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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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ごめんなさい
今回ちょっと短いです。








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<75年 6月17日 13:00 機動六課 部隊長室>




「臨時査察?」
「うん 上からの正式通達。 これ書類ね」

今日ボクは嫌な役をおしつけられて しぶしぶ六課隊舎にやってきました。
機動六課に地上本部の査察が入るらしいです。
どうも昨日の一件 ヒゲに見られていたようで・・・


「どれどれ・・・ うわっ あまり日も無いな」
「地上本部の査察はかなり厳しいって聞いたことあるけど」

一応、六課の監視役という隠れた役目も持っている774部隊。
それでもなお不安と思ったんでしょうか?
資料見たけど かなり大規模に入るみたい。


「はぁ どないしよ ただでさえうちはツッコミどころ満載の部隊やのに・・・」
「今、配置やシフトの変更命令が来たら致命的だよね」
「ボクのほうでなんとかしようにも どうにもならんないんだよね」
「どうして?」
「その日別件で本部に呼び出されてるんだね。 六課から遠ざける狙いもあるんでしょ」

なんでその日に本部空隊の部隊長会議入ってるんでしょう?
いや、あえてその日を狙ったのかもしれない。 ありうる。


「ま、来るもんはしゃあない。 なんとか乗り切らな」
「そうだね」

がんばれーとしか言いようが無いな。




「そやフェイトちゃん このあと少しええかな?
これから聖王教会本部 カリムのところに行くんやけど
なのはちゃんと一緒に来て お話聞いてもらいたいんよ」
「うん わたしは大丈夫 なのははその話は?」
「これからや。 教会の病院いってるんやったっけ?」
「うん 例の少女の件で。 もう戻ってると思うんだけど・・・」

フェイトがコンソールを軽快に操って 通信を開くと・・・





『うえぇぇぇん  ふぇぇぇーん・・・』

ド音量の泣き声がw



どうやらなの姉さん 隊舎には戻ってるようですね。
フォワード陣が鳴き声の主を前にどう対応しようか困ってます。

泣いてるのが誰かは 言うまでも無いでしょうけど 例の少女です。









3人揃って衝撃の現場に急行。
ある意味戦場 というかカオスになってる。



「あ 八神部隊長」
「フェイトさん スクライア三佐も・・・」
「あはは これはまた・・・」
「うーん エースオブエースにも勝てへん相手はおるもんやね」

あのなの姉さんがものすげぇ困った顔してるよw



「スバルとキャロはとりあえず落ち着こか」

二人を下がらせてる間に フェイトが慣れた手つきで少女をあやす。
こういうことに関しては他の誰よりも経験豊富なんですね。
現にそうやって育った子が約2名ここにいますしw




「知らない人ばっかりで 怖かったんだよね。 大丈夫だよ」
「なるほどそりゃ怖い。 それじゃこれから知ってる人になろう。
ボクはありす。 こっちはフェイトさん。 あなたは?」
「・・・ヴィヴィオ」
「ヴィヴィオか いい名だ。
それじゃなのはさんとフェイトさんはちょっとご用時があるから
ボクと一緒におるすばんしないかい?」
「・・・うん」

OK子守りフラグゲットだ。
ついでになの姉さんからヴィヴィオを引き剥がすことにも成功。







「ふぇぇ おそくなりましたー」
「おぉぅっ 終わった頃に現れおってw」
「ごめんなさーい 事務処理中だったんでーす」

万事解決した頃にはくと登場 あまりにも遅すぎた登場だ・・・




「あ うさぎさん・・・」

あーほんとだ はくとウサ耳出しっぱなし。


「ふぇ?  ああ、昨日保護したって子だね。
はじめまして はくとでーす」
「えと はじめまして?」
「よくできましたー えらいえらい」
「ヴィヴィオ えらいー(喜」


あ、登場遅かったけど 案外悪くないかもしんない・・・






結局なの姉さんの代役にがっつり捕まれたはくととボク、
それに年齢の若いライトニング2名の4人でしばらくお留守番することに。











<数時間後>




聖王陛下 ぐっすり夢の中へご案内。
添い寝してたはくとも拉致られた模様。



「ふぅ・・・」
「落ち着いてくれてよかった」
「うん」


隊長陣が出発してしばらく
おえかきーの 積み木遊びーので遊び疲れましたねこれは。






「なんか ほんとに普通の子だよね ヴィヴィオって」
「うん・・・」
「エリオどしたん? 難しい顔して」
「昨日、ギンガさんが話してたことで ちょっと・・・」
「プロジェクトA.M.かい?」
「はい」



ギンガとはやちゃんが立てた仮説が正しければ
ヴィヴィオは人造魔道師素体ということになる。
ただ いろいろと無理がかかるこの技術
特に脳の発達は通常の子供より遅くなる傾向が見られ
現在のヴィヴィオ年齢くらいなら こう上手くは考え、喋ることはできない。
もちろん 一般論でしかないんだけど。





「おそらく素体の基、オリジナルの人の記憶を持ってるんじゃないかと」
「・・・君が言うと説得力あるね」
「では やはり!?」
「たぶんボクと君は 同じこと考えてると思うよ」



「「【プロジェクトFは まだ何処かで続いている】ってこと(ですよね」)だろうね」











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あとがき



はくと=兎素体 って設定が思わぬところで役に立った。
ミッド在住中は回りを気にしなくていいので
人間形態中も耳出してラクにしてるという裏設定。

ほぼ最後のセリフ言わせるためだけのような4話でしたが
うまいこと打ち解けてくれそうですね。

そのかわりにアイナさんの出番減少フラグがちらほら見えますが・・・




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