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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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初っ端から1日遅れてますが
今月は通常更新で参ります

遅れた補填を考えておきます



ユーノチーム VS 毛玉  第一回戦














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   【SIDE YUNO】
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うかつだった

ジュエルシードの危険性 軽く見積もりすぎていた







この街(海鳴市というらしい)に入って2日目
僕らは結界内で ジュエルシードの思念体と戦っていた。


怪我は昨日の内に治したものの 魔力も体力も万全とはいえない僕、
まともに実戦を知らないティル、
そんな僕らの前に現れたのは 何らかのチカラの影響を受け
正体不明の思念体となったジュエルシード。



方向性を持たない魔力結晶に方向性 つまり何らかのチカラを加えると
それに機敏に反応する特性があるのは古文書にもあった。

だけどこれは 思ってたより機敏すぎる!!
受けた力がうやむやだったのか よく分からないモノになった思念体は
周囲の魔力を頼りに彷徨っていたらしく
僕らから魔力を感じとったのか 見るなり襲い掛かってきた。


僕が万全なら 思念体をはじき返すくらいはできる。
けれど今の状態で しかも物理攻撃が効果薄い思念体となると
せっかくのこの力も ほとんどアテにならない。
でも ティルを護るくらいはできるさ。 お義兄ちゃんを甘く見るな。




[レイ]「対象、接近中」
(ユノ)「歩が悪い 体制を立て直そう。  フェル、セットアップして」
[フル]「本気か?」
[レイ]「本気ですか!?」
(ユノ)「本気だよ」
[フル]「全く・・・  第一形態までだぞ 主はまだ回復しきってないんだからな」



いつも使っている ミッド式バリアジャケットの上に
フェルが”守護鎧”を形成する。




スウォーツ フォルム


僕がフェルに出会って 最初に変化した【守護形態】
手甲と脚甲、上胸だけの軽装だけなんだけど
ジャケットが布地薄手の僕が構築すると ちょっと強くなった気分になる。
あと、叩いても手が痛くない。


            (どっちかというとあの思念体は叩きたくない ぼそっ・・・)




もちろん 今は自分の意思で動けるんだよ?
最初のあれは 僕が何も分からなかったからなんだよね。
今もフェルの判断で "動かされる" こともあるけど もう慣れた。
僕はフェルを信頼してるし 助けられてる。


(ユノ)「準備完了。
     思念体には申し訳ないけど、一撃で決めさせてもらう」
[フル]「そうしてくれ 魔力がもう長くは持たん。
     残りをできるだけ注ぐ 外すなよ」
(ユノ)「わかってるよ 大丈夫」




右腕に環状魔法陣、
足元に剣十字の三角魔法陣 さらにその下に円の魔法陣、
マルチタスクで 3つの魔法を同時に発動。
ミッド式の身体強化を重ねた 僕の現状最大威力魔法。
物理攻撃に魔法っていうのも変な話だけどね。


(ユノ)「先に言っておく ごめん。
     思念体だから痛みは感じないだろうけど



       豪 砕  【 獣 吼 撃 】      」



思念体に 僕の拳がヒット、
体積の8割がたが吹き飛んだ。

でも 思念体の活動にはさして問題にはならない。
自分でも言ったけど あれは痛みを感じないし
時間がたてば再生してしまう。


でも、その再生までの時間が欲しかったんだ。
思念体も再生中はあまり動けない。
その間に 安全な場所まで逃げる。
戦略的撤退だよ。








そしてティルと二人で走って
街のどのへんか分からないけど 公園かどこかの雑木林に逃げ込んだ。
思念体は撒いたみたいだ。



(ユノ)「大丈夫、そうだね」
[フル]「ああ 体勢を立て直すくらいは時間が取れそうだな。
    だが、大丈夫じゃないのは・・・」
(ユノ)「分かってる 僕だ」


さっきの一撃で 持ってた魔力全部使っちゃった。
それからの全力疾走 もう体力も危険域 かな・・・


(ティ)「ユー兄 かお 青いよ だいじょぶ?」
(ユノ)「だ、大丈夫 お義兄ちゃんはこれくらいで・・・」





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   【SIDEOUT】
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ユーノは その先を口に出せなかった。
魔力や体力もだが 精神的にも限界だったのだ。
自分の限界を超えていることにすら気づいてなかったのである。

この世界の魔力素の薄さが拍車を掛け
回復が思うようにうまくいかなかったのも原因である。
体力や物理的な傷は治療できるが これも魔力があればの話だ。


気絶したユーノ
スクライア一族独自の訓練で こういうときは身体が自身を護ろうと
回復が幾分ラクになる小動物に変身する。
ユーノは この世界のフェレットに似たスタイルの小動物に変った。

こうなると フェリクスの身体操作は効かない。
人型の対象を前提としており 小動物の操作までは考えられてないのだ。
仕方なく待機形態に戻る。 フェレットの腕のサイズなので 会話以外何も出来ない。
同様に首輪となるレイジングハートも やはり何も出来ないでいた。





残されたティルも ユーノ同様小動物に変身した。
彼女は自らの白い毛肌にあわせてか オコジョスタイルを好む。
メルセデスもまた オコジョの小さな首に合うサイズに変わった。


(ティ)「ユー兄・・・」

傷だらけの義兄を見つめるオコジョティル。
資質が無く インクリース系の魔法を習得していないので
彼女の手で治療することができない。




ユーノが気絶したため 結界は解除されていた。
若干傾きかけた日差しが 木々の隙間から降り注ぐ。


ティルは 意を決した。
愛機メルセデスが止める間もなく オコジョの足が走り出す。
戦乱の世から再び目覚めた彼女が 初めて義兄から離れて行動する。



自分でできなければ 誰か助けを呼べばいい。
そう判断したのだ。

ここは魔法文化が無い世界 念話は通じるかも分からない。
だけど 自分の姿を見せて追いかけてきてもらい 義兄を見つけてもらえば
治療くらいはしてくれるかもしれない。
魔法のことは明かせられないから 喋るわけにはいかない。
これは 賭けだ。



(ティ)『だれか たすけて だれか・・・』

賭けの分を少しでもよくするべく
ゼロではない可能性にもすがり 念話も飛ばす。


自分は助けられ 護られてばかり
今度は自分が助けるんだと 心に決めて。
















(??)「あれ? 今、なんか聞こえたような・・・」


運命の出会いまで あと十数分




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   (あと)


打撃戦ならフェイトさんくらいには勝てそうなユーノ君
聖王様?  無理やろなぁ・・・  鎧あるし

守護鎧の形態は
フェルもメルも基本同じ

ティルsideは よっぽどのことが無い限りナシの方向
思考と喋り方がああですから 彼女

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