忍者ブログ
小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
[476]  [475]  [474]  [473]  [472]  [471]  [470]  [469]  [468]  [467]  [466
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

新章突入 局介入まで


ケモっ子成分が足りない
と思って打ってたらこうなった 反省はしてない












------------------------------------------------------------------------------------------
   【SIDE NANOHA】
------------------------------------------------------------------------------------------




楽しい連休も終わり
学校の授業と 魔法と武術の訓練、
そしてジュエルシード探しも再開しました


市街地の あの事件以来
おおきな騒ぎにはなってないジュエルシード。
わたしが探し始めてからもうすぐ1ヶ月
その間発動もしないということは よっぽど人目の付きにくいのか
人が全然いないところにあるのでしょうか?


ジュエルシード探しとしてはライバル関係のフェイトちゃんとも
温泉以来会ってません。
連絡先くらい聞いておけばよかったかなぁ・・・
何もご用事なく念話しても迷惑だろうし。














ある日の帰り道
今日は塾もないので 3人でぶらぶら歩いてたんだけど



(すず)「あれっ?」

すずかちゃんが交差点で 何かに気づいたの。



(アリ)「どうしたのすずか」
(すず)「あ、うん 気のせいかな
    今、向こうの道を曲がっていった子 フェイトちゃんに似てた気がするんだけど」


えっ わたし気づかなかったよ?
フェイトちゃん、きれいな金髪で顔もスタイルもいいから
見逃すとも思えなかったんだけど。

ふたりとフェイトちゃんは すずかちゃんちのほか
温泉でも一緒に話をした 今や共通の友人。
向こうもわたしたちに気づいてれば 声を掛けてくると思う。
ジュエルシード探しに夢中だったのかな・・・







すずかちゃんが言ってた フェイトちゃんらしき子が曲がった交差点
この方向は 途中のお店に入らなければしばらく一本道
その道の先 少し遠いけど確かにツインテールの女の子が。


(アリ)「あぁ あの子ね。  でも・・・」
(すず)「髪、青いね・・・」


そう 明らかにいつものフェイトちゃんとは違う色。
フェイトちゃんは金髪 でもあの子は黒メッシュの入った青。
それ以外は確かにフェイトちゃんに見える。
アルフさんが見当たらないけど 別行動ならば納得できるかな。


(なの)「目立たないように変装してるのかな?」
(アリ)「そっか フェイトも魔法使いなら
    ユーノやティルみたいに変身魔法が使えてもおかしくはないわよね」
(すず)「ぜんぜんこっちには気づいてないみたいだったけど
    何か探してるようにも みえないかな」


青いフェイトちゃん(仮)の手には買い物袋
お店を探してるようには見えないし これからお帰りなのかもしれない。




高町なのは ここでちょっと思いつきました。


(なの)「ついていったら フェイトちゃんの家わかるかな?」
(アリ)「そりゃまぁ 野宿ってことはないだろうけど
    でもどうやって? この先商店街を抜けたら 見通しのいい道よ」

(なの)「そりゃもう 【例の】を使うときだよね。
    今使わずにいつ使うというの」
(すず)「まさか 【アレ】を・・・」
(アリ)「駄目よなのは 危ないわ(主に私が)」
(すず)「そうだよ (アリサちゃんが)大変なことになっちゃうよ」
(なの)「にゃはは たぶん平気。
    ここだと人目が多いから ちょっと物陰に隠れよう
    ぐずぐずしてたらフェイトちゃん(仮)を見失っちゃう」



------------------------------------------------------------------------------------------



お店とお店の間にある路地に入って
【例のアレ】のための魔法陣を展開。


一瞬のうちに 世界が変わる。
地面が低く ふたりが高くなった。
ジャマになった服は脱いで すずかちゃんに託す。



(アリ)「なのは・・・」
(なの)「ナ、ナンデスカ・・・」
(アリ)「今だけでいいから抱かせて!!」
(なの)「今だからこそ お断りするの!?」



レイジングハートに協力してもらって
自分で術式をあみだした変身魔法。
モチーフは栗色の子キツネなの。
まだユーノ君みたいにカンペキな毛並みは無理だけどね。

手持ちの術式バリエーションのひとつとして
戦闘では使いどころが無い魔法なんだけど
お母さんと なぜかアリサちゃんにはこの姿大好評なんだよね。
イヌ科だけど わんちゃんじゃないんだよ?




と、ともかく この姿ならわたしってバレないよね?
たぶん・・・
でも フェイトちゃんだからなぁ。
魔法慣れしてる人だとすぐわかっちゃうかなぁ・・・


でも、やると決めたからには決行なの。
手荷物をふたりにお願いして
フェイトちゃん(仮)の尾行再開。
風景がいつもと違うから 迷わないようにしないとね。









アリサちゃんたちと別れて数十分
フェイトちゃん(仮)は まだまだ先に進むみたい。
バスとか使わないのかな?

わたしもずっと後ろを追ってきたけど
そろそろ慣れない身体が限界なの。
四速歩行ってすごく大変なんだね。
知らなかったの。




(??)『あれ、あんた・・・』


フェイトちゃん(仮)とは逆方向から
声を  ううん、念話をかけられた。
この街で念話が使える人はごく少数だから
だれかはすぐに特定できる。


(なの)『アルフさん・・・』
(アル)『やっぱり なのはなんだね。
     魔力を感じる見慣れない子がいるから
     もしやとは思ったんだ』

大型 じゃない、狼姿のアルフさん。
この道も人目が全くないわけじゃないから念話なんですね。
そのへんの家で洗濯物干してたりとかしてるもんね。


(アル)『変身魔法のおためしかい?
    初めてにしちゃよくできてるじゃないか』
(なの)『あ、ありがとうございます。
    でもなれない世界で だいぶ疲れちゃった』
(アル)『あぁ 魔力消費激しそうだものね。
    余剰魔力が外に出ちゃってるよ。
    術式が不完全なのかもしれないね 初めてじゃ仕方ないさ』

うぅっ 我流の辛いところだよね。
やっぱりユーノ君かティルちゃんの意見も
とりいれるべきだったかもしれないの・・・


(アル)『なのはの家 こっちなのかい?
    ものはついでだ お姉さんの背中貸してやるよ』
(なの)『あっ、ありがとうございます。
    うちはもっと駅のほうの藤見町なんです。
    ばれちゃったから白状すると 実はフェイトちゃんを・・・』
(アル)『フェイト? 昨日は夜遅かったから
    今頃はまだ寝てるんじゃないかねぇ





・・・あれ?




(なの)『寝てる? フェイトちゃん おうちなんですか?』
(アル)『あぁそうさ。
    起きたらすぐ声をかけてくれるから まだ寝てるはずだよ』
(なの)『あ、あの それじゃ あそこにいるのは・・・』
(アル)『えっ?
     ・・・うわっ 誰だいあのフェイトのそっくりさん!?


あそこにいるのはフェイトちゃんじゃなかったんだ。
でも似てるよね?


(アル)『髪の色以外はそっくりだよ。
    なんか気持ち悪いねぇ・・・』
(なの)『わたし あの子を追ってここまできたんです』
(アル)『フェイトと勘違いしたわけか。
    でもあそこまで似てると あたしも興味あるね』





目的がなくなっちゃった気がするけど 尾行続行。
アルフさんの背中に乗せてもらったまま
フェイトちゃんっぽいけど フェイトちゃんじゃなかった子の後を追う。

歩かなくて良くなった分 少しラクになったし
ついでだからこのあたりのジュエルシードも探しながらネッ♪



少しして フェイトちゃんっぽい子は道をそれた。
あそこが あの子のおうちかな?
・・・あれ わたし全然関係ない子のおうち見つけてなにしてるんだろ?


(アル)『あんなところに家なんてあったかねぇ?』
(なの)『えっ、でもこのあたりは住宅街だから家だらけですよ』
(アル)『でも場所を間違えてなけりゃ あそこは公園だったと思うけど』


疑問を持ちながら アルフさんは歩いていく。
このあたりはわたしもほとんど来ないから 土地勘無いの。






結論から言えば 確かに公園でした。
そして あの子は自販機に寄ったんだね。
ジュースを手に公園から出てくる。

そこにわたしたちが近づいていって
もう、わかるよね。


(??)「うわっ!?」
(アル)「わふっ?!」


入り口ではちあわせなの。
アルフさんも思わず声が出ちゃったけど
犬としてはセーフだよね・・・


(??)「うわーすごいぞ 大きくて変った色の犬と
    犬の背中に乗ったキツネだ かわいー」

わたしたち(主にアルフさん)を見て珍しがる あの子。
確かに栗毛のキツネはともかく 橙毛の犬はそう見ないよね。


(??)「どこかの飼い犬なのかな 見たことないぞ。 カッコイイー
    名前なんていうのかな  あーでも犬だから喋れないか。
    ボクレヴィ。  ジュースいる?」


この子、すごく明るくてにぎやかなの。
後姿だけじゃなく声も顔もフェイトちゃんソックリだけど
性格は真逆なんだね。







(レビ)「それじゃボクいくね ばいばーい」


結局 レヴィちゃんって名乗ったあの子に圧倒されて
わたしたちは言われるまま撫でられたりされた後
ジュースをもらってレヴィちゃんを見送った。



(アル)「・・・思わずお手にも反応しちゃったけど
    声もしぐさもフェイトにソックリだったねぇ 彼女」
(なの)「他人の空似 なんでしょうか・・・」
(アル)「こっちの世界にフェイトの親戚なんて居ないからそうなるね。
    見たところ 魔導師ってわけでもなさそうだし」


まだ変身が不完全なわたし
アルフさん曰く 体を動かすだけでも魔力がもれてるそうなんですが
そんなことに気づくそぶりも見せなかったレヴィちゃんは
きっとリンカーコアを持たない普通の人。
でも 驚いたの。


(アル)「フェイトもあの子くらい とは言わないけど
    もう少し明るくなってくれたら あたしとしては嬉しいんだけどねぇ」
(なの)「にゃはは・・・   ちょっと想像できないです。
    フェイトちゃんは今のフェイトちゃんがいいです」




さて そろそろ帰らないと
ユーノ君やティルちゃんが心配するかもしれないね。
服とか すずかちゃんに持っていってもらっちゃったから
この姿のままで帰らないといけないし。


(アル)「あぁ そのまま乗ってな 送っていってあげるよ」
(なの)「いえあの、悪いですよ」
(アル)「フェイトのトモダチなら あたしのトモダチと同義だからね。
    気にしない気にしない」



あうぅ・・・  フェイトちゃんのおうちを探る予定が
わたしのおうちをフェイトちゃん側におしえることになってしまいました。
知られて困ることじゃないんですけど 気分は複雑です・・・




------------------------------------------------------------------------------------------


   (あと)

あっさりのディアに対し こってりのレヴィ登場回
もちろん彼女も今作は一般人です
ちなみにシュテルの出番はもうしばらく先

主人公&ユーノ君が基本人間姿で 今回久遠も出ないので
なのはさんにキツネ化してもらった次第
後悔はしてないけど 今後出せるかは怪しい設定
主にアリサが暴走しそうな意味で
クールでパーフェクトなアリサなんてこの小説には居なかった

ご主人が心を許した相手なら
わりとかんたんに心を許すアルフは けっこう気さく

実は今回のおはなしに
今後のフラグが3,4個入ってたりします



------------------------------------------------------------------------------------------




PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人だけにコメントする。)
カレンダー
01 2025/02 03
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28
当ブログの小説

最新のものは下記『最新記事』から
過去作品は小説一覧からどうぞ
ツイッター
総合ブログ・小説ブログ共通
鉄系orなのセントツイート多し
ブログ更新のツイートも一応あり

相互フォロー・デュエルメイト募集
ツイッターDMでお気軽にどうぞ

 
TweetsWind
ブログ内検索
最新CM
[05/04 ライト]
[02/06 管理人]
[01/28 ライト]
プロフィール
HN:
渡有くれは
性別:
非公開
自己紹介:
そろそろ新人も何ですのでHN更新しました。 
渡有(とある)くれはと申します。 
本日は当書庫をご利用いただきまして ありがとうございます。


当ブログは
メインサイト『総合商事ビルOKIRAKU』の
コンテンツのひとつです。
メインサイトへはリンク『総トップページ』よりどうぞ。
カウンター

Copyright © とある書庫の片隅 All Rights Reserved.
Material & Template by Inori
忍者ブログ [PR]