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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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小説始めてから5話まで 毎日更新としてきましたが
来週くらいからゆっくり更新していこうと思います。

メールフォームを設置しました。
意見・感想・ツッコミなど いろいろどうぞ。




物語は1章6話へ進みます。
原作に本格介入していきますよ。





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楽しい夕食の後 家主であるはやてにはちょっと退席をお願いした。
それとなく理解してくれた彼女は今は風呂に入っている。



で、俺らはというと ヴィヴィオの詮索魔法を応用して
実際俺とメリーにどれくらいの大きさのリンカーコアがあるか
見てみようということになった。
本来は治癒に使う手を 単に見てみたいということで使う。

大きさをみれば比例する保有魔力も分かる。
ただし実際に魔法を使うには知識やセンス、適正、経験なんかも必要だから
イコール魔道師ランクではない。
うーん 俺ちょっと頭痛くなってきた・・・



「それじゃいくよ。 痛くはないはずだからリラックスして」
そう言って 円形の魔方陣を展開するヴィヴィオ。
こういうあまり直接戦闘に関係ない魔法は大半がミッド式なんだそうだ。
シャマルさんみたいに直接取り出したりする場合は別
でもあれやられると恐怖心駆られそうだし・・・



展開後しばらくして スクリーンに丸い物質が映し出された。
ゴルフボールくらいのサイズだろうか 黄緑色をしている。
リンカーコアは魔力光と同じ色らしいので 俺の魔力光も黄緑ってことだ。
緑のユーノに近い(俺のはもっと明るい)かな。

「このサイズはどうなんだ? 大きいのか小さいのか」
「んー 大きいほうかな。 ザッフィーもこれくらいだよ」
ザフィーラって魔道師ランク持ってなかったんじゃなかったっけ?
比較対照にならんな・・・




続いてメリーも見てもらう。
ところが・・・

「あれ なんか変な形してる」
「変な? どんな?」
「んとね 四角い」
「は?」

映し出されたのは 青くてひし型の物体。
って 待て待て待てーい これは俺昨日見たぞ!?


「どうみてもジュエルシードじゃねえか」
「えぇー なんでわたしの中に・・・   あ!?」
「あ って何だ 心当たりあるのか」
「あの えっとね・・・  昨日神社にあったシリアルXVI
拾ってきてたんだけど はやてに潰されたときに見失っちゃって・・・」

「おいおい そんときに中に入っちゃったってか?
暴走したりとかしないだろうな   俺嫌だよ メリーが化け物になるの・・・」
「私だって嫌よ。 ヴィヴィオちゃん取りだしたりはできないの?」
「うーん 元々あったリンカーコアと完全にくっついてるみたいだよこれ。
でも凄い魔力値が出てる。 数値だけだったらシグナムさんくらい」

怖い時限爆弾抱えちまったな メリー・・・
でもシグナムってS-だったよな そこだけちょっと羨ましいかも。







「みんなー 上がったよ」

はやてが風呂から帰ってくる頃には
魔方陣も消え 見た目平然とした俺らが座っていた。


「お兄ちゃんたちはこれから外出やったね」
「ああ。 今夜じゅうにひと悶着あるはずだからな」
「せやったらわたしはお兄ちゃんたちが帰ってくるまで
ゆっくり家でまっとるよ」
「ああ でも遅くなりそうだったら気にせず寝てくれ。
正直どれくらい時間かかるか分からんからな」
「そうか?」

なのは・ユーノとの接触
質問攻めにあうのは目に見えているからな。
どこまで話すべきか 今のうちに考えておかないと・・・



『そんなに考え込まなくても大丈夫だよ ケイスケさん。
わたしも手伝うし ユーノ君なら理解してくれるだろうから』
「だといいんだがなぁ・・・」
「ん、お兄ちゃんなんか言うた?」
「あーいや なんでもない」

ヴィヴィオからの念話に対して普通に声だして反応してしまった。
はやてがそれに反応してしまう。  俺もちょっと焦った。


『あれ 念話使えないの?
それだけのリンカーコアあったら普通に使えると思うんだけど』
俺としたことが 念話の存在をすっかり忘れてた。
心で話しかけるようにするんだっけ?
『アー アー どうだ聞こえてるか?』
『ケイ わたしに聞こえてまーす』
おっとメリーに飛んでったか 失敗。
メリーは早くもマスターしたらしい。 頭いいやつは違うねぇ。
『アー こんどはどうだ ちゃんとヴィヴィオに飛んでってるか?』
『来たよー』
相手をしっかり思い浮かべないとならんのか。
ま、今度からは大丈夫だろ うん。

















「そんじゃ 行ってくるわ」
「行ってらっしゃい。 ヴィヴィオちゃんもまた来てな」
「う、うん ありがとう ございます・・・」

現在時刻 午後8時
八神家を出発し 一路【槙原動物病院】へ


詳しいルートは分からなかったが 住所は昨日区役所で調べてあった。
それに戦闘が始まれば爆発音もするだろうし
結界も張るだろうから それを頼りに近づくこともできると俺は踏んだ。





事実 あと少しというところで爆発は起き
同時に周囲の雰囲気が一瞬にして変わった。
結界が張られ、俺たちも結界内に入ったことを示している。
そして・・・



「ケイ、あれ見て」
「ああ 言われなくても見てるよ」
よく分からん生物に追いかけられて
こっちに走ってくるなのはを発見!!
「うわぁ 誰かいるよ」
「そんな 結界はちゃんと機能しているのに。
逃げてください ここは危険です」

「うおぅ ナマで見るとすげえなアレ」
「そんなこと言ってる暇ないわよ ケイどうするの?」
「とりあえず逃げる。 今の俺らじゃ何もできん」
というか今手を出したら なのはが魔法を使うきっかけがなくなる。
それは非常によろしくない。

なのはに混じり 4人で今来た道を戻る。
追ってくるよくわからん生物 あそこまでキモイとは思ってもみなかった。



「君には いや、結界内に存在できる皆さんも 資質がある。
お願いします 僕に 少しだけ力を貸して」
逃げる間 いろいろと説明してくるユーノ。
劇中で同じようなことを言ってたけど 対象が俺らを含め複数人になってる。


「これをもって 心を澄ませて」
ユーノからなのはにRHが渡る。
変身シーンにちょっと期待  してたら・・・
「こっちは あなたに」
待て、お前何個デバイス持ってるんだよ(苦笑
とツッコミそうになったけど 今はそれどころじゃない。
俺がユーノから渡されたのは 1枚のカード、
ああ ストレージデバイスだな クロノが使ってたアレ どこに持ってたんだろ。
「僕が持ってるのはこれだけなんです ごめんなさい」
「それはいいんだが どうやって使うんだこれ」
「そちらはAI 人工知能を搭載してないので
簡単な受け答えしかできませんし 持ち主から命令しない限り動きません」
「なるほどな。 えっと、名前とかあるのかこれ?」
『This device name is 【elf】 No.66c2148-142a96・・・』
「長ぇよ。 というか英語かよ。 日本語にならんのか?」
『設定変更 使用言語:日本語』
「おー 言ってみるもんだ」
「あとは起動して その子のデータベースにある術式で使えそうなものをお願いします。
君のほうは 今から僕が言う言葉を繰り返して・・・」
「何 起動して データがなんだって?」
『起動します』
「お おう。 して、データが・・・」



ストレージデバイスって本当に汎用なんだなと つくづく思う。
使用にパスワードとか無いし (こいつに設定されてないだけかもしれんが)
登録してあるものしか使えないけど 反応速度は速いし
クロノがこっちを愛用してるのも分かる気がする。

このデバイス ナンバーが長ったらしかったんでエルフと呼ぶことにしたが
起動させてみたら自動拳銃型のデバイスだった。
あの生物に接近しなくて良いのはありがたいが
射撃魔法って弾の制御とか難しいんじゃなかったっけ?


なのはの変身シーン バリアジャケットの着用もナマで見て堪能したところで
本格的に反撃に出ることになった。
俺はジャケットいらんのかって? 単に出し方が分からんかっただけ。
AIの無いストレージデバイスじゃ教えてもくれないし。

「エルフ なるべく弾を制御しないでもいい攻撃魔法は無いか?」
『単発・直射型の【フォトンバレット】が登録されています』
「あーそれでいこう 直射ってことは相手にむければいいのかな?」
『フォトンバレット 発射準備いたします』
普通にオート拳銃を打つような感じで引き金を引く。  が・・・
『発射失敗しました』
「くっ 不発だ」
『使用者にミッド式射撃魔法の適正が少ない または皆無なのが原因と推測します』
「あーどうせ俺は体育会系だよ」





<メリーside>




「メリー、パス」
「えっ!? ちょっと わたしにやれっていうの?」
「俺が使えないんじゃ仕方ないだろ やってみろって」
『フォトンバレット 再発射準備いたします』

ケイからデバイスを投げ渡され 銃口を得体の知れない生物に向ける。
わたしこういうの あまり好きじゃないんだけどなぁ・・・
しぶしぶ引き金を引いた。
バシュッ とイイ音がして青い弾が飛んでいく。
『命中しました。 続けて発射するときは魔力をリロードしてください』
「えぇっ リロードってどうやってするの」

「メリッサさん 危ない!?」
操作にあたふたしてると ヴィヴィオちゃんがそう叫んだ。
ハッとして上を見たら あの生物が上から襲ってきてる!!!
「ちょっと イヤーっ」
思わず目をつぶった。 わたし、押しつぶされるの?






来ると思っていた衝撃が来ない。
そっと目をあけると わたしと生物の間に桃色の壁ができていた。

「よかった うまくいった」
ほっとするなのはちゃん。 プロテクションを使ってくれたみたい。
「あ、ありがと・・・」
「うん。 でもこのままじゃ被害が増える一方だよ。
ねえ どうしたらいいの?」
「あれを止めるには君のその杖で封印して 元の姿に戻さないといけません。
今みたいに基本的な魔法は心に願うだけで発動しますが
封印などの大きな力を必要とする魔法には 呪文が必要なんです」
「呪文って どんな?」
「心を 済ませて。  あなたの呪文が浮かぶはずです」


目をつぶって精神統一するなのはちゃん。
邪魔が入らないよう やっと魔力を込める方法が分かったわたしが
あの生物を足止めするべくフォトンバレットを連射。
「ああもう リロードが面倒。 エルフなんとかならないの?」
『【ヴァリアブルバレット】の使用をお勧めします。
呪文が必要ですが 連射できるようこちらで自動処理できます。
私にはカートリッジシステムがありませんので
使用者の魔力を自動でリロードいたしますが よろしいですか?』
「そんなのがあるなら先にいってよ。 そっちに切り替えて」
『発射準備いたします』

さっきより高速で発射できるようになった。
でもこれ けっこう魔力消費が強いわね。
カートリッジシステム搭載型向けなんじゃないの この魔法?
「メリッサさんすごーい」
「関心するのは嬉しいけど キツイのよコレ」
「がんばれー 俺はなんもできないけど」
「応援だけ!? あとで代償は貰うからねケイ」


「・・・あっ これ  これがわたしの呪文」
「分かったの?」
「うん やってみる」
「援護するわ」
「ありがとうございます」
「封印すべきは忌まわしき器 【ジュエルシード】です」






「リリカル マジカル ジュエルシード封印!!」

『Sealingmode Setup』




RHから光の帯がいくつも出現し あの生物を拘束していく。
目の上に シリアルナンバーが浮かび上がった。

『Stand by ready』
「ジュエルシード シリアルXXI 封印!!」
『Sealing』




なのはちゃんの宣告と同時に あの生物は苦しみながら光の中に消えていった。
残ったのは 昨日も見たあの宝石のような青い物質。

「それが ジュエルシードです」


RHに収められるジュエルシード
『Receipt number Twenty one
21個あるというジュエルシードの最終ナンバーを確保できた。
そしてなのはちゃんの姿が元の私服に戻る。

「終わった の?」
「はい、皆さんのおかげです。 ありがと・・・」
言い切る前に倒れるユーノ君
「あっ ちょっと 大丈夫?」


「大丈夫かはさておき なあ、ここにいるのはまずくないか?」
周辺はあの生物が壊した残骸が転がり
塀には無数の穴 電柱も何本か折れている。
「誰かが来る前に 移動したほうがいいかもね」
「えっ あ、あの  と、とりあえず」


「「「「ごめんなさーい」」」」


4人そろって そそくさと退場することにした。









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あとがき



原作ストーリーに人数増えるだけでも けっこう大変ですね。
役割分担できるのはいいことなんですけど。

あの消えたジュエルシードはこんな場所にありました。
ここにあるといろいろフラグ立てれますね。  ニヤニヤ



ストレージのくせによく喋るエルフ、
ユーノ君はどこに持ってたのかはこの際おいといて
イメージはオーストリアのグロックシリーズ 少し年季入れて19あたり。

ストレージ扱いなので RHみたいに気の利いたセリフはありません。
登録されている言葉を並べてるだけのような感じにしています。

ケイ君は射撃には向いてなかったようです。 とは最初からの設定
考えるより行動する彼ですから 射撃より白兵戦のほうが向いてるでしょう。
ということで彼には直接攻撃で考えています。
デバイスどうしよう ユーノ君はもう持ってないし・・・

なお作者が可愛そうなほど英語苦手なので
今回あまりセリフが無かったRHさんにも次回からは
特定箇所以外は日本語で喋っていただこうと思います。



エルフの登録魔法はnanohawikiから引っ張ってきました。

フォトンバレットは原作ではかなり先 プレシアさんが使ってきます。
初級の射撃魔法ということでそのまま抜擢しました。

ヴァリアブルバレットはStSでティアナ・ヴァイスが使ってました。
連射対応ということで抜擢してみました。
カートリッジの代用どうするか考えて 物語のようになった次第。
なんでエルフ君に登録されてるかはさておき

後半はオリジナルも使う予定ですが
しばらくは原作からちまちま抜擢させようと思います。
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