小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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騎士vsアースラチームの第3戦 まもなく始まります。
今回は前哨話。
今回は前哨話。
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とりあえず一言いっていい?
「なんじゃこりゃ」
クロノ執務官のコネで 彼の師匠たるリーゼ姉妹と一緒に
本局は無限書庫にやってきました。
でもなんだろうねこの散らかりよう。
床に落ちてる本がゴミのようだ。
「棚足りてないんじゃないの?」
「足りてはいるけど 整理がついてないのよ」
「そう 管理局の管理を受けている世界の書籍やデータが
全ておさめられた 超巨大データベース」
「いくつもの歴史がまるごと納められた
言うなれば 世界の記憶を収めた場所 それがここ」
「中身のほとんどが未整理のままなものだから
探し物をするたび戻す場所がわからなくなった本がどんどん下に積まれていくのよね」
「いや、どっか入れようよ こんだけ未整理なら何処いれても同じだって」
それくらい見事なバラバラぶりの棚
どっかの世界の辞典の隣に 見たことがある気がするコミックがあったり
重要そうな設計図の次がダイエット本だったりしてる。
「これたまに海鳴にある本も混じってない?」
「ああ、そうだね たまに管理外世界の本もあるかな
毎日のように本が増えるから誰も正確な冊数なんて知らないのよ」
「だから 本来ならチームを組んで年単位での捜索になる場所なのよね」
「よしユーノ 頑張れ」
「君もね」
「やっぱり?」
これなら砂漠で針探すほうがラクだぞきっと・・・
「私もロッテも仕事があるし ずっとって訳にはいかないけれど なるべく手伝うよ」
「ボクもその類だからね 一応」
「わかってるよ 捜索も重要だけど レイジングハートたちのメンテも重要なのは」
しっかし数年後にはここを整理するんだろうユーノは
恐ろしいヤツだ ロストロギアも真っ青だよね。
というわけで 無限書庫での資料捜索が始まった。
検索魔法と即読魔法を駆使して 一度に10冊は読み漁るユーノ
頭の中どうなってるのか一度見て見たいスペックだよ君。
ユーノほどじゃないけどボクも一応同じことができる。
(ボクだけで3冊 グラムに演算手伝ってもらっても6冊が限界)
ユーノはどんどん本が増える上段から
ボクは古い資料が埋まってる下段から捜索することが多いんだけど
他の本に混じってたまに闇の書が刺さってることがあるから要注意。
偽装(蒐集を隠すために騎士たちがかけてるアレ)して気配完全に隠してるから
ユーノたちは今のところ気づいてないけど ボクは冷や汗ものですよ・・・
ユーノは書庫に泊り込んでつきっきり 最終戦まで出て来れないだろうね。
なのでたまに手伝うボクが出てきた資料を持って海鳴に帰る。
本局と海鳴を行き来する 学校も3日に1回休みながらの生活
そんな生活が1ヶ月ほど続き 季節はいつの間にか本来の12月になってた。
知らない間にフェイトがケータイ持ってたりしてる。
クソッ そのイベントちょっと見てみたかった・・・
<12月11日 16:30 海鳴市某所 臨時本部>
「ただいまー」
「おねえちゃんおかえりー」
「よっ お帰り」
出迎えてくれたのは すっかり仲良しな使い魔のおふたりさん。
もう高町の子なのかハラオウンの子なのかわからないくらい往復してる家に
資料を持って帰ってきたボク。
一応確認するけど ここはボクの家じゃないからね アースラチームの臨時本部だからね。
将来本当にハラオウン宅になるんだけど 今はまだ臨時だからね。
「みんなは?」
「んとね なのちゃんとフェトちゃんはお部屋 エミちゃんはおかいもの」
「クロノとリンディ提督はちょっと用事だってさ」
「ありゃ 二人ともいないの」
「いなーい」
ってことは今日またひと悶着あるのか タイミングよく帰ってきちゃったな。
「たっだいまー」
「っと 噂をすればもうひとり帰ってきたよ」
「エミちゃんおかえりー」
買い物帰りのエイミィさんと 気づいたのかダイニングに来たエースたち
うん 役者は揃ってる。
「おっ アリスちゃんも帰ってきたね。 買ってきたもの片付けるからみんな手伝って」
「はーい」
「艦長、もう本局に出かけちゃった?」
「うん。 アースラの武装追加が済んだから試験航行だって」
「武装っていうと アルカンシェルかぁ。
あんな物騒なもの最後まで使わないで済めばいいけど」
ぶそうだけにぶっそうですか? 寒いよエイミィ。
「ってか今回も蒸発させて終わらす気なんだね 管理局は」
「今回も?」
「10年前の闇の書事件のこと ごく最近の資料として見つかったから」
「そっか。 そうだね 本格的に活動しそうになったらそうなっちゃうかもね」
「クロノ君も居ないですし 戻るまではエイミィさんが指揮代行だそうですよ」
「責任じゅうだーい」
「いやそれもまた物騒な・・・」
「煽ってどうすんのさw」
「とはいえそうそう非常事態なんて起こるわけが・・・」
ってときにタイミングよく警報が来るのはお約束。
「・・・これまた噂をすれば」
「起こっちゃいましたねぇ」
急いでエイミィさんの自室兼通信司令室へ集合し
状況と情報の収集を開始した。
スクリーンに映し出される シグナムとザッフィー
背景は砂丘と青い空しか無い。
なにか喋ってるように見えるが音声は繋がってないし
思念通話ではなく声に出されたんじゃボクにも分からない。
「文化レベル ゼロ」
「人間が居ないってこと?」
「そう。 でもここだと強装結界で閉じ込めようにも
局員集合まで最速で45分はかかる。 まずいなぁ・・・」
「エイミィ わたしが行く」
「わたしもだ」
と名乗りを上げたのはフェイトとアルフさん 原作どおり。
「二人で大丈夫? ベルカの騎士と1対1はホネだよ」
「たぶん 大丈夫。 時間稼ぎくらいはできるし
なによりシグナムとの決着もついてないから」
「・・・分かった お願い。
なるべく早急に局員配置するから がんばって。
他のメンバーはここで待機ね。 なにが起こるかわからないから」
指揮権を持つエイミィさんが決めたんじゃ話は割り込めないね。
まぁ 大丈夫でしょうこの二人なら。 仮面の男が出てくるまでは。
シグナムとザッフィーが別れ スクリーンも2つになる。
シグナムのほうにはフェイトが
ザッフィーのほうにはアルフさんが対面し
それぞれでタイマン勝負が始まった。
そしてその頃 反応がもう1つ、別世界で見つかる。
「!? もう1箇所ぉ」
出てきた3つめのスクリーンにはヴィータが映っていた。
闇の書を所持している。
「本命はこっち・・・」
「それじゃ行きますか」
「そうだね そのために残ったんだものね」
「がんばろー」
高町家3人組 出撃!!
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あとがき
展開上 リリトラではできなかった2箇所で起こる第3戦
リリコレ版が始まりますよ 次回から。
といってもほとんど高町家vsヴィータで進む予定ですが。
神出鬼没な闇の書って扱っててけっこう楽しい。
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