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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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6話の本文を少し変更しました。
資質=リンカーコア らしいのでそのあたり。



7話 始まります。









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ぼろぼろの戦闘現場から移動した俺ら4人(とフェレット)は
なのはの案内で近くの小さな公園に逃げ込んだ。
この時間に小学ほどの子が4人も居たんじゃ あまりにも目立ちすぎる。

「はぁ はぁ・・・  もう駄目、休憩させて・・・」
「メリーは相変わらずだな。 少し体力つけたほうがいいんじゃないか?」
「でも、わたしも休憩賛成」
この運動駄目コンビめ・・・

近くのベンチにメリーとなのはを座らせた。
この二人 体力は似たり寄ったりらしい。



「・・・すみません 皆さんを巻き込んでしまって」
「あっ 起こしちゃった。  ごめんね 痛かった?」
「それは大丈夫です。  怪我のほうも。
皆さんが戦ってくれたおかげで 残っていた魔力を治療にまわせたので」
撒かれていた包帯を取る。 確かに傷跡が目立たないくらい治癒していた。




「そうだ わたしまだ自己紹介してないよね。
わたし 高町なのは 小学校3年生、  皆は なのは って呼ぶよ」
「僕は ユーノ・スクライア、 こことは違う次元世界【ミッドチルダ】出身。
スクライアは部族名だからユーノが名前です」
「ユーノ君 かぁ。  カワイイ名前だね」
「え あ あの  ありがとう・・・」

『俺らもしとかないとな ここまで関わっちまったんだし』
『そうね もう知らない顔できないわよね。
でもどこまで打ち明けるつもり?』
『そこなんだよなぁ・・・』




「でも正直驚きました。
この世界は魔力資質を持っている人がほとんど居ないと聞いてましたが
この街だけで4人もいらっしゃるなんて」
ユーノが劇中に無い しかも返答に困る発言をしてきた。
こいつは余計に困ったぞ。

「あー それについてはちょっとした理由があるんだが なぁ・・・」
駄目だ回避策が思いつかない。  支障が無い程度に話すしかないか。





「まず俺も自己紹介な。
俺は日向啓祐 こう見えて13歳。
こことは別の世界に住んでたんだが
ちょっとした事故で昨日この街に飛ばされたんだ」
「わたしはメリッサ・クライム ケイとは同じ世界の同級生。
わたしも同じ事故でこっちに来たの。
そのときわたしたち 何故か今の姿まで縮んじゃって
今は10歳くらいで通してるの」
「メリーは姿形も変わっちまったけどな」
「うん なんでなのかしらね ほんとに」

俺らがここで明かしたのは これだけ。
あとはまだ言えん。 それこそタイムパラドクス起こしかねないだろうし。



なのは ユーノ 俺 メリーと4人の自己紹介が終わった。
残る葉存在がパラドクスの引き金になりかねん ヴィヴィオだけ。

「・・・驚かないでね 特にユーノ君」
「えっ 僕?」
いきなり振られて焦るユーノ。  ちょっとカワイイ。

「わたしは ヴィヴィオ、9歳  St.ヒルデ学院の初等部3年生。
ケイスケさんやメリッサさんとは別の事故でこの街に飛ばされたの」
「ザンクト・ヒルデだって!?」
「知ってるの ユーノ君」
「ミッドチルダにある 魔法学院の名前だよ。
ということは君も魔法を・・・」
「まだ 練習中だけどね」

あえてユーノを驚かせておいて 未来から来たことをぼかしてる。 うまい。





この時間に長話もどうかということで
なのはは一旦自宅へ戻ることになった。

彼女は先に家族にはユーノ保護を承認してもらっているが
ついでにヴィヴィオも 「友人がお泊りしたい」 という名目で同行することになった。
俺らも少し手を貸して 家族に承認してもらうことに成功。
なにより魔法に興味を示しだしたなのはの熱意がうまく働いた。
ここまでは俺らの目論見どおりである。




そして俺らは現在 八神家へ戻る途中。

「なんとかうまくいったわね ケイ」
「ああ だがこれでしばらくはジュエルシード探し確定だな。
物語どおりに進まなくても いずれもう一人、フェイトと顔をあわせにゃならん。
メリー お前どうする?」
「えっ? あ、そうか。 今の私、彼女とそっくりなんだよね」
「そっちの対処も考えないとな。 あとお前の中のシリアル16も」

問題は まだまだ山積みだ。






帰り際 ユーノからの念話でいくつか情報を交換できた。

ジュエルシードはユーノが既に1つ封印済みで
今夜封印できたシリアル21とあわせて2つ 残り19個。
まぁそのうち1つはメリーの中にあるんだが それは明かさなかった。

今はメリーが持っているエルフは
以前発掘調査の縁でもらったものだと言う。
(出し渋って会話には出てこなかったが 聞く限り管理局純正らしい)
ユーノ自身は登録された魔法に全く適正が無く
なにはともあれ所持していたものなんだそうだ。
ちなみにこのときバリアジャケットの出し方も教えてもらった。
俺も欲しいな ちゃんと使えるデバイス・・・



情報を提示するということは 今後俺らにも協力しろってことなんだろうな。
言われなくてもする気だが。

『・・・僕から提供できる情報は 今はこれくらいかな』
『ああ 分かった。  そっちの二人は?』
『ベッドの中、幸せそうな顔して寝てる』
『そっか。 ユーノ君も早く寝なさいよ 病み上がりなんだから』
『ありがとうメリッサさん そうします。  それじゃまた明日』
『ああ、お休み』
『お休みなさい』



ユーノとの念話が切れるのと
俺らが八神家に到着するのは同じくらいだった。
居間の電気がついている。 はやて無理して起きてたな。

「ま、考えるのは明日にして 俺らもさっさと寝ようぜ」
「そうね わたしももうクタクタだもの」
「メリーがんばったもんな 俺じゃ何もできんから明日以降もがんばってくれや」
「もう 人任せなんだから・・・」


居間でうつらうつらしてたはやてを部屋に送り 長い1日が終わった。
これから始まる物語の 最初の夜が。







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あとがき


6話の補足みたいな感じで 少し短めになりましたが
これでなんとかスタートダッシュになったかと思います。
一応ここで1章終了とさせていただいて 次回から2章に入ります。

ユーノ君が先に封印したジュエルシード
原作の3話から推測してシリアル13か17なんですが
どちらかは1期SS01で入手してるようです。
1期のSSは持ってないんです(2期3期はあるんです)が
やはりSS入手しておいたほうがよさそうですね うん。
物語中ではスキップさせていただきます。

あと2章にはいる前に軽く設定ページを作ろうと思ってます。
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