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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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今月も5日サイクル
というより分かりやすく5の倍数日にうpを継続できたらなぁと思ってます


今までがゆるめ設定だっただけに
今回の原作に極力近い設定のシュテるんに
違和感を覚えるようになったのはナイショ









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  【SIDE FATE】
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理のマテリアルと名乗った なのはそっくりの少女に
わたしたち二人は苦戦していた。

後ろからは しつこく追ってくるシューター
前からは 連続砲撃
いつだったか なのはと戦った時よりも弾幕が濃い。
しかも1つ1つの攻撃力は なのは並かそれ以上ある。


対してわたしたちは 高機動を生かした波状攻撃で
全方位から襲っては引き 襲っては引いて
少しずつだけどダメージを与えていく。
幸いヒーリングは使えないみたいで 蓄積したダメージはかなりのものになっているはずだ。





そうして 数十分もの長時間が経過。




「侮っていたのは 私のほうでしたか」

マテリアルからの攻撃が止んだ。
両手を挙げている。


「降参です。
 もともと本調子ではない躯体が これ以上持ちません」
「こ、これ以上攻撃して来ないの?」
「魔力もあまり残っていませんので」



「それじゃ今度こそ 抵抗せずに同行してくれるよね?」
「それは無理です」

無理って・・・




「1つ 教えてあげましょう。
 私たちマテリアルは 自身の身に何かあったときや
 任を遂行できなくなったと判断した時
 自動で躯体を放棄して休眠モードになるようにセットされてます」



!? あの子の身体が光となって崩れていく。
欠片のようにじゃない もっと細かく 確実に 復元できないように?



「私はたった今 任務遂行を諦めました。
 メインシステムがそれを感知した結果がこれです。
 ですので 貴方がたと同行はできません」
「そんな アンタはそれでいいの?
 自分が消えようとしてるんだよ!?」
「かまいません 元々そう作られているのですから。
 それに 先ほどの戦いで 私個人としては満足しています。
 強き者と戦って散ることは 美しいことなのです」


自分という存在が消えようとしているのに
それを構わないと 目のまえの子は言う。
わたしには理解できそうにない。



「1つ 悔いがあるとすれば
 自分のオリジナル   確か ナノハ、といいましたか
 彼女には 会ってみたかったでしょうか」
「なのはに!? 待って、今連絡してみるから・・・」
「結構です おそらく今回は間に合いません。
 しかし 機会はまだあるでしょうから」






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  【SIDE SION】
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フェイトさんから異変の報が同時に届いたとき
こちらでも変化が起きていた。




「あれぇ?   そっか もう終わりなんだ」

一緒になって笑っていた自称力のマテリアルの
足のほうから霧散していくのに 本人がまず気づいた。
驚くなのはさん、ユーノ君、管理局の皆さん   俺も驚いた。



「終わりって どういうことなの?」
「わかりやすくいえば 君たちの言う闇の書の残滓が
 強制的にボクらをリブートしようとしてるんだよ。
 詳しいことはボクにも分からないけどね」

きっとフェイトさんのほうの異変と同じ
任務遂行不能と判断されたんだ。


「そんな せっかく仲良くなれたのに・・・」
「あー たぶん大丈夫 ボクらは消えてなくなるわけじゃないから」
「ふぇ?」



曰く リブート(再起動)の名のとおり
躯体を放棄しても 数週間もあればまた起動して
再び任務に就くことになる らしい。
幸い守護騎士たちと違い 記憶も残るようだ。
彼女も 自分のことでありながら 詳しく分かってないようだが。


「だから すぐ会えると思うよ。 そのときは戦って遊ぼう。
 ボク、君たちのこと気に入った」
「えっと・・・  戦うのはアレだけど また会えるんだよね」
「うんっ ボクと、愛機『バルニフィカス』に誓う。
 そうだ 今度会うときは ボクのオリジナルとも会ってみたいな」
「それじゃ 今度はみんなで一緒だよ。
 指きりしよっか  ・・・指きりって分かる?」
「切るの!?  痛くない?」
「大丈夫、痛くないよ」


なのはさんに言われるがまま 形だけでも指きりする。
というかフェイトさんも指きり分からないと思うんだ。



指切ったところで既に霧散は胸元に及んでいた。

「あ、そういえば名前教えてなかったよね
 わたし、高町なのはです。  あなたは?」
「え、ボクの名前?  あったっけ・・・
 えぇっと 今度会うときまでに考えておく!!」



結局 慌てた顔のまま
自称力のマテリアルは光となって消えた。




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  【SIDE HAYATE】
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他のチームの現状が入ってくる。
マテリアルふたりは自然消滅したらしい。


「どうやら 他のマテリアルも休眠に入ったようだな」
「どういうことや?」
「戦略的撤退 とでも言えば良いだろう。
 時を見て 再び表舞台に現れ 今度こそ悲願を成し遂げてみせる」
「何度やっても同じやで。
 闇の書の復活は わたしたちが止める 何度でも止めてみせる。
 そしてあなたたちも 悲しみの環から解き放ってあげるんや」
「フッ 夢や希望だけでは何もできんぞ 我がオリジナルよ。
 だが 一人くらい馬鹿な夢を見てるやつがいてもよかろう。
 『ヒナ』の呼び名くらいは撤回してやる。
 いずれ我が手で葬るまで せいぜい生き延びるがよい。 ハッハッハ・・・」




笑ったまま 王様も消えてしもうた。
自らの身体に大きな穴あけて自害しよって
その穴から光の粒になって・・・

同時に ほかの空域で発生していた結界が
全部消滅したとアースラから連絡が入る。
基盤になっとったマテリアルが3人ともおらんのうなったからやな きっと。



「すずかちゃん みんな ごめんな。
 わたし 結局なにもできひんかったわ」
「ううん はやてちゃんは立派だったと思うよ。
 私こそ見てるだけで何もできなかったし」
「何も出来なかったのは 我々だけではなかったでしょう。
 ですが 彼女は再びやってくると宣言していました。
 そのときこそ彼女を止めて 書の復活を阻止しましょう」

シグナムのいう通り これも夜天の主の務めやからな。



「ですが次もうまくいくとは限りません。
 彼女達の出現までに これが役に立てばいいのですが・・・」

そう言うリインの手にある端末、
ご丁寧に日本語で 『記録完了』 の文字を出していた。





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  (あと)


というわけで リリフユBoA編は

レヴィ:主人公ズと友好関係を持ちつつ戦闘なしで消滅
シュテル:フェイトに敗北し消滅
ディアーチェ:自爆

ということになりました
このあと原作と時間軸をずらし 数週間後に【GoD編】突入となります
本編上では正月挟むんです



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