小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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翠屋のケーキって気を失うほどおいしいらしいですね。
これより 3話。
これより 3話。
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誕生日なのであるが 本日日曜 定期検診の日でもあるはやて。
バースディパーティは病院から帰ってからということになった。
その間になのはが一旦帰宅 午後からケーキを持って再来訪してくる予定。
ということで みんなで病院にいってきた。
(あまりの大人数に石田先生がかなり困ってたが)
で、今はその帰り。
帰りがてら 主にシグナムから闇の書の存在意義や騎士たちの話を聞いている。
「んー まあ大体のことは分かったよ」
「飲み込みが早くて助かります。 それで蒐集の件ですが・・・」
「それはあかん 今の話を聞く限りやと
蒐集って行為はいろんな方々にご迷惑をおかけするみたいやし
別にわたしは強大な力とかいうもんは望まへんしな」
「・・・そうですか」
「せやから みんなも約束してほしいん。 蒐集行為はしないって。
平和に仲良く暮らせるのが1番やから」
「分かりました。 騎士として恥じぬよう 約束します」
その約束、いつまで持つかねぇ・・・
家に戻り あらためてバースディの準備。
なのはの呼びかけですずか・アリサ組も来るということで
かなりにぎやかなパーティの予感。
当事者のはやては帰り際 寄ってきた図書館で借りてきた本を見ていた。
ヴォルケンたちのバリアジャケット 失礼、騎士甲冑を考案中なのである。
戦わせる気のないはやては服を与える気らしく 見てるのは洋服の本。
おそらくは原作どおりのものができるんじゃないかね。
午後3時 なのはがヴィヴィオを伴って再来訪。
すずか・アリサ組も到着し 予想通り盛大なパーティが開かれた。
「いやぁ 楽しかったわ。 今までで1番楽しい誕生会やった」
「喜んでくれてよかった」
日も暮れて 午後7時
居間には今朝のメンバーが残っていた。
すずか・アリサ組は5時には迎えが来て帰り
ヴィヴィオも別用があるのか 6時には戻っている。
台所でシグナムとシャマルが後片付けをしている。
たまに皿が割れる音がするが 気にしてはいけない。
この時間でもう5,6回は聞いている。 人生は慣れだ。
「今年は特に わたしの夢がいっぱい叶ったからなぁ」
「へえ どんな?」
「【家族】やろ 【友達】やろ それに【ペット】やろ」
「主、それは私のことですか・・・」
十中八九君のことだろな ザッフィー
「ほんとは他にも呼びたい子がいたんだけどね、
ちょっと遠くにいて 今日は無理なの」
「ほぉ なのはちゃんは人脈多いなぁ」
「なかなか会えないからビデオメール出し合ってるの。
そうだ こんどはやてちゃんも一緒に撮らない?
みんなも入れて・・・」
「いや、ちょい待ち それは危険だ」
「えっ なんで?」
「それフェイトのことだろ? つーことはクロノあたりも見るんだ。
少なくともリンディさんは確実に見ると思う。
それにヴォルケンが出てくるとかなり厄介なことになる」
「えー なんでだよ あたしらにも分かるように言え!!」
「そんじゃヴィータ ちょっと聞くが
過去の夜天の主はヴォルケンリッターに蒐集ってやつをさせてたんだよな」
「そりゃ 主が望めばな。
はやてみたいに望まなかったヤツもたまに居た」
「それじゃ 1つ前の主は?」
「確か・・・ 闇の書が起動してすぐに蒐集を命じられたと思う」
「そして 全ページ集めたと」
「ああ 途中で管理局の邪魔も入ったけれど
3ヶ月くらいであと数ページまで集めて
それから・・・ あれ、どうしたんだっけ?」
おそらく数ページを埋めるのに ヴォルケンのリンカーコアが使われたのだろう。
そのパターンが何度もあって最後のほうは覚えていないことが多いはず。
「・・・さっき言った二人は 俺らがよく知る時空管理局員でな、
先週まである大事件を一緒に解決まで導いてきたんだ。
そして その二人は前回の闇の書事件の遺族でもある」
「ええっ!?」 「そ、そうなん?」
なのはと はやても驚きのあまり声が出た。
シグナムがどうしたのかとこっちに来たが なんでもないとはやてが答え
いいタイミングでまた皿が割れたので再び台所へ引っ込んでもらう。
「なんで ケイスケがそんなことを知っている?」
「はやてには話した というかカンの良いはやてから指摘されたんだが
俺とメリーはこの世界の【正史】を知っている。 少なくとも今年末までのな。
なのはとユーノの出会い 先週までのPT事件 ヴォルケンの出現、
そして残り6ヶ月の間に何が起こるか」
「PT事件までで既に少し正史とズレが出てるけどね。
というか正史にわたしたちは出てこないし」
「ケイスケさんとメリッサさんって 一体・・・」
「何者かってか? ただの子供だよ。 住んでた世界がちょっと違うだけ。
リンカーコアがあるって聞いたときはそらもうびっくりしたけどな。」
「なるほど では我々が今後どうなるかも知っているということだな」
「そうだな 正史としての話だが だいたいは知ってる。
というかもう今の時点でズレてるから 必ずしもそうなるとは限らん」
「例えば?」
「そうだな PT事件を例に出すか。
正史を話すから なのはは実際に起こったことを思い出してみるんだ。
あの事件は本来 なのはとフェイトが本気の対決 フェイトが負ける」
「うん わたしが勝ったよ」
「そしてフェイトのジュエルシードがなのはに渡ろうとしたとき
プレシアさんがジュエルシードを回収する。
そのときに転移魔法で 時の庭園の座標が割れる」
「確かアルフさんが座標を教えてくれたんだよね」
「座標が割れたところでリンディさんが武装局員を派遣、
しかしプレシアの手によって局員は全滅
このときプレシアの口から真実が告げられ
アースラに保護されていたフェイトが倒れる」
「フェイトちゃんが真実を知ったのって 全部終わってからだよね」
「プレシアさんがジュエルシードを使って次元断層を起こそうとする」
「うん してた」
「それを止めるべく クロノとなのは、ユーノが庭園に乗り込む。
アルフが後を追って合流 全てを振り切ったフェイトも後で合流する」
「ケイスケさんとメリッサさん ヴィヴィオちゃんが乗り込んだんだよね」
「その後、なのはは庭園の駆動炉を封印
クロノがプレシアを止めるために先行し、フェイトも母親の説得に向かう。
だがプレシアさんは最後までフェイトを拒み 虚数空間へ落ちて行く。
ジュエルシード9個と 実の娘、アリシアの遺体も一緒にな」
「えっと プレシアさんは病死して アリシアちゃんは生き返ったんだよね」
言えば言うほど 現実と正史が違うことに
なのはは不思議な感じを覚えただろう。
そばにいるはやてもヴィータもザフィーラも 興味津々で聞いている。
「最終的に庭園は虚数空間に消えて 次元震も収まり終了。
どうだ だいぶん違うだろ」
「うん でもなんでこんなに違うの?」
「イレギュラーがいるからな 3人も。
俺とメリーと ヴィヴィオもだ。」
「ヴィヴィオちゃんもか そらまたなんで・・・」
「ヴィヴィオに関しては本人に聞いてくれ。
いろいろと事情があって 本人の了解なしにはとても言えんからな」
さすがにここで俺が言ってしまったら
確実に10年後の正史が狂う 盛大に。
「ま、ここまでで俺らが正史を知っているってことに異議はないだろ?」
「うん おとぎ話みたいだったけど それが本来起こるはずの話なんだよね」
「で、俺がヴォルケンの撮影が危険といった理由も分かったよな」
「ああ ケイスケの話が本当なら
その二人、あたしらの顔も知ってる可能性があるってことだろ?
そうなれば はやてが闇の書の主ってこともすぐバレる」
「そういうこと。 過去の蒐集行為で収監ってことも考えられる。
というわけでなのはも アースラにヴィータたちのことがバレないよう
それとなく気をつけておいてくれ。 いつかはバレるかもしれんが」
「わ、わかった 気をつける」
「なのはちゃんごめんな うちの子たちのために気ぃ使わせて」
結局俺らの正体もばらすことになったが
なのはに対してはこれで大丈夫だろう。
ヴィータとザフィーラも 少しは俺らに心を開いてくれそうだ。
アースラスタッフにいつまで隠し通せるか それが今後の課題。
フェイトの裁判中は大丈夫だろうが その後はどうなるやら・・・
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あとがき
またまた会話文が多いですね。
今回は会話文で正体をバラすことになりました。
なのは ヴィータ ザフィーラの3名はこれで解決、
シグナムとシャマルは後々。
闇の書事件の始め方が問題ですね。
本来ならヴィータがなのはに襲い掛からないといけないわけですからね。
ちょっと今後の課題が残ったか・・・
シャマルは一体何枚の皿を昇天させる気なんだろうw
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