小説置き場
通常は3の倍数日に更新します
取り扱い:リリカルなのは二次SS
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めずらしく朝投稿です 時間まで不定期なのね
基本的に夕方か日付変わる頃に更新してますが
朝昼にされないとも限りません
隠すことは完全に諦めた
基本的に夕方か日付変わる頃に更新してますが
朝昼にされないとも限りません
隠すことは完全に諦めた
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【SIDE LEVI】
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へいとが目を覚ました。
でも前と違って 表情は沈んでた。
無かった といってもいいかもしれない。
仕方ないといえば 仕方ないんだけどさ。
(レビ)「へいと ごはんもってきたよ。
ボクの分ももっていたからさ 一緒に食べよ」
(フェ)「・・・」
首は振るんだけど 返事は無い。
感情をどこかに忘れてきちゃったみたいなへいと。
ごはんも終止無言で食べる。
ボクは好きな味なんだけど あまりおいしく思えない。
(レビ)「ねぇへいと 元気だそうよ っていうのは難しいかもだけどさ
せめて何かお話しよーよ。
ボクら こうやって何も起きないところで一緒なのって今までなかったからさ。
へいとのこと もっと知りたいなーって・・・」
(フェ)「・・・君、」
(レビ)「うん?」
(フェ)「君も母さんに造られたの?」
その質問はないよぉ ボク困っちゃうよ。
厳密に言うと 違うって言えないんだよ それ。
(レビ)「それは ボクとへいとが似てるから?」
(フェ)「・・・アリシアお姉ちゃんとも。
わたしは元々お姉ちゃんとして作られた存在、
似てて当然なんだよね。
君も お姉ちゃんの”失敗作”なの?」
へいとは プレシアが作り出そうとしたアリシアの失敗作だって
プレシア本人に言われたのがずっと心に刺さってるんだ。
今のへいとは 【自分】が何者だったのかが分からなくなってる。
"アリシアもどき" なのか "副産物" なのか それともまったく違う別の何か。
ならばボクはこう答える。
もうクロノにだって知れてること。
隠すこともないし 隠す気もない。
(レビ)「ちょっと違う。
ボクは『君』じゃくてレヴィ 『レヴィ・ザ・スラッシャー』
ボクもオリジナルは へいと、君さ」
(フェ)「わたし? それに名前が違う・・・」
(レビ)「こっちがボクの 本当の名前。
別にラッセルでもいいよ それも間違いなくボク。
ボクはへいとをもとに”ある魔導書”から生み出された存在。
だから ボクは君 君はボク ・・・だった。
今は違う ボクはレヴィで 『へいと』じゃない」
前にシュテルんが言ってた。
自分は自分以外の何者でもない。
自分を自分として認識して初めて自分の存在を自覚できるんだって。
むずかしくてボクにはよく分からないんだけど。
(レビ)「君も『アリシア』じゃない へいとはへいと ただひとりの存在だよ。
これ、ボクも聞いたとき 最初は分からなかった。
そのうち分かるようになるよ。 だから ”自分” を見失わないで欲しいな」
(フェ)「わたしは わたし・・・
でも レヴィも作り出されたって どういう・・・」
(レビ)「それは この件がもう少し落ち着けたら話すよ。
ジュエルシードは全部封印できたし 時間はいっぱいあるよね」
(フェ)「時間 わたしには・・・」
へいとは 自分がやってきたことに罪の意識を持ってる。
クロノは罪に問われないっていってるけど
自分が納得できないでいる。
全部終わったら 管理局で罪を償うんだって 言ってきかない。
実はナノハ並に頑固なところもあるんだよね。
時間がないのは へいとだけじゃなかった。
(レビ)「突入が決まった!? どういうこと?」
(エミ)『聞いてのとおり。
逮捕状がとれ次第 クロノ君の先導で執行するんだって』
秘密の情報なんだけど こっそり教えてくれたエイミィさん
逮捕執行されると プレシアに直接会える機会はほとんど望めない。
へいとのケジメをつけるなら 早いほうがいい。
つまり プレシアと向き合ってお話して
和解なり決別なり 決着を付けるべきだって言ってるんだ。
話し合いはボクも賛成だ。 今のままじゃ へいとの心のもやもやは晴れない。
晴れないまま この先一生過すことになるかもしれない。
(レビ)「ってわけだからさ へいと、
クロノたちの先回りして ケジメつけにいかない?
よかったらボクも一緒にいくよ。
アルフも手伝いに戻ってくるよ。
ナノハも きっと一緒にいってくれるよ」
(なの)「トーゼンなの!!」
唐突に扉あけて入ってくると へいとがびっくりするよナノハ・・・
あと 後ろから気まずそーに入ってくるユーノ。
さてはずっとココに入る機会伺ってたね?
(なの)「わたしも行くよ。
フェイトちゃんが今のままじゃ わたしも寂しいもん」
(フェ)「でもわたし 行っても何を話せばいいかわからないし
バルディッシュも戻ってきてないし・・・」
(なの)「ちゃんと もってきたの。
ここにはフェイトちゃんにお返しするために来たの」
ナノハの手には 金色に光る三角のピース。
へいとのバルディッシュ その待機状態。
ユーノの手にも 色は違うけど青いピース。 これはバルニフィカス。
クロノは約束どおり 逮捕にいく前に修理終わらせてくれたんだ。
へいとがバルディッシュを起動させる。
アースラ支給の簡素な服じゃない 見慣れたへいとのジャケット姿が・・・
(フェ)「あれ、これ なんか違う・・・」
(なの)「ほんとだ 前よりもレヴィちゃんに近い」
それはきっと 修理にバルニフィカスを元にしたせいだね。
技術部さんとしても参加したエイミィさんがこっそり教えてくれた。
時間短縮のためにフレームとAIはバルディッシュそのままに
基礎設計はバルニフィカスからほとんど変えてないんだって。
へいとのジャケットと バルディッシュの形状がほんの少し変わってた。
手足やバルディッシュの追加装甲 金属装飾のちょっとした変更そのほかいろいろ
元のへいとと ボクを足して半分にしたみたいな感じ。
(エミ)『レヴィちゃんのデバイスって変わったストレージなんだね。
バルディッシュのシステムがほとんど無加工で乗っちゃったよ。
もしかして将来インテリジェントに乗せかえれる仕様?』
(レビ)「あ、うん そんな感じ かなぁ・・・」
まだ エイミィさんにはボクの秘密は伝わってないようだ。
もしくは クロノが調べてる最中?
どっちにしても 今話してたから確実にバレるけどね。
(フェ)「バルディッシュ 大丈夫なの?」
[バル]「問題は認められません サー。
むしろ元々私に合うように作られたごとく馴染みます」
(フェ)「そう 大丈夫ならいいんだけど」
[バル]「サー 私からも進言します。
サーの今後のためにも 行くべきかと」
バルディッシュから話しかけるのはめずらしい。
元々君なんだから 馴染んで当然なんだけどね。
さ、あとはへいとの決断ひとつだよ。
(フェ)「なのは だったね。
一緒に・・・ わたしからもお願いしていいかな」
(なの)「うん 決まりだね」
(レビ)「それじゃクロノが出る前に出発しなきゃ。
執行前に お話しないとめんどうになっちゃうよ きっと」
(エミ)『転送室までの道はあけといてあげるね。
アルフにはお姉さんから連絡しといてあげる。
あ、クロノ君には内緒だよ』
エイミィさんカッコイイけど いいの?
よし 甘えちゃおう。 へいとのためにも 全部終わらせなきゃね。
さあ 出撃だ。
[バル]「ところでミスラッセル 一つ質問があるのですが
システムの一部に欠落した部位があるのは何故ですか?」
(レビ)「あ、あぁ~ えっと 拡張端子かなぁ あはは・・・」
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(あと)
フェイト魔改造回
レヴィの秘密本人暴露と 物理的な変更を少々
2期ジャケットを想像して頂ければだいたい合ってるかと
しかしさすがにこの時期のアースラにCVK792は無いわけで
ユーノの存在感とはなんだったのか
それ以上に出て来すらできなかったアルフェ・・・
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