小説置き場
通常は3の倍数日に更新します
取り扱い:リリカルなのは二次SS
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
すまない フェイトさんはまだ出てこないんだ・・・
------------------------------------------------------------------------------------------
【SIDE YUNO】
------------------------------------------------------------------------------------------
海鳴市の盛大な緑化事件から数日
なのはの魔法練習は 訓練ともいえる本格的なものにかわり
『魔法使い』から『魔導師』として 大きく前進している。
基礎は僕とレイジングハートが教え切り
あとはなのはのスタイルに合わせた個別訓練の日々。
もちろんジュエルシード捜索も合わせてやっている。
------------------------------------------------------------------------------------------
週末
今日はジュエルシード捜索は小休憩して ちょっと遠出。
というのも 前々からの誘いで
月村邸に行くことになっている。
なのはとティル それに恭也さんが一緒。
翠屋に度々来ている すずかのお姉さんと 恭也さんがいいカンジらしい。
そして当然のように お姉さんにもしっかりバレてる魔法
この拡散具合 もう僕の手には負えないんだろうか・・・
(ユノ)「はぁ・・・」
(なの)「あれ、ユーノ君どうしたの?」
(ユノ)「自分の無力さにちょっとね」
(ティ)「ユー兄 つよいよ?」
慰めてくれるのはうれしいんだけど そういう意味じゃないんだ。
(ユノ)「えっ ここ ですか・・・」
(ティ)「うわぁ・・・」
(なの)「やっぱりそういう反応になるよね。
わたしも最初来たときはそうだったの」
資産家とは聞いてたけど
月村さんちってすごいんだね
大豪邸は 予想外でした。
聞けば 電子機器や家電など 技術分野においては大手の財閥らしいです。
アリサの家もそうなんだっけ?
なのは凄いコネあるんだね。
(なの)「そんなことないよ
すずかちゃんもアリサちゃんも大事な友達
もちろん ユーノ君やティルちゃんもね」
(すず)「私もだよ みんな友達」
(アリ)「ミートゥー まぁ、少し変った友達だけどね」
そう みんな友達なんだ。
------------------------------------------------------------------------------------------
【SIDE NANOHA】
------------------------------------------------------------------------------------------
今日はすずかちゃんがお茶会に招待してくれたの。
たくさんのネコに囲まれていつものなにげない会話、
今日はそこに 魔法のお話が加わっただけ。
みんないつも仲良しです。
(ティ)「あ・・・」
(なの)「その子 ずっとティルちゃんにくっついてるね」
ティルちゃんの膝の上にいた真っ白なネコは
今度は肩の上によじのぼってみたり 頭の上でくつろいでみたり
ティルちゃんも白いから まるで溶け込んだみたい。
(すず)「その子、ユキっていうの。 最近うちに来たばっかりなんだ」
(アリ)「そういえばこの前まで見なかった子がまた増えてるわね」
(すず)「うん この前の樹の事件で 親とはぐれちゃったみたい」
あっ それって わたしのせい・・・
(すず)「あ、そういう意味でいったんじゃないんだよ。
それに あの事件があったからこそ私はこの子たちに出会えたんだし」
(アリ)「そうよ 出会いはいつも偶然の重なりなんだから。
・・・私たちだって そうだったじゃない」
(なの)「・・・うん そうだね」
きっかけは 2年前のある出来事
アリサちゃんのちょっとしたいじわるから ケンカになっちゃって
なんだかんだで3人仲良くなったんだよね。
(すず)「出会いがあって 別れがあって また新しい出会いがあって
そうやって生きていくんだよね。
この子たちの中にも もう里親が決まってる子もいるから
お別れもあって少し寂しいけど」
(ユノ)「逆に言えば その子にとっては里親さんが新しい出会いでもあるんだ。
僕たちが君たちと出会ったのも ほんの偶然かもしれない。
でも その偶然のおかげでこうやって楽しく会話できる」
そう 偶然の出会いから こうして心を通わせ合うこともあるんだよね。
------------------------------------------------------------------------------------------
時間が過ぎるのを忘れるくらいお話して
そろそろお昼かな? って思った頃、
(アリ)「あら、ティル あんたさっきの子は?」
(ティ)「・・・あれ?」
あれだけティルちゃんに懐いてたユキちゃんが
いつのまにか居なくなってたの。
溶け込みすぎて 言われるまで気づかなかったよぉ。
(なの)「迷子かな? 探してこようか?」
(すず)「うちの敷地内にいるはずだから危険はないと思うけど・・・
たしかに気になるよね あんなにくっついてたのに」
(ユノ)「何か気になるものでも見つけたのかな?」
わたしのカンも 嫌な感じを取ってたんだけれど
まさかそれが ジュエルシードだったなんて・・・
------------------------------------------------------------------------------------------
PR
この記事にコメントする