小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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ああ言って わりと友好的なアルフ
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【SIDE YUNO】
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(ディ)「はっはっは それは大層驚いたであろう」
(なの)「はい すごく・・・」
アルフがなのはを送ってくれた 次の日
翠屋の一角はフェイトそっくりの子の話題でもりあがっていた。
テーブルには試作のマフィン 今日は非番のディアーチェさん作。
翠屋のメニューのものではない。
プライベートで作ったものらしいんだけど すごくおいしい。
(ディ)「まぁ世の中にはソックリな輩が3人はおるらしいからな。
その友人に似た子がおってもおかしくなかろ」
(アリ)「でも性格はぜんぜん逆だったんでしょ?」
(なの)「あれはきっと陰と陽の関係なの」
(すず)「実はフェイトちゃんの影(ドッペルゲンガー)だったりして・・・」
(なの)「にゃぁぁっ それ以上は言わないで欲しいの。
そういうのはあまり想像したくないの」
なのはは ホラーの類はあまり得意じゃないみたい。
その日の午後は翠屋の手伝いも塾もなく
時間いっぱいまでジュエルシード探しにあてたんだけど・・・
(なの)「あぁ タイムアウトかな」
大通りのディスプレイが 19時過ぎを表示している。
(ティ)「おそくなったら みんな 心配する。
そろそろ かえらないと」
(ユノ)「そうだね すっかり暗くなっちゃったし
また後日探しにこようか」
(なの)「うん 仕方ないの」
まさかこのとき
すぐ近くにジュエルシードがあるなんて・・・
もう少し先まで探していれば 見つかったかもしれない。
それは偶然か 運命か・・・
そのジュエルシードが発動するのは
僕らが捜索終了を決めてから数分後、
フェイトたちが故意に流した魔力波に 強制反応したんだ。
かなり危険だけど 近くにあれば確実に見つかる手だ。
人目につく商店街、
すぐに結界を張り 封印作業を行なわないと。
(フェ)「うん 封印完了」
(アル)「そんでもって 向こうがたが到着っと。
山の中と展開が似てて デジャブを感じるねぇ」
僕らの到着と ジュエルシード封印が同時だったのは2回目だね。
前回はお話を聞く条件でジュエルシードはそのままフェイトたちがもっていったけど・・・
(ユノ)「僕もこれ以上 ジュエルシードを持っていかれると困るんだ」
(フェ)「そう。 それじゃ 今回はあなたがわたしの相手。
お互いジュエルシードいっこ賭ける。 どう やる?」
戦闘は僕の意図するところじゃないけど
仕方ない かな・・・
(ユノ)「なのは ごめん」
(なの)「わたしはいいんだけど ユーノ君大丈夫?」
(ユノ)「これでも 少しは自信はある。
結界魔法に次ぐ 僕の得意分野 みせてあげる」
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【SIDE NANOHA】
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対決の形を臨むフェイトちゃんに
めずらしくユーノ君が乗った今回、
結界はアルフさんが張ってくれたし わたしは見てる側なの。
(なの)「大丈夫かな?
ユーノ君が戦うところ あまり見たことないんだけど」
(ティ)「だいじょぶ ユー兄 つよい。
フェルも いる」
戦闘開始
フェイトちゃんはいつもの機動力でユーノ君を圧倒
・・・しようとして ユーノ君が先に仕掛ける。
そういえばユーノ君って拳で語るタイプだったっけ。
いつも魔法教えてくれるとき マトか盾になってくれてたから
ユーノ君が攻撃してるところは 神社以来みてなかったの。
(なの)「すごい フェイトちゃんの射撃を全部避けてる」
(アル)「完全に死角からの射撃も避けてるのはどういう原理だい?」
(ティ)「たぶん フェルが よけさせてる。
ユー兄 フェルを 信頼してるから からだかってに動いても 動じない」
(アル)「デバイスに動かさせてるって 大胆な発想だね」
(なの)「というかアルフさんこっちに居ていいんですか?」
(アル)「フェイトは1対1を望んでるからね あたしも今回は観客さ」
装者をデバイスが操る
わたしからすると ティルちゃんが毎日この状態だから あまり驚かない。
生まれつき神経系が使えなくて 生活もままならないから
メルさんがヘルパーしてるんだって。
防護服を展開しないといけないから お風呂とかは無理みたい。
温泉の一件はそういう理由がある。
フェルさん・メルさんは もともとそういうふうに作られてるし
ユーノ君も 「もう長くやってるから 慣れた」 だって。
でもよく考えたら それはとても怖いことなの。
自分が知らない間に自分の体が勝手に動いてるわけだし。
(フェ)「くっ これなら・・・」
(ユノ)「・・・うん 距離をとったのはいい判断だったけど」
[フェ]「近接だけが取り得とは思わないほうがいい。
【鳳の眼】展開、発射」
近接では分が悪いと距離を離したフェイトちゃんに対して
ユーノ君は左手で魔力弾を形成して 右手でそれを殴り飛ばす。
回転がかかった魔力弾は直進したり曲がったり 野球のピッチャーみたい。
予想外の攻撃にフェイトちゃんも焦ってる。
下手に動くと 地雷型のバインドに引っかかるんだよね。
わたしもよくそれに捕まるの。
フェイトちゃんも高速射撃は得意みたいだけど
ユーノ君避けちゃうし 硬いから当たってもあまり効果が出ないし
相手にするには相性悪いよね。
(アル)「フェイト、電撃付与の攻撃に切り替えたみたいだ」
(なの)「みたいだね 並の攻撃じゃユーノ君は落ちないもの。
わたしの砲撃でも3発あてて落ちるか落ちないか・・・」
(アル)「3発・・・ あいつもけっこう化け物だね」
ユーノ君が味方でよかったよね。
落とせる気がしないもの。
そろそろ決まりそうだね。
方や小さいけど確実に攻撃を受けてるフェイトちゃん、
方や攻撃をほとんど避けててダメージが少ないユーノ君、
わたしだったら 小技が効かなかったら大技使ってでもダメージ当てにいくけど・・・
(なの)「フェイトちゃんも同じ考えだったみたい」
(アル)「【サンダーレイジ】を使うとなると よっぽどだからね」
(なの)「フェイトちゃんも砲撃使えるんですね」
(アル)「いいや あれは範囲攻撃。 儀式魔法の初の手さね」
あれ、範囲?
(ティ)「なのは ふたりのした!!」
(なの)「あれってかなーりアレなんじゃ・・・」
まさか真下にジュエルシードがあるなんて
たぶん二人とも気づいてないの!?
フェイトちゃんの範囲攻撃
↓
ジュエルシードに命中
↓
ジョエルシード活動再開
こうなっちゃうよ。
なんとかしなきゃ・・・
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【SIDE YUNO】
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フェイトに挑まれ ジュエルシードを掛けた一戦、
僕も熱くなっちゃって だんだん場所を移動してることに気づかなかった。
気づけばジョエルシードの真上
フェイトが範囲魔法を使い それを防御したところで僕もやっと気づいた。
ジュエルシードが再活性
しかも フェイトのわりと本気の雷で起動しちゃった影響で
周囲が共振するほどのエネルギーを出してる。
所謂 次元震だ。
ジュエルシード1つで それもきっと数%のエネルギーで
次元震が起こるなんて・・・
(なの)「ふぅ あぶなかったの。
レイジングハート大丈夫?」
[レイ]「・・・オフ コース」
そのジュエルシードは 近くで見ていたなのはが
厳重に再封印することで対処してくれた。
ただその際 魔力コントロールを間違えたのか
レイジングハートには軽いヒビが・・・
フェイトのバルディッシュも
次元震の発動余波で軽く共振破壊を起こしたようだし。
(ユノ)「・・・対決してる余裕はなさそうだね」
(フェ)「バルディッシュ・・・
ごめん、わたしから言い出したことだけど 今回は・・・」
(ユノ)「一時休戦だね。
僕もやるなら万全の状態のほうがいいから」
お世辞抜きでフェイトは強い。
なのはも強いけど 実戦向きなのは彼女のほうだし
言葉には出来ないけど 僕自身いい運動になるし。
(なの)「えっと なのははみんな仲良くするのが1番だとおもうのです。
で、このジュエルシードはどうするの?」
(アル)「当然 先に封印してたあたしらが持っていくんだよね?」
決着は付いてない。
けど 先に封印したのはフェイトたちだから
アルフが言ってることも間違いではないんだけど・・・
(ユノ)「できれば僕の手で全部集めて
然るべき場所に保管したいんだけど・・・
一理はあるからね 今回はフェイトたちに『預ける』よ」
(フェ)「・・・ごめん ありがとう」
(ユノ)「後でちゃんと返してくれるよね?」
フェイトは首を縦に動かす。
口約束だから 守られる保証はない。
でも僕は そういう観点ではフェイトたちを信じている。
これは なのはたちも同様。
夜の街に消えるフェイトを見送る
結果的にジュエルシード争奪戦には負けたけど
僕とフェイトの対決は 持ち越しになった。
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(あと)
とりあえず大破は回避したレイジングハート&バルディッシュ
なのはさんの本気(この時点なのでバスター)3発耐え抜くユーノ君
これでも原作よりやわらかく設定してます
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