小説置き場
通常は3の倍数日に更新します
取り扱い:リリカルなのは二次SS
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今回は珍しく主人公ピンチのお話にしてみました。
------------------------------------------------------------------------------------
守護騎士たちとの戦闘を終え やっと97世界に戻ってきた。
ボクらは説明と今後の話し合いのため一旦ハラオウン宅に集まっている。
「カートリッジシステムってのはいろいろとめんどうが多いシステムでね
本場ベルカでもいろいろ苦労したって記録があるくらいで
管理局で開発したものでも扱いがきわめて難しいんだ。
本来なら繊細なインテリジェントデバイスに組み込むものじゃないんだけど
レイハさんとバルディッシュ、2機はどうしてもって言って。
よっぽど悔しかったんだね 自分の主を護りきれなかったこととか」
実際に設計、加工したボクでもこれは故障と紙一重なものだって思った。
一瞬で大魔力が流れ込むんだからね 当然だと思う。
元々専用に作られたアームドでもかなり故障率は高かったらしい。
それをインテリジェントにだもん しかも本編中故障無しだったし
原作のマリーさんグッジョブだね。
「扱うときは細心の注意を払ってね 特になの姉さん」
「ふぇ わたし?」
「あえて言うよ 無理しないでよね」
「だってさ なのは」
「き、気をつける・・・」
「それじゃ先進むよ 新たしいモードの説明 2機とも3つずつあるからね。
レイハさんは中距離射撃のアクセル 砲撃のバスター フルドライブのエクセリオン、
バルディッシュは汎用のアサルト 鎌のハーケン フルドライブのザンバー、
フル以外は前までと同じ使い方ができるから できる限りフルは使わないようにね。
デバイスも使用者もかなりの負担だし フレーム強化しないと危険だから」
「分かった ありがとうありす それにレイジングハート」
「バルディッシュも ありがとう」
まぁ 言っても無駄だろうけどね・・・
ボクらがダイニングで説明会しているときに
リビングではアルフとユーノ、アースラ士官たちによる作戦会議(?)が行われていた。
(エイミィさんもこっちにいる 説明役ボクがやったからね)
説明が終わったボクらが参加するころ 闇の書と守護騎士の説明が行われていた。
ヴォルケンがプログラムだってあたりでみんな驚いてたね。 そりゃ驚くよね。
このへんはだいたい原作どおり。
「あの4人 闇の書の守護騎士たち 彼らは人間でも使い魔でもない。
闇の書に内蔵されたプログラムが人の形をとったものなんだ。
闇の書本体は転生と再生を繰り返すけれど
この4人はずっと闇の書と共に さまざまな主のもとをわたり歩いている」
「意思疎通のための会話は過去にも確認されているんだけど
感情を見せたって例は今までにないの」
「あれ でもヴィータちゃんは怒ったり悲しんだりしてたよ」
「シグナムからもはっきり人格を感じました。
"成すべきことがある 主と仲間達のためだ" って」
「主のため か・・・」
「シグナムさんはそうでしょうけど
ヴィータが攻撃してくるのははたぶん負けず嫌いからじゃないですかね」
「それは否定できないかな そんな性格みたいだし
なのはには負けるものかーって感じで」
「それに比べてザッフィーは堅実だったなぁ あの状況を読んで指示出してたし。
シャマルさんはどうかなぁ 指示出しつつ明日の朝ごはんのこと考えてたりして?」
「ああそうそう その点で君に聞きたいことがあったんだ」
「えっ 何?」
クロノの操作で画面が変わる。
守護騎士と闇の書のデータ画像から 動画ファイルへ。
これは さっきの戦闘?
" あー クロノに見つかったかなシャマルさん "
" 貴様、我らの思念通話を何故・・・ "
" 途中から声に出てたよザッフィー "
" なん だと・・・ "
「これってさっきザッフィーとあたったときだよね」
「ああ。 そこで君に訊きたいんだが
まず " シャマル " とは誰のことを指している?
そして彼の " 我らの思念通話を " とはどういう意味だ?」
あ まずったかなこりゃ・・・
そういえば初回はビルの陰 今回は結界外にいて
シャマルさん僕らの近くに居なかったんだっけ。
初回は向こうの封鎖領域内だったけど 今回は管理局の強装結界だったから
会話つつぬけで記録されてたみたい。
「思えば戦闘前の君はやけに友好的な挨拶から始めていたな。
何かいろいろと僕たちに隠しているんじゃないのか?」
「・・・鋭いね クロノ」
「これでも執務官だからね」
「そうだったね。 分かった 話せれる範囲で話すから」
「いや全部吐いてもらう。 事件解決のためにもね」
うわぁ怖いよこの空気読めない執務官様・・・
ああ見えてカンが鋭いクロノに気づかれないよう
隠すところは隠して話すしかないか。
上手く誤魔化せるかな・・・
「話は6月の頭くらいからかな。
ちょっとした買い物で商店街に出て帰るときに
散歩中だったザッフィーとシャマルさんに出くわしたんだ。
僕のどでっかい保有魔力に感づかれてね 最初は管理局員と間違えられた」
事実は僕から八神家の視察に行ったんだけど 言えませんよね。
「それから何度かザッフィーと戦ってるけど 今のところボク全勝中。
シャマルさんがあの場にいなかったから 結界外にいたんじゃないかと思ったわけ。
思念通話はなんとなーくだね 漏れてるのかな?」
「それだけ!?」
「うん それだけ」
「どんだけ!?」
すっごいテキトーでしょう 自分でもそう思うもん。
「・・・まぁ君の話は信じるとして
そういうことなら闇の書の主と守護騎士は海鳴近辺在住のようだ。
それなら案外主が先に見つかるかもしれないな」
「ああー それ分かりやすくていいね」
「だね 闇の書完成前なら持ち主も普通の魔道師だろうし」
まさかそれをとおりこして普通の魔法も使えない少女だとは思わないだろうなぁ。
「それにしても闇の書についてもう少し詳しいデータが欲しいな」
「管理局ってさ 資料室とか倉庫とか 調べものできる機関ってないの?」
「いや、あるにはあるんだが その・・・ 奥まで手が届いていなくてね」
「あー未整理なのか そういう場所なら」
「うん 僕らスクライア一族の本領だね」
おっ ユーノがノリノリ 幸先いいね。
でも相手は無限書庫だよ? 超巨大図書館だよ? 天井見えないくらい棚あるんだよ?
まぁ、君ならどうってことないだろうけど。
って・・・
「 僕"ら" ?」
「もちろんアリスも手伝ってくれるよね」
ナ、ナンダッテー!!
「て、手伝うだけでいい? ボク、デバイス調整とかしたいし」
「ああ、そうか そうだね でも手伝うときがガッツリ手伝って貰うからね」
「mjsk」
「当然」
ボクまで怪物に挑まなきゃならんのか・・・
今ほどスクライア一族を恨んだことは無いかもしれない。
------------------------------------------------------------------------------------
あとがき
ボロだした主人公がクロノ執務官の追及をごまかすの巻
そんでもって書庫行き確定 住み込みじゃないのでリーゼ姉妹みたいな動きでしょうかね。
PR
この記事にコメントする