忍者ブログ
小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
[388]  [387]  [386]  [385]  [384]  [383]  [382]  [381]  [380]  [379]  [378
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

偽者だとしても勝てる気を起こさせない
なのはさんェ・・・






------------------------------------------------------------------------------------------
  【SIDE SION】
------------------------------------------------------------------------------------------



「それじゃあれは 君たちが原因なのか」


通常任務から海鳴に急行してきたアースラ。
本物のヴォルケンリッターと 話を耳に挟んだリーゼ姉妹が同乗してきた。

現在この空域に 最後の闇の書事件と同じメンバーが揃っている。
で、現在クロノ君の永いターン。



「むしろ俺は被害者な気がするんだ」
「君達の場合は連帯責任にさせてもらう。
 でなければ責任の追及先がなくなってしまうからな。
 装飾品に追求なんて公式にはできないよ」

(´・ω・`)ショボーン




今回のゴタゴタの原因は リミティらしい。
自分の探究心と欲望のままに 俺やリインさん、はやてさんにも黙って
故・闇の書(消滅済)にあったブラックボックスデータをこっそり持ち出してたのだ。
それを俺が寝てる間に解析してたらしい。

で、昨日 データを開くことには成功したらしいが
なんと自動運転と自己消滅プログラムが組まれてて
開封と同時にオートラン&躯体排出&デリート
中にあったプログラムのいくつかは実体化のうえ脱走
大元のブラックボックスはきれいさっぱり消滅してしまったそうな。



「どうしてそんな大事なことを俺にも秘密にしてたんだ」
  [[生憎私は自分の欲望には忠実な男でね]]

そんなんだから無限の欲望なんて名前がつくんだよ。





「でも、開けたからには何のファイルだったのか分かったんじゃないの?」
  [[ああ そのへんはバッチリだ]]


闇の書のブラックボックス
それは何重にも施した防衛システムを突破し 書が破壊された時のために
改悪者が用意したリカバリーシステム。
書に蓄積されたデータやファイルから使えるものを残しておき
破壊の際に起動するように設定
起動後、保管データから生み出した主構築体 別名【マテリアル】を排出し
闇の書の修復もしくは再構成を行なわせる というもの。


書の破壊の判断に管制人格を対象にしていたらしく
リインさんがご健在だったことで 本体破壊の際には起動しなかったらしい。
いよいよもって リミティが原因になってくる。
んで俺涙目。




「さっきのシグナムさんがそのマテリアルってのだったのかしら?」
  [[いやあれはマテリアル排出の際にオマケでできた欠片だね。
   偶然生み出された擬似生命体さ。 衝撃に耐え切れず霧散しただろう?]]


後ろで騎士さんたちが「見てみたかったなー」とか
「騎士の恥さらしめ」とか言ってるけど
悲惨な最期だったんだよ あの偽者。



「それじゃどれが欠片で どれがマテリアルなのか分からないんじゃ・・・」
  [[いや、それは分かっているよ。
   起動の際に読まれた記録は逆探知できてるからね。
   使われたのは なのは君、フェイト君、はやて君のデータだよ]]




------------------------------------------------------------------------------------------



オマケこと欠片は
闇の書に記録されていたデータがそのまま実体化し
好き勝手に暴れているものらしい。

対してマテリアルは書復活という目標があり
その目標に適した姿形・性格なんかに変換されている可能性が高い。
年齢とか性別とかが変わってたらやだなぁ・・・



「つまりマテリアルを止めるのは当然だけど
 好き勝手暴れてる欠片もなんとかしないといけないわけね」
「そうだね 私たちの姿の欠片さんだって いるかもしれないし」


腕に布を巻きつけながら話すお嬢様ズ。
布は 本元と欠片を区別するのに巻いている。
うっかり本物同士で戦って無駄に消費しても困るからね。
昔海賊マンガでこういうのあったよね そこから案をもらったのだ。







「全員目印は巻いたね? それじゃ始めるよ。
 今回はアタッカー2人にバック1人でチームを作って行動してもらう。
 相手が欠片ならまだしも マテリアルが出てこられると危険だからね」




劣化コピーともいえる欠片ならまだしも
改変強化されてる可能性もあるマテリアル相手では
流石の騎士もタイマンは厳しいだろうという意見が出た。
なのはさんの偽者が出てきたとしよう 出会い頭にSLBなんてのもありえる。
というわけで今回はチーム単位で行動することになった。


チーム分けは経験と指揮能力の高さから クロノ君に一任。
そして分けられた結果、

1、なのは・リーゼ姉妹・ユーノ(ユーノ君に攻撃力が無いため例外4人)
2、フェイト・アリサ・アルフ
3、はやて・すずか・リイン
4、紫音・クロノ・ザフィーラ
5、そのほかの騎士たち

以上(敬称略)の5チームが編成された。



「多少のことならなんとかなるとは思うけど
 万が一マテリアルと遭遇した場合はアースラに連絡すること。
 できれば穏便に解決すること。
 無理に倒そうとは思わず 他のチームと合流できればそれを優先すること。
 僕からは以上だ。 各自の善戦に期待する」


れう見てると改めてクロノ君って指揮官してるんだなぁって思うよ。






海鳴市上空にできた いくつもの結界に向かって 5チームが散っていく。
闇の書事件の後処理として公式上は記録された
今年最後の【闇の欠片事件】が 幕を開けた。




------------------------------------------------------------------------------------------
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
当ブログの小説

最新のものは下記『最新記事』から
過去作品は小説一覧からどうぞ
ツイッター
総合ブログ・小説ブログ共通
鉄系orなのセントツイート多し
ブログ更新のツイートも一応あり

相互フォロー・デュエルメイト募集
ツイッターDMでお気軽にどうぞ

 
TweetsWind
ブログ内検索
最新CM
[05/04 ライト]
[02/06 管理人]
[01/28 ライト]
プロフィール
HN:
渡有くれは
性別:
非公開
自己紹介:
そろそろ新人も何ですのでHN更新しました。 
渡有(とある)くれはと申します。 
本日は当書庫をご利用いただきまして ありがとうございます。


当ブログは
メインサイト『総合商事ビルOKIRAKU』の
コンテンツのひとつです。
メインサイトへはリンク『総トップページ』よりどうぞ。
カウンター

Copyright © とある書庫の片隅 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]