小説置き場
通常は3の倍数日に更新します
取り扱い:リリカルなのは二次SS
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章も新しくなって ストーリーも転換期
少し更新速度落ちましたが まだまだがんばります。
今月中にゆりかご浮けばいいなぁ・・・
少し更新速度落ちましたが まだまだがんばります。
今月中にゆりかご浮けばいいなぁ・・・
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<75年 9月11日 19:00 六課隊舎>
部隊長同士 はやちゃんと最終確認のため六課のほうに来ていました。
これからフォワードたちや姉さんらが出発ということで
ロビーに集合がかかってます。
ボクはそっちには参加せず 部隊長室からそのまま屋上へ。
『地上本部公開意見陳述会』
物語の転機となる予定の大行事もいよいよ明日、
正直参加するのはイヤなんですけど 立場柄仕方ないんですよねぇ。
あ、ちなみにボクも明日本部入りです。
「失礼します 先輩、調子はどうですか?」
「・・・よう。 ヘリの調子は、まぁいいんだがよ」
「まだ慣れてないんですか先輩?」
「お前さんのほうが階級もずっと上なのにそう呼ばれると な・・・」
「何年ご一緒させてもらってるとお思いで」
「傍からみたら異常な光景だと思うぜ 『三佐殿』」
「はは・・・ 違いない」
ヴァイス陸曹と一緒に苦笑い。
三佐が陸曹に敬語使ってるんだもんね。
「ボクにとってはいつまで経っても 憧れの先輩なんですよ。
人徳的にも 射撃の技量的にも。
ボクはどっちかというと射撃より砲撃や白兵戦のほうが得意ですし」
「普通それはどっちかが得意なんじゃねえのかと思うんだが」
「まぁ そうなんですけど・・・
でも先輩凄い射撃の腕してて なんで武装隊辞めちゃったんです?」
「個人的な事情 三佐殿には関係ねえさ。 それにパイロットもいいもんだぜ」
お世辞でもなく射撃の腕は本当に凄い いや、凄かったんですよ。
その点に関しては昔から勝てませんでしたからね。
本当に なんでこの人は武装隊から身を引いちゃったのやら
当時の部隊長さんも相当嘆いていたという噂だし・・・
「・・・っと なのはさんたちのご到着だ。 三佐殿は明日出発だっけ?」
「はい それまでの間、本部をよろしくお願いします」
「何か起きたって揺らぐほどやわい警備はして無いだろうけどな」
実際 警備はかなり厳重になる。
各方面から人員を集められるだけ集めているし
平時でも1個空隊の非常警戒態勢並の体制を敷いている場所ですから。
でも そこがボッコボコにされるんですよ 明日・・・
先発メンバーがぞくぞくヘリに向かっていく。
ヴィータ副隊長を先頭に リインII、フォワード4名、ついでに同乗するマリー先輩、
最後になの姉さんが乗り込もうとしたとき さらに後続がいることに気づいた模様。
その後ろには 仲良しトリオ(ヴィヴィオ・はくと・ザッフィー)とアイナさんが・・・
「あれ、ヴィヴィオ。 どうしたの ここは危ないよ?」
「ごめんなさいねなのは隊長 どうしてもママのお見送りするんだって・・・」
「うーん ダメだよアイナさんにワガママ言っちゃ」
「・・・ごめんなさい」
お見送り自体はほかにもいらっしゃるわけで。
さらに後ろから明日発の3人が。
「ヴィヴィオもきっと不安なんだね」
「なの姉さん夜勤でどっか出かけるの初めてでしょう」
「あー そっか。 なるほどね。
ヴィヴィオ なのはママ、今日はお外でお泊りだけど
明日の夕方にはちゃんと帰ってくるから いい子で待っていてくれるかな?」
「・・・絶対?」
「絶対に絶対。 いい子で待っていてくれたら
ヴィヴィオの好きなキャラメルミルク作って上げるから。 ママと約束」
「うん。 約束」
指きりで約束 これが後悔の原因になろうとは
もちろんボク以外誰も思ってない。 実際みんなそんな顔してるし。
多くの要員を乗せ ヘリは本部へと発進していった。
夜が明ければボクやはやちゃんたちも出発する。
そうなれば・・・ ああ、しばらく『この場所』ともお別れですね。
「そういえば すずかちゃんたちはどないしたやろ?
今日到着って話やなかったっけ?」
「ああ、向こうで少し手続きに手間取って
もう少しでセントラルポートに転送到着だって聞いてる」
「そっか。 出発早々災難やな」
災難と割り切るなら きっと明日が本番だよ。
「できるなら迎えに行きたいんやど まだ仕事がなぁ・・・」
「そっちもボクが行ってくるよ。
まぁ アルフが道案内についてきてるらしいから 迷子にはならないだろうけど」
「パパー ヴィヴィオも行きたいー」
なぬ!?
「ヴィヴィオー もうお外真っ暗なんだよ 危ない目にあったらどうするの。
そんなことになったらボクが姉さんに頭冷やされちゃうよ」
イヤだよあのトラウマ・・・
「危なくなったら 強ーいパパが守ってくれるよね」
「いやぁ どの程度危ないかにもよるけど・・・」
強盗とかならさておき 次元震クラスだったらさすがに無理だよw
<19:30 移動中>
結局迎えに行くなら車が要るでしょうと フェイトが同行することに。
保護者同伴という形でヴィヴィオ同行決定。 アッシー君にされる執務官殿w
いやボクが免許持ってれば良かったんだけど 転送で移動するから要らないし ねぇ・・・
ただ自分の車だと人数乗れないので 4人乗りの六課のジープを借用。
まだこの時期ならあったかいから大丈夫 らしい。
ボクも市街への無許可転送はできないので 行きは同乗していきます。
(帰りは自舎に飛べばおk)
その後ろから俊足でついてくるはくと。
こう見るとつくづくチート設定なんだよなぁと思ってしまう。
ジープとはいえ そこそこ速度は出るんですけどね。(交通法の範囲内で)
別についてこなくてもいいのについてくるのにも 理由があったりする。
はくととボクの使い魔契約
10年前 大事なリボン交換の時間を潰してやっちゃったアレ、
『この場に集いし者を尊い、護り 最期の時まで己の目で見守る』
あのときの契約は 実はもう無効になってたりする。
もう7、8年くらい前になるけど 正式に管理局が決まって
リインIIの誕生日とボクの就職祝いをいっしょにやった日、
あの日以来 リインに『お姉様』と呼ばれるようになったわけだけど
(言いだしっぺはアリちゃん)
その日を契機に二人で契約し直したんだよね。
もうその時点で『この場』にいた人も全員管理局員になっちゃってたわけで
所属もバラバラ いっぺんに見守るのが不可能に近かったし。
そのときに交わした新契約は
『己が真に護ってあげたい者を見つけ 力の限り守りつくす』というもの。
ようは自分の未来は自分で決めろってこと。
最初は新契約を交わしてすぐに事故に遭ったなの姉さん。
そのあとリインIIに移り 空港火災でスバルに再移行、
今年に入ってからは74隊の新米局員になって 最近はヴィヴィオになったらしいです。
(あれ、肝心のボクは?)
というわけで ただ単に力負けしてひれ伏しただけじゃないようで
ヴィヴィオの行くところ いつも一緒にいたりします。
仕事ですか? なぜか『育児休暇』が通りましたw 地上本部もうだめかもわからんね・・・
「そういえば ヴィヴィオはアリサとすずかに会うの初めてだね」
「はじめてー」
「そうだねぇ きっと驚くよ」
「えっ なんで?」
「フェイトをママでしょう んでボクをパパでしょう 絶対カン違いする」
「ははは 否定できない・・・」
アリちゃんとか罵声ものだろうなぁ。
数十分後 比較的静かな夜の街に
『あ、あんたたち結婚してたのぉぉっ!!』
と、日本の暴走族も両手上げて逃げ出すほどの大声が響きました。
ごめんなさい周辺の皆さん ボクの説明不足です・・・
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あとがき
嵐の前の静けさ。
ん、静けさ?
フラグ立てのお話 主にヴァイスとはくとに。
アイナさんの貴重な会話シーン
小説打つのにアニメ見返して気づいた。 この場面にもあるんですね。
ヴィヴィオの1人称は とりあえず事件中(3期中)の幼少は『ヴィヴィオ』で確定。
はくとの影響ということになりました。 後で『わたし』になりますが・・・
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