忍者ブログ
小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
[182]  [181]  [180]  [179]  [178]  [177]  [176]  [175]  [174]  [173]  [172
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

大事の前の小事
というわけで・・・









------------------------------------------------------------------------------------







<75年 9月8日 海鳴市 月村邸>



珍しくボクのオフシフトと
すずちゃん・アリちゃんの大学のお休み(開校記念日らしい)が重なり
二人に拉致られてきました。

ついでにオフだったアリシアも同伴。
というか共犯らしいです。(ボクのシフトを密告してた模様)




「なに軽く凹んでるのよ」
「誰のせいだと思う?」
「うーん 上司とか?」
「そうね それもあるかもね・・・」

いよいよ今週末に控える公開意見陳述会、
ヒゲ率いる上層部は各地から警備要員を集めだしてるんですが
うちの部隊も例外なく 最低限の人数を残してかなりの数を引っこ抜かれました。
(部隊長であるボクは強制参加)
本局所属とはいえ地上部隊だからと 六課も前衛総動員みたいですし。

そしてスカさんとかナンバーズとかにフルボッコされるんですね。
ヴィヴィオ保護中の六課にいたっては隊舎も。
やだなぁその場にいなきゃいけないの・・・




「・・・ちょっと聞いてるの ありすー」
「・・・聞いてますよ。 ミッド来るんでしょ 週末に」


そう そんな面倒な日にこの二人はミッドに遊びに来る気らしいんです。
金曜の学校帰りから来て 日曜に帰る予定の2泊3日、
仕事で全員出払うよって言ってるのに それならテキトーに散策して・・・ ですもん。
まぁアリちゃんにいたっては母国語とほぼ代わらないミッド綴りで文字も書けますし
アリシア経由でリンディさんにも話が行ってて
翻訳機がわりのデバイスもミッドの通貨も既に用意済みとかいう手の早さに驚き。


「とりあえず どこ泊まる気さ」
「それが問題なんだよね。 なのはたちの職場や寮は一杯らしいし・・・」
「あ、そぅ ちょっとほっとした」
「はぁ?」
「いや、それならうちの部隊の寮使うといいさ」

774部隊の寮 何故か隊舎からけっこう離れてるんですよね。
部隊員にとっては不便なこと請け合いなんだけど
こういうときは不幸中の幸い。
たぶんうちの隊舎も多少は被害こうむると思うんだ 六課襲撃のとき。





「土曜は外せない仕事って言ってたわよね」
「うん 外せないというか 外したいけど外させてくれないというか」
「ありすさんやなのはさんたちは仕方ないですよね。
まぁ わたしは当日お仕事午前中だけだから 午後からなら・・・」
「そうね どこか分かりやすいところで落ち合って・・・」

何処から持ってきたのか(たぶんハラオウン邸) ミッド市内の地図を広げ
早くも当日どうするか画作し始めます。



しかし何かね リインIと戦ったときも 空港火災のときもだけど
この二人、災厄持ちなんでしょうかね?
















<翌々日 六課 相談室>



「そっか 二人で遊びに来るんだ」
「来たところで特にどうだってこともないとおもうんだけどねぇ」


ユーノと一昨日の話で盛り上がってます。

そのユーノですが
当日は部下にあたる司書が数名希望休を出してて
どう転んでも無限書庫でお仕事らしいです。
いいね君は 安全な職場で・・・





しばし話題に花咲かせていると コンコンとドアをノックする音。
ユーノが通してあげると ドアの向こうから可愛い笑顔がでてきました。
ついでに鷲づかみにされて可哀想な涙目と 中立を保とうと必死になっている顔。

順にヴィヴィオ・はくと・ザッフィーの3人組。
いつも3人で行動してるので 六課の中ではすっかり3人コンビ扱いになってます。
ボクから見れば2人コンビ+ヴィヴィオのお気に入り て感じな気もしますが。


「パパー ユーノさん こんにちわー」
「はいこんにちわ よくできました」
「こんにちわヴィヴィオ この前言ってた本持ってきてるよ はいどうぞ」
「わぁー えっと、ありがとうございます?」
「(コクッ)」 ←ザッフィーが頷いた音
「うん ありがとうございます ユーノさん」
「どういたしまして」

ヴィヴィオはユーノが来るとき 気になる本を持ってきてもらってます。
さすが無限書庫 探せばあるんですね。




「あーそうだ丁度いいや ヴィヴィオちょっとおいでー」
「うん」

寄ってきたヴィヴィオに腕を出させ
そこにポケットから出した翡翠色のリングをつけます。

「??? これなーに?」
「おまもり。 ヴィヴィオがいつまでも元気でいられますようにって」
「へぇー ざっふぃーみてみて おまもりもらったよー」
「(こくっ)」 ←喋ればいいと思わないのかね?
「わーい ありがとうございます」







本とリングに大満足のヴィヴィオ率いるトリオを
通路を曲がって見えなくなるまで見届けて 再び相談室へ。


「君も意外と過保護だね」
「意外とってのが気になるけど そうでもないでしょう」
「あの腕輪 ただのお守りじゃないんだろう?」
「・・・気づいた?」
「うん なんとなくだけど」

大当たりですよユーノ あのリングにはいろいろ仕掛けがありましてね。
まぁ ヴィヴィオを『守ってくれる』リングには間違いない。
今はただのリングだけどね。


そして話題は先ほどの話へ。
さて、これで出来ることはやった。 あとはこの先どうなるかだ・・・








------------------------------------------------------------------------------------




あとがき



今回は主にフラグ準備のお話。



アリサとすずか どっちかor二人にはやっぱり災厄ついてると思う。
ということでまたまた災難に立ち会っていただきます。



あまり出てこないアリシアとフェイトとの見分け方
1・ 3人称に「~さん」が多い (家族以外ほぼ全員)
2・ 主人公の呼び方がひらがな (日本生活が長かったため フェイトはカタカナ)



だんだんはくとに同情したくなってきた気もするんですが・・・



PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
当ブログの小説

最新のものは下記『最新記事』から
過去作品は小説一覧からどうぞ
ツイッター
総合ブログ・小説ブログ共通
鉄系orなのセントツイート多し
ブログ更新のツイートも一応あり

相互フォロー・デュエルメイト募集
ツイッターDMでお気軽にどうぞ

 
TweetsWind
ブログ内検索
最新CM
[05/04 ライト]
[02/06 管理人]
[01/28 ライト]
プロフィール
HN:
渡有くれは
性別:
非公開
自己紹介:
そろそろ新人も何ですのでHN更新しました。 
渡有(とある)くれはと申します。 
本日は当書庫をご利用いただきまして ありがとうございます。


当ブログは
メインサイト『総合商事ビルOKIRAKU』の
コンテンツのひとつです。
メインサイトへはリンク『総トップページ』よりどうぞ。
カウンター

Copyright © とある書庫の片隅 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]