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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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不幸はユーノがかぶるもの
って セばっちゃんが言ってた(誰












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   【SIDEOUT】
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ユーノの僅かな願いもむなしく
その日の夜 ジュエルシードは発動した。
正確にはフェイトが発動させたのだが
波動はしっかり旅館に届いていた。




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   【SIDE YUNO】
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なんてことだろう。
高町家のみなさんの協力もとれて
安心していた なのはの療養兼家族旅行、
阻むのは 結局ジュエルシードなのか。

こうならないように 昼間からサーチャーを飛ばしていたけど
結局発動まで見つからなかった。
捜索に関しては僕もレイジングハートを頼りにしてたからなぁ
なのはだけじゃなく 僕自身も精進が必要そうだ。


結局 なのははジュエルシードの波動を感じて行動を始めた。
もちろん こうやって僕もついてきているし
見えない距離だけど 後ろから士郎さんもついてきている。
危なくなったらすぐ手を出す気なんだろうけど
相手は魔導師ですよ? 武術の達人とはいえ一般人(?)じゃ敵いませんよ。

っていって 聞くわけもなく・・・
なのはって 士郎さんのああいうところに似たんだろうなぁ。




(ティ)「!? ユー兄 なのは ジュエルシードが・・・」
(なの)「うん 反応が薄くなってる。
    たぶんフェイトちゃんが封印してるんだよ」
(ユノ)「僕らがいったところで全部終わってるかもしれない」
(なの)「いいの ジュエルシードも大事だけど
    わたし ほかにも急ぐ理由があるから」

ジュエルシード以外で急ぐ理由?




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反応があった小川付近
予想通りジュエルシードは 僕らが到着するとほぼ同時に
フェイトたちの手で封印されていた。



(なの)「こんばんわ フェイトちゃん」
(フェ)「またあなた・・・」
(なの)「名前は名乗ったはずなの」
(フェ)「・・・なのは だったよね」

(アル)「あーらあら 今頃着いてもこのとおり
    ジュエルシードは封印済みさ 遅かったね」
(なの)「そんなことはない。
    フェイトちゃんたちが まだここに居たなら 間に合ってる」
(フェ)「・・・目的は?」
(なの)「フェイトちゃんと ちょっとお話したい それだけ。
    ジュエルシードは また今度の機会にお返ししてもらうの」

えっ ジュエルシード後回しなの?




(フェ)「・・・条件がある。
    わたしとあなたで一騎打ち。
    あなたが勝ったら 話してあげる。
    わたしが勝ったら あなたのジュエルシードを頂く これでどう?」
(なの)「いいよ わたしだって2回も負けるような訓練してないんだからね」


あぁ・・・ 大丈夫かな?
確かになのは あれから訓練の量は増やしてたけど
そんな付け焼刃で相手がかんたんに倒せるとも思えないよ。


(アル)「というわけだから あたしらは手を出さない いいね」
(ティ)「わかった そのかわり あたいも あなたと たたかう」
(アル)「賭けるものが無い  ・・・けど ま、いいか。
    あたしもただ待ってるよりは 身体を動かしてるほうが性に合ってる。
    かかってきなチビっ子 お姉さんが揉んでやるよ」












えーと なし崩し的に僕が立会いになったみたいだから
この試合の結末をお伝えしますとですね



なのはvsフェイト

御神流をモトに対近接戦を練ったなのはにフェイトが苦戦して
距離をとっちゃったところにシューターが命中、
着弾の土煙を使って なのはがフェイトにチェックメイト。
フェイトの喉元に なのはの練習用小刀が当てられてる。
前回のお返しとばかりに。


ティルvsアルフ
こっちは意外と苦戦してたね。
お互い拳と拳のぶつかいり合い。
メルが僕(フェル)と同じ近接術式を登録してるし
ティルのほうが宗家になるから 扱いがうまいんだ。
ただ 自力で身体を動かせられないハンデが痛いかな。
最後はアルフが射撃魔法を使って終了。





(ティ)「あたい またまけた くやしい・・・」
(アル)「何いってるんだい あたしのとっておき使わせておいて。
    あんた なかなかやるね。   で、うちのご主人様は?」
(フェ)「ごめんアルフ わたしが負けた」
(アル)「うそっ!?」

(なの)「うち、ちょっとした武術を継いでるの。
    そこから編み出した【高町式近接魔法】ってところかな」
(フェ)「・・・強いわけだ。   約束 だったね」





負けは負け 約束は約束
このあとフェイトは なのはの質問にできる限り答えていった。
やっぱり 根は優しいんだ。



僕の予想通り フェイトはミッドチルダの生まれで
アルフも自宅近くで拾った狼を素体にしてるらしい。
ジュエルシードを集めているのは 母親の頼みらしいけど
なんのために集めているのかは フェイトたちも知らなかった。

たぶん ウソはついてない。
これでもいろんな人が同棲するスクライア一族の出、
人を見る目は持ち合わせてる。



(フェ)「わたしが話せるのは これで全部」
(なの)「そっか」
(ユノ)「事情はまだよく掴めないけど
    ジュエルシードは僕の責任で安全に集めなきゃいけない」
(フェ)「うん だから わたしとあなたは これからも敵同士」
(ユノ)「ううん ちょっと違う」


僕もジュエルシードがあるところでは これからも敵対すると思うんだ。
フェイトの母親の真意がわからない以上 僕が手を引くわけにはいかないし
それはフェイトも同じ。  なのはも決めたらやり通す精神だし。
でも 別に何も無いときは敵視しなくてもいいと思うんだよ。

(ユノ)「『昨日の敵は今日の友』 僕は 何も無いときは
    ふたりには友達として仲良くして欲しいなって思うんだけど どうかな」
(なの)「あ、それわたし賛成。
    いつも悪い空気じゃ やっぱりヤだものね」


(フェ)「とも・・・ だち・・・」
(アル)「・・・あたしも賛成かな」
(フェ)「でもアルフ わたし友達なんて どうしればいいかわからないよ」
(アル)「言葉でわからなかったら まず行動すればいいんじゃないかな。
    あの温泉っての いつでも入れるんだろ?」


アルフのいうとおり 旅館の浴槽は早朝の掃除時間以外はいつでも入れる。
なるほど 水いらずってわけか。


(アル)「どうせこのあたりの反応はもう無いんだから
    フェイトも今日はゆっくり休みなよ」
(なの)「あ、わたしと同じだね」
(フェ)「あ、あの その・・・  うん・・・」






結局 その日2度目のお風呂タイムになった。
僕としては フェイトとなのはが不必要に対立することが無くなって
そこだけは良かった。  そこだけは。


(フェ)「えっ ユーノは一緒に入らないの?
    ユーノもその『ともだち』っていうの なってくれるんじゃないの?」


ってフェイトが言わなければ こうしてフェレット姿で湯船に沈むことも無かったよね。
あぁ・・・  僕お風呂嫌いになりそうだよ。



そうそう フェイトはチェックインしてるわけじゃないから
あとで怒られるんじゃないかって不安もあったけど
翌日聞いたら なぜか代金支払い済みってことになってた。
・・・士郎さんだろうか?
あらためて 凄い人なんだなぁって思う。




この日フェイトは
はじめての【ともだち】と 敵ならぬ【好敵手(ライバル)】を
一緒に手に入れた。




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  (あと)

ユーノの受難 2度あることは3度
名前呼ばなくても友達成立しちゃってるし・・・

過去作(きっとリリカル)に近い展開になりつつありますが
以前と違うのは プレシアさんは絶賛原作進行中なのと
ジュエルシード争奪戦になった場合はなのフェイも原作進行になるところでしょうか

そして なのはさんの勝利報酬にジュエルシードが入ってなかったので
ここのジュエルシードは勝っても負けてもフェイトさんが持っていったわけですが
まぁ そこは原作どおりです
なのはさんが勝ってるので 17番の移動がないだけです



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