小説置き場
通常は3の倍数日に更新します
取り扱い:リリカルなのは二次SS
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ひさびさの二本立てです。
まずはこちらからどうぞ。
まずはこちらからどうぞ。
------------------------------------------------------------------------------------
<ありすside 16:40 とある通路>
ただいまスターズ3人と一緒にギンガの保護に向かっております。
ごめん嘘です。
スバルだけものっすごい速度で先行してて
それを追ってる形なので「一緒」じゃないですねw
飛行能力のないティアナをかついでるので
なの姉さんの飛行速度がいつもより遅め、
なので現在ボクの位置としては
スバル------------ボク------おふたりさん
←ギンガ在中
ってところ。
「スバル 先行しすぎっ!!」
『ごめん でも大丈夫だから・・・』
「仕方ないね こういう場所だとスバルのほうが早い」
「"インドアなら下手な空戦型よりよっぽど早い" とはよく言ったものだねぇ」
実際 高速でキャリバーを駆動させて
曲がり角なんて壁蹴りで移動してるんですもの。
加えてギンガと早く合流したがってる本人の感情、
仮にフェイトがこっちに来てても追いつかないんじゃないかね?
ブリッツキャリバーの位置確認信号が生きてるので
ギンガの元まで一直線にいけるわけだけど
どうだろう 間に合うかな? 間に合わないだろなぁ・・・
<はくとside 同刻 六課隊舎>
アラートと避難指示が出て もうだいぶん経った。
アラートのほうは今は出ていない。 なんでだろう?
壁の向こうからは さっきからドスンドスンと鈍い音が鳴ってるのに・・・
ザフィさんはぼくらから離れて襲撃犯の迎撃に行ったし
さっきからなんでか通信も繋がらないし・・・
ほかのスタッフの人は この奥にある非常脱出口から逃げたみたい。
ただ、脱出口は天井が落ちてきてて使えないし
かといって戻ろうにも ヴィヴィオを連れてうろうろできないし・・・
お姉ちゃんが全般的に信頼する射撃の先輩、
ヴァイスさんがずっと向こうでがんばってくれてるみたいだから
たぶん大丈夫だとはおもうんだけど・・・
「ヴィヴィオ、大丈夫?」
「・・・怖い」
「だよね。 聞いたはくとがおばかさんでした。 でも、大丈夫だから・・・」
『 アテンション 正体不明の生体反応が接近!! 』
ヴィヴィオの胸ポケットからそんな声がもれた。 グラムさんだ。
「正体不明? なにも分からないの?」
『 管理局局員ではありません。 過去情報検索中・・・ 』
誰だろう。 局員じゃないって こんな戦闘区域に?
ハッとして 来た道(非常口じゃないほう)を見た。
通路の死角に 誰か居る!! 影が地面に浮き出てる。
出てきたのは・・・ 女の子?
『 過去事件に該当1 ルーテシア・アルビーノ
6月16日の事件で公務執行妨害の現行犯で補導 逃走歴あり 』
「・・・見つけた。 ドクターの探しもの」
探しもの? ここにはぼくとヴィヴィオとお姉ちゃんのデバイスと瓦礫しか無い。
ぼくには覚えは無いし デバイスならまずお姉ちゃんをあたるはず。 ならば・・・
「ヴィヴィオは 渡せない」
「・・・蒼い人の友達? 邪魔、しないで」
「だが断る。 ここはむしろ、はくとが君を捕まえなきゃだよね」
言い終わった直後 全力で接近、首筋を打って気絶させる。
・・・はずだったんだけど 止められた。 何処からか出てきた黒い人に。
あれ 何故 止められた?
体制の悪いところからのダッシュで速度はいつもより出てなかった。
それでも けっこう全力で向かったのに・・・
特撮で出てきそうな黒い人にカウンターをかまされて
ぼくはあっさり地に伏された。
なんだ この人は・・・ むしろ人?
黒い人は 今ぼくがやりたかったことをヴィヴィオにして
気絶したヴィヴィオを連れ去ろうとしている。
「ダメだ はくとはヴィヴィオを守るんだ」
「・・・無理はしないほうがいいよ
私はこの子を連れて行くだけ。 他に危害を加える気は ないから」
「そんなこと言われたって・・・」
女の子と黒い(たぶん)人が ヴィヴィオを攫って行ってしまう。
ぼくが守らないと でも、身体が動かない・・・
くそっ 動け なにをしているんだぼくの身体
このままじゃ ぼくの存在意義がなくなっちゃうよ。 動けっ!!!
地に伏したままのぼくを置いて
二人は いってしまった・・・
「ぅ うあああぁぁっ!!!」
泣いた。 その場にひとり残されたぼくは おもいっきり泣いた。
<ルーテシアside>
「この子で 間違いない?」
『はい 間違いありません。 保護してくださってありがとうございます』
さっきの白いひとを置いて 外に出てきた。
ウーノさんに確認をとって この子がドクターの探しもので間違いないことを確認。
これで 良いんだ。
さっきの白いひと 大丈夫だよね。 蒼いひとの友達みたいだったけど・・・
友達か・・・ 私にはガリューやアギトや ナンバーズのみんながいる。 他にいらない。
『 警告 警告!! 』
? なんだろうこの声・・・
この子の 胸から? あ、デバイス。
『 警告 今すぐ彼女を下ろし 立ち去りなさい。
さもなくば 非常信号を出して他の局員を呼び寄せます 』
「・・・うるさい 邪魔」
投げ捨てようと手を近づけたら 弾き返された。
デバイス単体でシールド張れるんだ。 すごいね。
『 ひっぱがそうとしたって そうはいきません。 すぐに彼女を解放しなさい 』
「・・・ねえ 知ってる?」
『 何がですかっ 』
「その子、ちょっとやそっとの砲撃を食らっても全然平気なんだって。
貴方は そんな砲撃食らっても 平気だと思う?」
砲撃重視型のIII型を呼び寄せる すぐ近くにいた子が来てくれた。
『 そ、それは・・・ 』
「この子、だいたいAランクくらいの威力があるんだって ドクターが言ってた」
III型がチャージを始める。
『 ・・・私は なんて無力なんでしょう 』
シールドが無くなったのを確認して デバイスを抜き捨てる。
たぶん 蒼い人のだよね この子。
「それじゃ ごきげんよう デバイスさん。 蒼い人によろしく」
『 クッ こうなったら マイスターに連絡を・・・ 』
なんか言ってるけど いいや 気にしないでおこう。
------------------------------------------------------------------------------------
そのまま続きます。
PR
この記事にコメントする