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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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意外とストーリー自体が進まない・・・






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リンディさんが手配してくれた医療班が到着し
ボクらはそのまま付き添いで管理局本局へ移動した。



いくつもの世界を監視し 世界間をまたぐ犯罪や次元干渉犯罪を解決するため働く管理局、
その本局(通称 海)は 次元間に設置されている。

こんぺいとうのような建物の中に生活に必要な施設や部署が入っていて
それ自体が1つの小さい世界のようになっている。

ボクらはその中にある医療センターへやってきた。
なの姉さんはいまだ眠っている。
リンカーコアをやられたんだ。 無理も無い。
あれは精神的なところに深くつながってるからね。








「いや 君たちの怪我も軽くてよかった」
「いやまぁ大方回避したからねぇ」
「クロノごめんね 心配かけて」
「もう慣れた 気にするな」

ボクとフェイトもさっきの戦闘で少しばかし怪我をした。
聞けば なの姉さんも怪我自体はたいしたことないそうだ。
それは良かったんだけど ねぇ・・・



なの姉さんが目をさましたということで 3人で様子を見にいった。
入って早々クロノはお医者さんにつかまり そのまま退室となったけどw

クロノが退室したあと しばらく無音の空気が漂った。
ひさびさの再会がコレだったら そりゃ何話していいか困るよね。
「あー ボクも出てようか?」
「だ、駄目! 一緒にいて・・・」
「だって久々の再会なのに 二人きりのほうが離しやすいでしょう」
「いいの ありすは一緒で」
「あの、わたしもそれで・・・」
「そう?」

そういわれたら 出るに出られないじゃないか。





出歩いてもかまわないとお医者さんから許可を貰って
ボクらはその足で今度はデバイス局へ向かった。
レイハさんとバルディッシュはこの局の一室で修復中。
この前がんばった甲斐あってレイハさんはコアの破損は無かった。
でもバルディッシュは 目も当てられない・・・

今はユーノとアルフさん はくとの3人がついててくれている。
ボクもデバイスマイスター所有者なので 修復のお手伝いに加われることになっている。


「なのは 久しぶり」
「アルフさんも お久しぶりです」
直接助けに入ったフェイトとは数時間ぶりだけど
さっきの戦闘でずっとザッフィーの相手してたアルフさんとは数ヶ月ぶりです。




「状況は?」
「うん 正直あんまり良くない。
今は自動修復をかけてるけど 終わったら再起動して部品交換しないと」
「ふたりとも かわいそう・・・」
「それだけ相手が強かったってことだね。 伊達に騎士とは名乗ってないか」

「そういえばアイツらの魔法 なんか変だったね」
「そりゃね ミッド式じゃないからそう思ったんだよきっと」
「ああ あれは多分ベルカ式だ」
「ベルカ式? なんだいそれ」
「大昔にミッド式と勢力を二分した魔法体形でね 近接戦闘に特化してるの。
ボクもさわりだけなら使ってるんだけど 術式構造がまるで違うんだ。
デバイスもそれ自体が武器として使える【アームドデバイス】を好んで使う。
それだけでもバルディッシュの比じゃない破壊力だよ」
「ベルカ式の使い手で優れた者が【騎士】と呼ばれるんだ」
「確かにあの人 ベルカの騎士って言ってた」

「最大の特徴は デバイスに組み込まれた【カートリッジシステム】っていう武装」
「儀式で圧縮した魔力を込めた弾丸をデバイスに組み込んで
瞬間的に爆発的な破壊力を得る 危険で物騒な代物だ」
「ありすのデバイスもそんな感じなの?」
「ボクのグラムは正真正銘ミッド式のインテリジェントデバイスだよ。
でもアームドでもカートリッジ積んでないやつがあるから 似たようなものかな」







ここでフェイトは面接の時間ということで クロノと退室していく。
当然なの姉さんも連れて行かれた。 原作どおりです。
ボクは残ってデバイス修復のほうですよ。

「ボクのデバイスも かぁ・・・」
「おねえちゃん どしたの?」
「いや なの姉さんが言ってたことがちょっとね」
「アリスのデバイス デフォルト状態が大剣だものね
フェイトのと違って刃の部分まであるし」
「カートリッジシステム積まれてても不思議じゃないよね」
「いやぁ 積む気は無いよ 今のままで十分」
ま、魅力はあるんだけどね。



ちょっと一息つこうということで すぐ隣の休憩室に移動してきた。

「やっほーみんな 部品発注しておいたよ」
「エイミィさん」
「ありがとうございます」
こういう事務処理はエイミィさんに頼むのが1番早い コネあるし。

「でね、今度の事件 さっき正式にうちの担当になったの」
「アースラスタッフの? アースラ整備中なのに?」
「そうなんだよねぇ・・・」
肝心のアースラは只今全検整備中につき 動けないのだ。
困ったときに事件が起こったもんだね ってボクは知ってるんだけど。


資料あるけど見る? といわれたので見せてもらった。
世界構造なんかはミッドの学校で習った(ようは地理)からだいたい分かる。
「97世界の近辺に密集してるね」
「うん だいたい個人転送でいける範囲かな。
だから艦長もクロノ君も アジトもその付近って見てるの」
海鳴市内だもんなぁ アジトw
「それだとココから行くのは大変じゃないですか?」
「中継ポートを通らないといけないね。 直接は無理」
「時間かかりそう」
「他の戦艦借りようにも空いている艦が無いんだって。
それで今 艦長が打開案を上に申請してるんだけど」
「打開案? なにかいい案があるのかい?」
ありますね いい案。







上層部には すんなり通ったらしく
その日の終わりごろ アースラスタッフ主要を集めての会議が開かれた。

内容はほぼ原作どおりだったので省かせてもらう。
ようは臨時本部が海鳴市 うちの近くに置かれるってことだ。
なの姉さん大喜び 早速すずちゃんたちにメール飛ばしてたっけ。
(通話は難しいけどメールなら次元通信経由で飛ばせるんだそうな)



届出は終えていたらしく 次の日早くから機材搬入、引越し作業が行われた。
なの姉さん ユーノ はくとも手伝いに行っている。
ぼくは辞退した。 デバイスメンテに集中したいからね。
ちっこいアルフさんとか見たかったけど(後で見れるし)

今頃アースラスタッフが海鳴で作業中だろなぁ。
なんて考えながら こっちも作業を続ける。
自己修復を終えて昨日届いた部品と交換、先輩にあたるマリーさんと一緒にやってます。
(デバイスマイスター試験のときお世話になったのだ)

「しっかしレイハさんはともかく バルディッシュはどうみても杖って感じしないなぁ」
『 よく言われます 』
「アームドデバイスと間違えられない?」
『 そうですね 』
それでも杖タイプのパーツを使っているバルディッシュとそんな会話をしながら
作業は順調に進んでいった。




「・・・っと よし、部品交換終わり」
「マリーさんおつかれさまです」
「アリスちゃんも 君たちもね」
デバイスたちは返事をしない。 何か2機でやりとりしている。

「あら お話中かな? まぁいいや。
あとはプログラムの損傷無いか見て 問題なければ試験起動ね」
コンソールを叩くマリーさん。
ボクは2機が何をやり取りしてるか だいたい予想ついた。
たぶん・・・

「あれ?」
「どうしたんですか?」
「い、いや なんでもないわよ ちょっとエラーが・・・」
試験起動に入ろうとしたとき 2機からエラーコードが提示された。
やっぱりね。 モニターには〔ERROR E203〕と表示されてる。

「203って部品不足のコードよね。 何かとりつけ忘れたかな・・・」
すぐにマリーさんが調べるが 通常必要なパーツは全部あった。
そりゃそうだろうね 不足してる部品ってアレですから。

再度起動してみるが 何度やっても結果は同じ。
何が足りないのか提示させて マリーさんが凍った。
「ええっ なんで? なんでこの部品が・・・」
「どれどれ・・・ あー、もしかしてさっきの会話素で受け止めちゃったかな?」
マリーさんがすぐに海鳴のエイミィさんへ連絡する。
モニターの向こうでエイミィさんも凍ってた。


不足していると表示された部品番号は【CVK-792】
本来のミッド式インテリジェントデバイスにはありえない
管理局が研究のために作ったベルカ式カートリッジシステムの番号だった。





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あとがき



このへんは特にオリジナリティも入らず
ほぼ原作ストーリーに沿って進んでます。
少なくともなのはさん完治までこの状況の予感。


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