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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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ここでもし食パンを銜えてたら完璧だった








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  【SIDEOUT】
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自ら蒔いた『種』を折って
未知の世界に迷い込んだ少年を襲う【厄】


少年は助けを請う
それに反応し 動き出した二人の女性
そして動き出す運命の行く末は?







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  【SIDE NACHT】
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参ったな 我が家に面倒が来ないようにと来ただけなのに
ここで高町なのはとはち合うとは・・・
それも恋愛漫画もののように 交差点の角で衝突とは・・・
高町なのはを吹っ飛ばしてしまったぞ?



(なの)「にゃー あっ、ご ごめんなさい!!」
(ナハ)「あ、いや 私はいいんだが ケガなかったか?」
(なの)「だ、大丈夫です。
    あの、わたし急いでるので ごめんなさい 失礼しまーす」


倒れ慣れてるのか いそいそと去っていく高町なのは。
いや、私もそっちに用事があるんだが・・・









(なの)「そ、そうなんですか さっきの声を聞いて・・・
    あの、わたしもなんです。
    あの声 なんだったのか 心に響いてというか
    どこからか聞こえて たまらず家を抜け出しちゃったんですけど」
(ナハ)「なんだったのか という質問には答えられんが
    何か起こっているというのは確かなようだ。
    そしてそうか もう君の資質は発現しかかっているのか」
(なの)「ししつ?」
(ナハ)「独り言だ 気にするな」


結局流れで ふたりで現場に行くことになってしまったぞ。
よく話しかけてくるし たまに転ぶし 忙しいやつだ。



(なの)「あの、紹介おくれました。
    わたし高町なのはっていいます」
(ナハ)「知っている」
(なの)「ふぇ!?」
(ナハ)「いや、冗談だ。
     私のことは ・・・ナハトでいい」

真名を名乗っても仕方ないし
仲良く話すのも これっきりかもしれんしな。



(ナハ)「覚悟することだ。
    この先には おそらく君の『人生』を変えるものが待っている」
(なの)「人生って、なんのことですか?」
(ナハ)「君に人生を変える勇気があるかということだ。
    無ければ引き返せ。  この先は 私が片付ける」


芽は摘んでおくに限る。
むろん聖夜の事だぞ。 詳しくは言えんがな。



(なの)「・・・行きます。
    よくわかんないけど 行かなきゃいけない気がするし」



摘み損ねたらしい。
ま、仕方ない。 そうラクにはならんということだ。



(ナハ)「この先は私も知らん街だが
    高町、お前はアテがあると見た」
(なの)「なのはって呼んでください。
    たぶん 昼間に助けた子なの だから行くべきは・・・」




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着いたのは 動物病院か。
今日はもう病院は腹いっぱいだが ま、仕方あるまい。

到着早々 結界が張られるのを感じた。
やはり 魔導師絡みか。



(なの)「ふぇ!? な、なにこれ」
(ナハ)「結界といってな 表の街からズレた いわゆるウラの世界。
    ここで起きたことは表に影響されない。
    ゆえに周囲が壊れようとも気にしないことだ」
(なの)「え、どういうことですか?」
(ナハ)「周囲が壊れるかもしれない事が起こるということだ。
    しかし もう引き返せないぞ これも運命」


言うと同時に病院が爆発した。
やはり壊れる前提か。

四散する破片を 私は盾で防げるが
なのははその術を持っていない。
仕方ない 今夜限り護ってやるか。



私自身魔法を行使するのは件の聖夜以来だが
使えるものは大差なくて助かる。
魔力色も同じ赤黒と 少々目立つが結界内だ 周囲の目も無い。



(なの)「あっ、あそこ 昼間の子」


なのはが指す先には いやあれは小動物だぞ。
魔導師が変装しているのか?
幸い飛ばされる方向と 我々がいる方向は同じ。
私は護ってるのに忙しいから なのはが捉まえてやれ。




(??)「来て くれたの」
(なの)「喋った!?」
(ナハ)「そりゃ喋るだろう ・・・っと お前は知らないか」
(なの)「えっえっ どういうこと?」
(ナハ)「それは・・・ 説明するヒマはなさそうだ。
    【厄】のお出ましらしい」


昨晩の21個の災厄がひとつ 化けて出たか。
私が吹き飛ばしてもいいが なのはにはあまり手を見せたくないしな。
ここは逃げるとしよう なのは達を連れて。
もちろん 情けなんぞかけてないぞ 場の流れというものだ。



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厄から逃げている間に 小動物が説明する。
どうやら発現しかかっているなのはの資質を引き出す術を
この小動物は持っているらしい。



(??)「これを持って」
(なの)「これは?」


赤い珠だ。
いや、それじゃ見たままだな。

おそらくは デバイス。
それもインテリジェントとは 良いものを持ってるな小動物よ。
高価なものだが それをやすやすとなのはに渡すとは。




デバイスを師に なのはが魔導師として目覚める。
空気を読んでか 厄はなかなか追ってこない。


(??)「成功だ」
(ナハ)「ほう、制服を元としたか」
(なの)「なんでわかるんですか!?」
(ナハ)「いやその あれだ 聖祥小が有名なのだ」


尾行調査してたなんて言えん。
ともかく これで厄に対する術がひとつ増えた。
いや、発現しただけでこの魔力量
あの化け物程度なら なのはに任せても問題あるまい。


(ナハ)「なのは、お前が仕留めろ」
(なの)「ふぇぇええっ!?」
(ナハ)「大丈夫だ お前の杖に任せれば 問題ない」
[??]「YES 何も問題はありません」


化け物はこの後 数分で浄化される。
いやはや いい師、もといデバイスだな。
これは 摘んでおくべきだったか?



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  (あと)


たどり着くまでに時間を取りすぎたのでな
すまん種の化身よ 展開の関係で詳しくは省かせて貰った
長々やってると前作の二の舞だからね 蒼猫編が長すぎた

今回はアニメ版ベースなので ここで砲撃は使わない



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