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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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自分の知らないところで立つ不可避フラグって怖いよね










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   【SIDE NANOHA】
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ぼろぼろになった動物病院から
少し離れた公園で 大人の目をやり過ごすことにしたわたしたち。
バリアジャケットっていうは元の服に戻してもらった。
レイジングハートさんも元の宝石に戻っている。



(なの)「はぁ ここなら大丈夫そうなの。
     でも凄かった まるで夢みたいだったけど」
(少女)「げんじつと たたかわなきゃ」
(なの)「そうだよね 現実なんだよね」

きっとわたしの知らない世界が 今夜わたしを迎えに来たんだ。



(なの)「あ、そういえば自己紹介してないね。
     レイジングハートさんは聞いたんだけど」
[レイ]「私に"さん"付けは要りませんよ」
(少女)「さっきまで いそがしかったから」

人間、第一印象が大事だって聞いたことがあるの。
それなのに 駄目だなぁわたし・・・


(なの)「それじゃ改めて わたし、高町なのは。
     聖祥大付属小学校の3年生」
(少女)「あたい ティル こっちは ユー兄」
(フェレット)「・・・せめて紹介するときは 名前言ってよ」
(なの)「あ、起こしちゃった?」


正しくは ユーノ君っていうんだって。
ユーノ君とは同い年なんだって。
あと ふたりのデバイスさんのお名前も聞いたよ。


(ユノ)「さきほどは ありがとうございます。
     おかげでジュエルシードを1つ回収でき
     僕のほうも だいぶん回復させてもらっちゃいました」
(なの)「あ、ほんとだ 怪我がほとんど見えない」
(ユノ)「回復魔法【ヒーリング】 僕の得意分野のひとつなんです。
     でも この世界の魔力素が薄くいので
     短い時間では効果は期待できなくて・・・」
(なの)「この世界?」
(ユノ)「信じてくれるかわかりませんが
     僕たちは この世界とは別の世界から、
     魔法が一般的に存在する世界から来たんです」



ユーノ君とティルちゃんは さっきの【ジュエルシード】ってのを探しに
別の世界から この世界にきたんだって。
ファンタジーから一気にSFじみてきたけど 不思議なことには変らないよね。



(なの)「そっか ティルちゃんは今の姿が本来なんだ」
(ティ)「うん でも あたいも そろそろ むり・・・」

そう言って ティルちゃんもオコジョ姿に。
ということは ユーノ君も人間?


(ユノ)「身体がまだこの世界の魔力素に慣れてないんです。
     慣れるまではこの姿のほうがラクなので・・・」
(なの)「いいよ 家族には飼い主が見つかるまで
     フェレットとオコジョを預かるってことになってるから」
(ユノ)「えっ?」
(なの)「ふたりとも うちで預かれることになってたの。
    だから このまま連れて行くね」
(ユノ)「いやいやいや、なのはさんにそこまでお世話になるわけには・・・」
(なの)「なのはでいいよ それにこれは 決定事項なの♪」


ふたりの寝床も用意してあるからね。
あ、でも おふとんのほうがいいのかなぁ・・・
帰ってから考えよっと。








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   【SIDE YUNO】
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僕は 日の光で目が覚めた。

あれから どうしたんだっけ?



そうだ なのはさ・・・ いや、なのはの家にお世話になったんだ。
どう見ても若すぎるなのはのお母さんに振り回されたりで
結局詳しい話はなにもできなかったんだっけ。



(なの)「あ、おはようユーノ君」
[レイ]「グッドモーニング ユーノ」

レイジングハートは そのままなのはに預けた。
彼女から魔法の基礎を教えてもらうこともできるし
念話(昨晩レクチャー済)の補助も最初のうちはいるだろうし。
なによりレイジングハートとなのはの相性が非常に良さそう。
僕にはフェルがいるから そのままマスター登録してもいいかもしれない。


(なの)「ごめんねユーノ君 わたしこれから学校なんだ」
(ユノ)「あ、うん 大丈夫。
     念話なら 遠くにいても繋がるから
     あとで詳しい話とかするね」
(なの)「うん わかったの。  便利だなぁ魔法って」
(ユノ)「僕はこの世界の科学力のほうが凄いと思うよ」


ミッドチルダは クリーンな魔法で栄えてきたといえばきれいに見えるけど
実際は応用が利く魔力にほとんどを頼りっぱなしだからね。
この世界は 魔力なんて全く無い科学で栄えてるんだから
難易度でいえば こっちの世界のほうが上だと思う。


(ユノ)「あれ? そういえばティルが居ないけど・・・」
(なの)「ティルちゃんならもう下にいるの」
(ユノ)「えっ?」




なのはとリビングに下りると
そこにはどこかのお店の制服らしき姿に着せ替えられ
恥ずかしさのあまり白い肌を真っ赤に染めた姿で
シャッターの嵐を浴びるティルの姿が・・・



(なの)「にゃはは・・・ ごめんなさい
     ふたりの寝るところ おふとんのほうがいいかなぁって思って
     お母さんに相談した結果がこれなの」




Oh...



魔法の隠蔽なんて最初からなかった・・・








結局 なのはが学校に言ってる間
なのはの家族が経営してるらしい喫茶店に駆りだされていくティル。
もう遅いかもしれないけど 魔法の存在はできるだけ秘密にと
なのはにも お母さんの桃子さんにも伝えたんだけど
大丈夫かなぁ 不安だよ。
高町家の皆さんには 今日中に知れ渡るだろうし
喫茶店ってことは お客さんも来るはずだし・・・





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   【SIDE NANOHA】
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学校にいくと アリサちゃんとすずかちゃんが心配そうにしてた。

昨日の毛玉との戦い どうやらトラック事故ということになってるみたいで
ユーノ君たちのほか 入院してた動物数匹が行方不明なんだって。
ユーノ君とティルちゃんは無事保護できたことを伝えたら
ふたりともほっとしてたの。





授業中に ユーノ君とお話。
あ、授業もちゃんと聞いてるよ マルチタスクっていうだっけ?
ふたつ以上のことを同時に脳内処理する技術なんだって。
自分がマルチコアのパソコンになった気分。
ユーノ君の世界のこととか
ジュエルシードのこととか・・・



(なの)『あれ、聞いてるとジュエルシードが散らばっちゃったのって
     べつにユーノ君のせいじゃない気がするの』
(ティ)『あたいも そうおもう』

いつのまに加わってたのティルちゃん・・・

(ユノ)『あれを見つけたのは僕だから
     最後まで責任をもって あるべき場所にもっていかないといけない』
(なの)『・・・そっか』



(ユノ)『えっと それでね 夕べは巻き込んじゃって 助けてもらっちゃって・・・
     すごく感謝してる ありがとう。
     できれば僕の魔力が回復するまでは・・・』
(なの)『うん わたしも手伝うからね』
(ユノ)『えっ いやあのですね・・・』
(なの)『元気になったらまた自分で探すっていうんでしょ?
     でも あんなのがご近所にいっぱいあるのに
     わたし見てるだけなんてできないよ。
     それに 戦う力もある できるだけ手伝わせて』


(ティ)『あたい なのはに さんせい』
[メル]『賛成です 第一ユーノはひとりで背負い込みすぎです』
[フル]『同じく賛成だ 戦力はあるに越したことは無い。
    それに お嬢はこの街の住人だ 土地勘もある』
(なの)『お嬢ってのは止めてくれないんですね』

フェリクスさんは自己紹介のときから
この呼び方なのです。  わたしそんな高貴な人じゃないよぉ


(なの)『というわけで多数決で わたしもがんばるからね』
(ユノ)『・・・ごめん ありがとう』








あれっ 話し込んでたらいつのまにか下校途中なの。
ここまでどうやって歩いてきたのか覚えてないや。
まだ不完全なのかな マルチタスク・・・

[レイ]『不審な点はありませんでした。  いわゆる習慣というものです』
(なの)『そ、そっか』

習慣って怖いの。


今日は塾もないし
帰っておやつ食べたら ご近所から捜索開始かな。
あと19個 がんばって集めよう。





と、思ったんだけど

変な予感がするの 昨日みたいな・・・
向こうから出てきてくれるなんて。


(なの)『ユーノ君!?』
(ユノ)『昨日のとは別のジュエルシードだ すぐ近く!!』
(ティ)『ユー兄 あたい でられない』
(ユノ)『仕方ない 僕となのはで止めよう』
(なの)『わかったの』


昨晩みたいになったら大変なの。
今度は みなさんにご迷惑になる前に
素早く封印しないとね。



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  (あと)

少女ティルの存在自体が
高町家カミングアウトフラグに発展 しかも「確定事項なの♪」
プロットにはなかった展開ですが どうしてそうなった?

平原育ちのユーノより 極寒生まれのティルのほうが
適応力が高いので 人間型でいられる時間が長いようです



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