時を駈ける幼女 ４章-３

30日更新してなかったついでに
月代わりで早速あがげていきましょう


今作では「よく似た他人」扱いなので　わりとあっさり・・・

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　　　【SIDE YUNO】
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夜の市街戦から一夜明けた。


ちょっとした手違いで破損したレイジングハートを休ませるため
いつもは授業中でもイメージトレーニングに明け暮れるなのはも
今日は　手ぶらで登校している。


なのはが学校の間　もちろんジュエルシード探しもするんだけど
僕とティルは日ごろの感謝の意もこめて
たまに翠屋の手伝いに出てることがある。
顔なじみのお客様もできたし
ティルはすっかり店の人気者になっている。

そして今日は手伝いの日　僕らは翠屋にいた。



海鳴でも有名な翠屋だけど　お客様の多くは学生やOLさんたち
ランチタイムや放課後・休日なんかは込み合うこともあるけど
逆に平日の昼前や昼過ぎなど　あまり忙しくない時間も存在する
そこを狙ってくるお客様もいるにはいるんだけど
只今　お客様ゼロと珍しいことになっている。


（ティ）「ひまー」
（ユノ）「まぁそういうこともあるよ」

カウンターの士郎さんも同じ意見らしく
ハハハと笑いながらコーヒーをブレンドしている。
今の時間は暇でも　すぐランチタイムはやってくるからね。




カラン...



店の入り口についたベルが鳴る。
噂をすれば　お客様かな？


（ユノ）「いらっしゃ・・・　　あ!?」


来店したのは


（アル）「やっほー」
（フェ）「こ、こんにちわ・・・・」

二人だった。



（ティ）「いらっしゃい　フェイトちゃん　アルフ」
（フェ）「うん・・・　あの、なのはの家が喫茶店やってるって聞いて・・・」
（アル）「ちょっと用入りでね　ケーキ包んで欲しいんだけど」
（ユノ）「あ、うん　ちょっとまってて」

どうやら　今日は純粋にお客様。
先日なのはがアルフに連れられて帰ってきたときに話したらしい。

フェイトたちは　このあと一旦自宅に戻るそうだ。
ケーキはおみやげらしい。
それじゃ　おすすめを選定しなきゃね。




そのケーキを包んでいるとき　さらにドアベルが。
やれやれ忙しくなってきた　と思ったんだけど・・・


（ユノ）「いらっしゃ・・・　　えっ!?」
（アル）「あれまぁ・・・」
（フェ）「あ、えっ？？」


入ってきたのは　フェイトそっくりの子。
たぶん　なのはたちが言ってた・・・


（レビ）「うわっ　ボクがいる!!」
（アル）「・・・レヴィ　だったっけかね」
（レビ）「うんボクレヴィ。　お姉さんどこかで会ったっけ？」




レヴィと名乗った青いフェイトのそっくりさん、
この前取材に来てた会社のウェブサイトを見て来たらしく
広告クーポンを見せて　これお願いしますと言ってきた。


（レビ）「えへへっ　君、ボクとそっくりだね　名前は？」
（フェ）「・・・フェイト　あなた何者？」
（レビ）「何者っていわれても　うーん　ただ者かなぁ」

魔力を感じないところを見ると　なのはの言うとおり一般市民。
つまり　本当に『ただ者』なんだろう。
顔や声だけじゃなく　背丈や着てる服のセンスまでフェイトに似てて
ここまで似てるとすごく怖い。


（レビ）「ボクらすっごいそっくり　なかなか無い偶然だよね。
　　　　　歳も似た感じだし　ボクと君、友達にならない？」
（フェ）「と　トモダチ・・　　　うん、いいよ　トモダチ」
（レビ）「うん　ボクたち友達　握手しよ」
（フェ）「トモダチってお互いの名前を名乗りあって作るものじゃないの？」
（レビ）「うーん　そういう考えも悪くないけど
　　　　ボクは手を取り合うほうが好きかなぁ。
　　　　えっと・・・　　へいとだっけ？」
（フェ）「違う　フェイト　[へ]じゃなく　[フェ]」
（レビ）「いいじゃん　たいして変わらないよ」
（フェ）「えぇ・・・　かっこわるいよ　[へ]は・・・」

手と手を取り合って握手
うん、僕もそういう発想はいいと思う。


（レビ）「これも縁だし　そっちの君もどう？」
（ユノ）「あ、うん。　ユーノです。　　君、小学生だよね　学校は？」
（レビ）「今日テストだったんだ　返ってくるのが楽しみ。
　　　　へいとはどこの学校？　ボク睦月第一」
（フェ）「あ、えっと　わたしはこっちの学校には通ってなんだ」
（レビ）「そうなの？　なんでいかないの？　学校楽しいよ？」


確か家庭教師さんがついてたんだっけ？
詳しくは聞いてないけど





レヴィのクーポンは翠屋人気ナンバーワンのシュークリーム割引、
売れ筋商品だから早めに作り始めてて　すぐに用意。
先に来てたフェイトのケーキと　ほぼ同時に会計が終わる。


（レビ）「よーし　帰るぞっ。
　　　　へいと遠見市だっけ　すっごい偶然　同じ方向じゃん　一緒にいこっ」
（フェ）「えっ　あの　えっと・・・」
（レビ）「悩んでる暇あったら手繋いで　それじゃまたくるよー
　　　　　ユーノまったねー　ﾉｼ」
（フェ）「あ、あの　レヴィさん　わたし歩いて来たわけじゃ　あ、あの・・・」


結局レヴィの勢いに負けて店を出たフェイトは
きっと飛んで帰る気だったんじゃないかな・・・



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　　（あと）

行動派レヴィ無双　フェイト押され負け
ちなみにディアーチェはオフシフト


「へいと」発言はマテ娘基準　基礎設定上「オリジナル」はあり得ないため
レヴィ本人はなのポ基準で　なのはさんたちと同じ小３設定です
通う小学校はなのセントから流用 （出てくるのはヴィータが通う睦月第二）
今回時点でまだ学校にいるディアーチェとは年齢から違うわけですね　はい
となるとシュテルは・・・　　　出てからのお楽しみ



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