの』
「こっちでも探してみる あまり近くに居なければいいけど・・・」
『うん お願い』




とはいったものの どこをどう探せばいいんだ?


 [[服装がヒントか。 シオン君、その服装イメージできるかね?]]
「ああ できる ジャージって言ってたし ユニフォームでもいけるけど」
 [[では検索魔法を使おう。  コルタナ、エリアサーチスタンバイ
  対象、この周辺でマスターのイメージと同じ服を着た人間だ]]
  『了解マイスター エリアサーチ 実行します』





エリアサーチの結果
サッカーチームの子がこの近くに5人いることがわかった。
誰が正解なんだ?


 [[ジュエルシードに近すぎるせいか
  シード本体で特定するのは難しそうだね]]
「なのはさんとこに写メ送るとか?」
 [[なるほど それが堅実だね]]


できるんかいw





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  【SIDE NANOHA】
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シオン君から どうやったか分からないけどメールが来た。
そこには 近くにいるらしいサッカーチームの子たちの画像が。



「5人もいるのか なのは、どの子か分かる?」
「えっと・・・  これ、この子」

マネージャーさんと一緒に帰っていった子
マネージャーさんも映ってる。



シオン君に伝えたら その子とマネージャーさんのいる場所を教えてくれた。
すごい わたしもエリアサーチ飛ばしてたけど シオン君のほうが早かったの。
近くにいるからなのかな?


「これ、僕たちからはけっこう遠いよ。
 封印するのに近づかないと」
「ううん ここでいい。 ここから封印するよ」
「え、ここから? 無理だよ」
「できるよ 大丈夫。
 そうだよね レイジングハート」


レイジングハートは 何も言わないで答えてくれた。
杖だった形が変わり 重兵器のような形に変化する。
わたしがイメージしたものに レイジングハートなりに近づけてくれたの。


「まさか 砲撃!?  封印術式も付加して!!?
 無理だよ高度テクニックすぎるよ」
「何事も やってみなきゃわからないの。
 レイジングハート お願い。  行って捕まえて」






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  【SIDE SION】
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ジュエルシードを持ってるらしい子が分かった。
ここからでも近かったけど なのはさんは近づかないように言ってきた。
なんでか分からなかったけど 今その意味を理解した。



頭上を 桃色の破壊光線が飛んでいった。



「なんじゃありゃ・・・」
  『ミッド式の砲撃魔法ですが 付加効果が付いているようです』
 [[おそらく なのは君だね]]
「なのはさんあんなの撃てるの・・・ 勝てる気がしない」
 [[彼女は魔法戦の天才さ 私が作られた時もそうだった]]
  『ジュエルシード封印を確認 木々が消滅します』



周辺の枝や根が光の粒となって消えていく。
夕飯時とはいえ一般人があまり居なくて助かった。
きっと 人々は何が起こったか理解に苦しむだろう。
事件にしても事故にしても 迷宮入りだろうね。



「・・・終わったかな」
 [[終わったようだね]]

後に残った壊された街にたたずむ人 俺を含む。
さっきの騒動で 買ってきた食材がパーなので余計に・・・


「・・・どうしようか」
 [[外食にするにも このへんの店はしばらく営業できないだろう。
  食材を買いなおしてくることをお勧めする]]
「そうすっか」


おのれジュエルシードめ 末代まで祟ってくれる・・・







しょんぼりムードで 食材を買いなおすことに。
幸いスーパーに被害は無かったようだし。




おや?


「あの子は・・・」

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