小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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さあ ぶっぱなさせていただきましょう。
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目的地に到着したボクらは
間もなく見えるであろうヴィータを待ちかまえる。
ヴィータのほうはシャマルさんあてに思念通話を使ってるので
どのあたりまで来てるかよく分かった。
『シグナムたちは?』
『砂漠で交戦してるの テスタロッサちゃんと 彼女の守護獣の子と』
『・・・長引くとマズイな 助けに行くか あっ!?』
『ヴィータちゃん?』
『クソッ こっちにも来た 白い服と青い服のヤツ』
「やっほー」
「敵にやっほーはねえだろ」
「いいじゃん知らない相手でもなし」
「ヴィータちゃん・・・」
「テメェも来たのか 高町なんとか」
「なん・・・ なのだだってばぁ」
「だーから言いにくいんだよ」
妙におちゃめな敵同士だよなぁこの二人。
「もぅ・・・
ねえ、やっぱりお話聞かせてもらうわけにはいかない?
もしかしたらだけど 手伝えることとかあるかもしれないよ」
「お体のことはどうにもならないと思うけどね」
「なっ・・・」 「ふぇ?」
おおっ 二人の視線が一気にこっち向いた。
ちょっと口に出しすぎたかな?
「テメェなんでそこまで知ってやがる」
「あれっ もしかしてヴィータって本当にシャマルさんの話から外されてる?」
「ねえありす お体って誰のこと? 何を知ってるの?」
「いやぁこればっかりはユーノやはくとにも言えないボクだけのヒミツ」
「やっぱり管理局のヤツは信用できねえ」
「ヴィータちゃん わたしたち管理局の人じゃないよ」
「厳密には民間協力者だもんね」
「クッ なんとかをぶったおすのも そっちのやつを追求すんのも また今度だ。
吠えろグラーフアイゼン!!」
『 アイゼンゲホイル 』
目くらましの魔法が炸裂する。
なんの用意もなかったなの姉さんは見事にひるんだけど
ボクはしっかり事前準備してたのでそうでもない 一瞬は視界奪われたけどね。
「な、何何? 今の何」
「姉さん大丈夫? 今のただの派手なこけおどしだよ」
「あ、ほんとだダメージ無い」
ヴィータはその隙にかなりの距離を移動していた。
「あーあ あんなに遠くにまで いいのかな騎士がしっぽ巻いて逃げて」
「でもこのまま逃がすわけにもいかないよね」
「ですよねー あんだけ遠い相手を狙撃するったら これしかないでしょう」
『 Buster Mode 』 『 Launcher Mode 』
『『 Drive ignition 』』
レイハさんとグラムの形状が砲撃対応のものに切り替わった。
「準備OK」
「いくよ 久しぶりの長距離砲撃」
『 目標ロックオン 81番から240番まで並列処理開始 』
『 非殺傷設定を確認 目標ロックオン ロードカートリッジ 』
桃色と青紫色の魔力がどんどんチャージされていく。
『 ディバインバスター Extension 』 『 ルイン レイザー 』
「お待たせしました 高町姉妹の砲撃二重奏」
「いくよ せーの」
「シュート!!」 「ファイエル!!」
おなじみの桃色破壊光線(カートリッジ2発込)と
ボクの長距離砲撃(威力300%増強)が
ツイストしながらヴィータに向かってまっしぐら
数秒後 大爆発を起こした。
『 直撃ですね 』
「・・・ちょっとやりすぎた?」
「カートリッジ2発も込めてそれを言うか」
爆発の煙がだんだん晴れていく。
そしてその中から人影が 2つ。
「あっ・・・」
「ルインレイザー込みでも抑えるかねあの人は」
人影の正体はヴィータと仮面の男
高出力砲撃2発で多少ダメージが通ってればと思ったけど
ぴんぴんしてるよ。
「だけどボクが何も用意してないと思う?」
「えっ?」
「どろっぷきーっく」
仮面の男から死角の方角から飛んでいくわが使い魔の蹴り。
来たら来たで遊撃してもらうのに別行動してもらってたのでした。
しかもあの男 アのほう(魔法)だから格闘苦手のはずだし。
「な、何!!?」
「さらーに トルネイドハンマー」
足技だけで空中戦を挑み続けるはくと 避けるのに精一杯な仮面の男
そしてその様子を唖然と見るヴィータ 今のうちに転送すりゃいいのにね。
「あ、ありす あれってどういう状況?」
「うーん見てのとおりとしか・・・ あ、ヴィータ離脱した」
「えっ? あ・・・ またお話聞きそびれちゃった」
ヴィータの離脱を待っていたのか 仮面の男のバインドが決まり
はくとが縛りあげられ そのまま仮面の男も離脱していった。
「うー 逃がしたぁー」
「あーまぁ相手も思ってたより凄いスペックだってことは分かったし
はくと アレは?」
「ばっちりー」
「ありす アレって?」
「今はヒミツ♪」
「・・・ありす あとでいっぱいオハナシしようね」
ってなんか凄い形相でレイハさん構えながら言うなの姉さん。
こ、怖えぇ・・・ これが白い悪魔のオーラですね 今ならすごくわかります。
「と、とりあえずフェイトのほう加勢に行こう ねっ(滝汗」
「あ、うん そうだね」
ボクも死亡フラグはまだ拾いたくないし・・・
本部のエイミィさんとは通信が繋がらない。
きっと今頃必死にシステム修復中だろう。
「仕方ない個人転送で行こう」
「できるの?」
「座標アドレスはフェイトが行くとき見てきたからね。
距離的に5回くらい転送かけて 25分もあればなんとか・・・」
転送を繰り返し 砂漠の世界、フェイトたちの戦闘現場にたどり着いたときには
既にフェイトはリンカーコアを食われた後で 仮面の男もシグナムも撤退済み、
アルフさんがフェイトを抱きかかえていた。
「フェイトちゃん!!」
「なのは アリス はくと 遅かったじゃないか」
「ごめんなさい こっちはフェイクだったの」
「あのあと闇の書を持ったヴィータが見つかってね。 こっちの状況は?」
「ああ あたしもザフィーラと一戦交えてたんだけど
ダンナが急に撤退してね 何かと思ってこっちに来てみたらこのザマさ」
「シグナムさんに?」
「いや シグナムはフェイトを抱えてくれてた。
フェイトをこんな目にあわせたのは あの白い男だ」
どうやらこっちは原作どおりの展開で進んだみたい。
ロのほうがフェイトに一撃食らわせたんだね。
「とにかくフェイトが危険だね すぐ転送してもらおう。 エイミィさーん」
あれ、反応が無い。
「あたしもさっきから呼んでたんだけど ぜんぜん反応しないんだ」
もしかしてまだ復旧できてない? ってことはアースラにも連絡がいってないってこと?
「・・・本部でも何かあったのかな」
「えー エミちゃんだいじょぶかなぁ?」
「エイミィさんより今はフェイトのほうが大変だ。
仕方ない また個人転送でいこう。 アルフも使えるよね」
「ああ。 でも何処に?」
「とにかく海鳴に戻ろう ボクにアテがある」
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あとがき
やりたいことをやらせていただきました。
3章の設定ページで「ディバインバスターEXと似たような使い方ができる」と
書いてるときに思いついた姉妹同時攻撃とか
高町式オハナシされるフラグとか・・・
次回は随分と久しぶりの方が出てくる予定です。
それと 新オリキャラを出す予定 リリコレ入って3人目になります。
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