時を駈ける幼女 ２章-８

投稿時間的に間に合ったといっていいのか？


ユーノ君の外堀が埋められていくお話

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　　　【SIDE NANOHA】
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海鳴市にある神社でも　ひときわ大きい【八束神社】
今回のジュエルシードは　どうやらそこで発動したみたいです。

神社のたもと　石階段の前で
ユーノ君とまちあわせしてるんだけど・・・



（？？）「なのは　こっちこっち」
（なの）「ふぇ　ユーノ君!!」

人間の男の子!?
いや、たぶんあれユーノ君　元の姿なんだね。


（ユノ）「魔力はまだ回復しきってないけど
　　　　　この姿なら　なのはを護るチカラが僕にもあるから」
（なの）「そうなの？」
（ユノ）「うん　早く行こう　ジュエルシードはこの上みたいだ」






八束神社の石階段は　けっこうな距離がある。
よくお兄ちゃんたちが基礎体力作りに使うから
わたしも神社には何度か行ったことはあるんだよ。


その石階段を登った先　境内が見えてきたところで
いつもは居ない”何か”が居るのが見えた。
あれは　犬？


（なの）「毛玉じゃない!!」
（ユノ）「原住生物を取り込んでるんだ。
　　　　　実体がある分　手ごわくなってるよ」
（なの）「でも　やることは同じだよね」
（ユノ）「うん　それに実体があるなら　僕にも打つ手がある。
　　　　　でもその前に　なのは　レイジングハートを起動させて」

ふぇ　起動ってなんだっけ？
昨日なにかやることってあったかな？



[レイ]「ノープログレム　スタンバイレディ　セットアップ」
（なの）「あっ・・・」

レイジングハートさｎ・・・　さんは要らないんだよね。
何もしなくても　起動してくれたの。　　賢いんだね。



（ユノ）「てぃやっ!!」

犬もどきが突撃してきたところに
フェルさんを起動させたユーノ君が止めにはいる。
ユーノ君のジャケットも　ティルちゃんに似てるんだね。
二人とも実は前衛向きなのかな？



（なの）「ユーノ君　相手がすばしっこくて狙いが定まらないの」
（ユノ）「止めればいいんだね　了解」

次の瞬間　ユーノ君の姿が消えてた。
ユーノ君は　犬もどきの側面からジャブを当ててたの。
凄い機動力　強い一撃　お姉ちゃんと戦えるかも？

犬もどきが地面にひれ伏してる間に
わたしはチャージしておいた封印攻撃を一撃。
あっけなく　封印完了。




[レイ]「レセプト　ナンバー１６」
（ユノ）「お疲れ様　なのは」
（なの）「うん　ユーノ君凄かったの。
　　　　　わたしも武術を少し習ってる身だけど
　　　　　ぜんぜん目が追いつかなかったの」
（ユノ）「なのはも？」
（なの）「わたしのうちが　ちょっとした流派の一門なの。
　　　　　道場とかもあるんだけど　そういえばユーノ君たちには
　　　　　まだ案内してなかったよね」
（ユノ）「・・・なのは　できれば家族には秘密にしておいてくれるかな」
（なの）「ふぇ？」
（ユノ）「ものすごく　一戦交えたがる予感がするんだ」
（なの）「・・・否定できないの」


お兄ちゃんなら病み上がりとか関係なく
確実にやろうとするだろうからなぁ・・・



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　　　【SIDE YUNO】
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そして　なのはの家にお世話になる２日目の夜



僕の予想通り　高町家のほかの皆さんにも
魔法の話は伝わってしまっていた。
なのは以外　喫茶店で働いてるから
そこにティルが入れば当然なんだけれど・・・



（ユノ）「というわけで　お世話になります」
（ティ）「なります」


改めて　元の姿で自己紹介。
高町家総出で歓迎してくれた。

さすがに男の僕は　なのはと同室は気が引けるだろうと
別室を用意してくれたのはびっくりしたけど
たぶん　なのはのお兄さん、恭也さんの差し金だろうね。
シスコンっていうんだっけ？　　ああいう人。


お世話になりっぱなしもアレだから
僕もできる限り　家の手伝いをすることにした。
ジュエルシード捜索が最優先だから　僕も喫茶店に行くのはまずいし
なにより　まだ人間型を維持できる時間が短い。
ティルは凄いな　もう元の姿で生活できるくらい順応してる。



（士）「そういえば　ユーノ君もなにか武術を会得してるんだって？」

えっ・・・
なのはは首を横に振ってる　自分が言ったんじゃないと。

（士）「休憩時間中に　ティルちゃんから少しな・・・」

ティルゥゥゥ！！



一戦交えることになったのは　いうまでもないよね。
フラグっていうんだっけ？　こういうの




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　　（あと）

ユーノ君の受難だらけのお話
カミングアウトフラグが　オハナシフラグに発展
全ては手遅れだったのだ

いちおうユーノ君が使ってる近接攻撃も基礎武術はありますので
ベルカ術式展開しなくても使えます

ティルは翠屋フォームを得ました
原作の翠屋スタッフエプロンに
身体を動かすのに必要なので指だし手袋とブーツ（喫茶店仕様）
短文会話なので接客に向いてないと思いきや
４歳児のおうちのお手伝いと取られて　わりと好評という裏設定