小説置き場
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取り扱い:リリカルなのは二次SS
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連投です
昨日遅れた分の補填です はい
次回は通常どおりですよ
当サイトでは今までにないタイプのなのはさん
昨日遅れた分の補填です はい
次回は通常どおりですよ
当サイトでは今までにないタイプのなのはさん
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【SIDEOUT】
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ジュエルシード思念体との戦いで
気を失ったユーノを救うべく 動き出したティル。
まず自分を見つけてもらい ユーノのもとに連れて行く。
そのために白く小さな身体でめいいっぱいアピールし
念話も飛ばしつつ地面を駆ける。
それに反応したのは・・・
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【SIDE ???】
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「なんだろ? ちょくちょく聞こえるんだけど」
「私たちには何も聞こえないわよ?」
「うーん 疲れてるのかな・・・」
あ、初めまして 高町なのはです。
実はわたし 学校帰りでこれから初めての塾なんですが
さっきから どこかから声が聞こえるんです。
でも 一緒にいるお友達は聞こえないみたいで・・・
(すず)「こっちから聞こえてくるの?」
(なの)「うん そのはずなんだけど・・・」
(アリ)「なのはを疑うわけじゃないけど 疲れてるんじゃない?
もしくは何ががとり憑いてたりとか・・・」
(なの)「にゃああ 怖いこと言わないでほしいの!! 想像しちゃったよぉぉ」
大丈夫だよね 後ろに変な影とかついてないよね!!
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(アリ)「あぁそうそう こういう道もあるわよ」
アリサちゃんが指す方向には 遊歩道かな? ちょっとした並木道。
舗装もされてないその道は 昼間の散歩にはよさそうだけど
街灯も無いし夜来ると怖いかな・・・
(アリ)「こっちのほうが近道なのよ ちょっと道悪いけどね」
(すず)「でも なのはちゃんに聞こえる声も こっちからなんだよね。
それじゃ ちょうどいいんじゃないかな」
(なの)「うん ありがとう つき合わせちゃってごめんね」
(アリ)「ま、ちょっと興味はあるし」
ホラーに興味があるわけじゃないことを祈るの。
並木道を歩いていく。
はっぱが多い木が並んでて
すぐ近くにあるはずの建物が見えないの。
まるで森の中にいるみたいな・・・
『 ダ レ カ 』
(なの)「あっ・・・」
(アリ)「えっ、何 また聞こえたの?」
(なの)「うん・・・」
今までよりはっきり聞こえたの。
近いのかな?
(なの)「たぶん このまま真っ直ぐなの」
(すず)「いけば 分かるよね?」
もうすこし歩いていく。
この並木道けっこう距離あるんだね。 後ろも見えなくなっちゃった。
周辺の建物も背が低いみたいで
まるでここだけ別の世界みたい。
『 タ ス ケ テ 』
(なの)「あ、また・・・」
少し道を外れる方向から 間違いない 助けを呼んでる声だ。
(アリ)「・・・その声が聞こえたわけじゃないけど
何か近づいてくるのは分かったわ」
声と同じ方向を指すアリサちゃんの指先に
カサカサと動く草が。
なんだろう 人じゃないみたいだけど。
オバケトカ カンベンシテクダサイ...
(アリ)「で、見つけたこの子なんだけど・・・」
(なの)「カワイイの」
(すず)「オコジョ? こんなところに?」
草むらの中から見つけた 真っ白で小さな子。
みゅーみゅー鳴いててカワイイ。
かわった首輪をしてる どこかのペットなのかな。
道に迷って助けて欲しかったのかな?
・・・あれ?
(すず)「なのはちゃん その仮定は喋れないと成立しないよ」
(なの)「おかしいなぁ 確かに助けてって聞こえたんだよ?」
(アリ)「やっぱ 憑かれてる? まさかこのオコジョに・・・」
(なの)「ふぇぇぇっ そんなことないよぉ ないよ ・・・ないよね ないって言って!!」
(アリ)「途中から願望になってるわよ。
というか最後はこの子が喋れる前提になってるわよ」
(すず)「あっ ふたりとも見て!!」
すずかちゃんの声で現実に戻れた。
あの子が 草むらの奥に走っていく。
たまにこっちを振り向いて わたしたちの様子を見てるみたい。
(アリ)「ついて来い ってことかしら?」
(なの)「たぶん・・・ まだ時間大丈夫だよね」
(すず)「うん 行ってみようよ」
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【SIDEOUT】
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オコジョに誘われ 草むらをかき分け進む少女たち
ほどなく 傷だらけのフェレットが見つかった。
金髪と藍髪の少女は 最寄の動物病院を探し出す。
大量のペットを飼う彼女たちには その手のコネは多い。
(なの)「えっと 助けて欲しいって この子だったのかな」
栗髪の少女は まだあの声が気のせいとは思えなかった。
声がした方向で見つかった小さなオコジョ 偶然にすぎてはできすぎている。
『声 聞こえるの?』
今ならはっきり聞き取れる 少女風の声。
やっぱり オコジョが発しているとしか思えない。
(なの)「うん 聞こえるよ。
わたし あなたとお話したいな」
『ありがと でも そのまえに ユー兄 たすけて』
(なの)「うん 大丈夫 任せて」
病院の場所も確認して、安心するなのは。
その様子を見て 親友が本当に何かに憑かれたんじゃないかと
不安そうに見つめていた。
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