小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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結局原作同様
まるまる1話使って別のばしょの場面打ってみることにしました。
こりゃ話数ふくらみそう・・・
まるまる1話使って別のばしょの場面打ってみることにしました。
こりゃ話数ふくらみそう・・・
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鉄壁の地上本部 襲撃される
この報道がミッド全体を揺るがすのに そう時間はかからなかった。
陳述会事態が一般向けに放送されていたため
リアルタイムで侵攻を知ることが出来たのが大きい。
街中の大型ディスプレイモニターでも やはりその放送が流されていた。
動揺のためか 放送が中断されることもなく
今も降りた隔壁をなんとか開けようとする局員のありのままの姿を伝えている。
また 現地を外から中継するカメラも出ており
外部から攻められる本部を生々しく報じていた。
その報道をどよめきながら見る現地住民の中に混じって
管理外世界出身のあのお二人と 文系の六課局員がモニターを見つめていた。
「ちょっ これ、なのはたちもここにいるんでしょ」
「うん、あそこにはやてちゃんがチラッと映ってたよ 大丈夫かな」
「たぶん、大丈夫。 フェイトもなのはさんたちも強いし それに・・・」
「それに?」
「ありすさんが なんとかしてくれるんじゃないかって。
なんでか分からないけど そう思うの」
「そりゃ 何かしでかそうなのはアリスだけど・・・ 一方的よあれ」
「う、うーん・・・」
反応に困るアリシアだったが 心の中ではあまり心配はしていなかった。
この二人が来るのを嫌がっていた理由、
そして二人を六課や市内ホテルではなく少し離れた74隊の寮に招き入れたことを考えると
こうなることを見越していたとしか思えなかったのである。
ならば 何かしら対策はしてあるのだろう。 それが彼女の見解だった。
その頃 彼女の職場である六課ロングアーチは
未曾有の危機に立たされていた。
付近管制システムが大量のガジェットと 高エネルギー反応、戦闘機人の反応をキャッチ
しかし隊長陣もフォワード陣も本部におり 通信すら繋がらない状況で
待機部隊がいるとはいえ ほぼ丸腰に近い状態だったのである。
グリフィスの判断で 一般人同伴のアリシアには連絡がいっていなかった。
近隣部隊への応援要請と非戦闘局員の待避を行うのが精一杯だったのもあった。
<はくとside 六課隊舎のとある廊下>
{{ 館内および敷地内全域に一級警戒態勢が発令されました。 }}
{{ バックヤードスタッフは避難急いでください。 繰り返します・・・ }}
さっきから ずっとこの放送と警戒アラートが鳴っている廊下を
ザフィさんに合わせつつ急いで避難中。
ぼくの背中にはアイナさん。 ザフィさんの背中にヴィヴィオ。
ぼくだけ走ればもっと早いんだけど みんなを置いていくわけにもいかないもの。
『...kら74隊各員 ミルキーウェイから74隊各員』
あれ、これって 緊急連絡周波数・・・
「こちら航空72 ミルキーウェイどうぞー」
『あっ、はくと副官 育児休暇中とお伺いしてましたが?』
「その最中だけど 六課にいたから。 どしたの?」
『その六課から緊急応援要請が着てまして 人員を集めているところです。
有事には動けるメンバーを全員出動させるよう隊長より言付かってまして』
「そっか ごめんぼくは行けそうにないから 指揮代行お願い」
『了解 副官もお気をつけて』
「近隣への応援要請か?」
ザフィさん久々に喋ったね。
「うん。 なんか大変なことになってるみたい」
「ならば留守を預かる身として俺も出なければならんな。
そのときは二人のこと 頼めるか?」
「もちろん それがぼくの存在意義だから」
この言葉を言う資格がぼくにあったのかと 後で悔やむことになる。
「はくとさん ママやパパ、だいじょうぶかな・・・」
「うーん 大丈夫だとは思うけど・・・ グラムさんなら分かるんじゃない?」
『 通信は途絶えており状況は分かりかねますが
魔力供給ラインは生きてますし マスターなら大丈夫だと信じています。
それに私も有事の際は防護行為に入るよう言付かっております故。 』
ヴィヴィオの胸ポケットに入っているグラムさん。 頼りになるね。
ミルフィーさんは喋らないからなぁ・・・
避難指定地には 食堂のお姉さんとか おそうじのおばちゃんとか
庶務についてる人たちが既に到着してました。
ヴィヴィオを下ろしたザフィさんが 元きた道を引き返し
ぼくはみんなとここで待つことに。
大丈夫 なんともない。
機動六課はそう簡単に折れないはずだもの。
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あとがき
本部を離れて 他のところの場面を軽く書いてみました。
難しいですね。 特に六課は原作が主に本部シーンだったのを考えると
資料がけっこう少ないんですよ。
ほぼ 居残り組とはくとでなんとか繋いでいかないといけません。
いくつか案はあるんですけどね なんとか・・・
はくとの1人称について
今回から回想・思想のさいは「ぼく」を使ってます。
が、会話のときは今までどおり「はくと」を使います。
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