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小説置き場  通常は3の倍数日に更新します   取り扱い:リリカルなのは二次SS
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この場面で折れる執務官は珍しいかもしれませんね








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   【SIDE LEVI】
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いつものジュエルシード発見の報告じゃない
緊急事態を知らせる『あらーと』ってやつで呼び出されたボクたち。



リンディさんのところに着いて唖然。
海が大暴れしてるよ。
なにあれ 誰か海の神様の怒り買ったの?
ボクならいらないよ 叩き売るよ。



(ユノ)「ジュエルシードを強制発動させたんだ
    残り6個 全部海の中にあったんですね」
(クロ)「無謀すぎる あれは個人の手に負える状態じゃない」


モニターに映ってるへいとが 今にも力尽きそうだよ。
きっと強制発動のために おっきな魔法使ったんだ。
そのあとそのままジュエルシードを封印しようとして ああなったんだね。



(クロ)「君たちが何を考えてるのかは分かっている。
    現場に行こうとしてるんだろうが そうはいかない」
(なの)「ふぇ!?」
(レビ)「助けに行けないの!?」
(クロ)「分かるだろう 彼女の限界は近い。
    消耗しきったところで 彼女を押さえる。
    仮に彼女だけで封印できたとしても 余力は残ってないだろうからね」


つまり 管理局さんは
へいとが疲れきったところで捕まえようとしてるんだ。
へぇー・・・


(レビ)「クロノが薄情だってのは よく分かった」
(クロ)「なんとでも言え 僕は職務に私情は挿まない。
    これも管理局の任務だ」
(レビ)「それじゃ いつから "へいとを捕まえる" 任務になったのさ」


考えるのが苦手なボクだってわかるぞ。
君やリンディさんたちの任務って ジュエルシードの回収だろ?
いつ変わったのさ。


(レビ)「ボク知ってる。 そういうの ショッケンランヨー っていうんだぞ」
(なの)「違う気がするの・・・
    でも フェイトちゃんを捕まえるってどういうことですか?
    わたしも何も聞いてません」
(クロ)「落ち着け君達、魔法の不法使用の取り締まりも通常任務のうちだ。
    それに彼女は実行犯だし 背後に黒幕が居るのは君達から聞いてる。
    できれば何か起こる前に取り押さえなきゃいけないんだ。
    どこにいるかも聞かなければいけないし そのために まず彼女を押さえる」
(なの)「場所が分かればいいんですよね。
    わたしフェイトちゃんに聞いてきます だから、フェイトちゃんのもとに行かせて。
    あのままじゃフェイトちゃんが危険なの」


ほら、そう入ってるうちに
へいとのほうがピンチだよ もう魔法刃も形成できなくなってる。



(クロ)「・・・君ならできると言うんだな」
(なの)「やってみせるの」
(クロ)「分かった だが失敗したときのために武装局員は待機させる。
    向こうの事情も聞きたいから できればこちらに連れてきてくれ。
    確保じゃなく 同行で構わない。
    その条件で現場に行くことを許可する」
(なの)「うん ありがとうクロノ君」



転送ポートへ急がなきゃ。
っと、そのまえに・・・


(レビ)「クロノってさ 私情挿まないっていてったけど
    けっこう情に弱いよね」
(クロ)「うるさい さっさと行くんだ」



ま、いいや。
へいとを 助けにいくよ。




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現場は海鳴市の近海
へいとと協力して 暴れてたジュエルシード6個は封印完了っと。
疲れた すっごく疲れた・・・



(なの)「はい、約束どおり半分こなの」
(フェ)「ありがとう・・・」
(なの)「それでね、フェイトちゃん」
(フェ)「ごめんなさい 何を言いたいかは分かってるつもり。
    でもそれはできない。 わたしは守らなきゃいけない人がいるから」
(なの)「でも、でもフェイトちゃんはそのために傷ついて・・・」
(フェ)「いいの これはわたしが未熟なせいだから。
    それでもわたしは 今できることをしたいから。
    母さんと ”お姉ちゃん”を 助けなきゃいけないから」


へいとは アレのことも知ったんだ。 知ってるんだ。




(フェ)「本当にごめんなさい。
    今背負ってるものを下ろしたら 話でもなんでもするから
    今は見逃して。  母さんが待ってるの」
(なの)「ど、どうしよう・・・」



どうしようってボクに聞かれてもさぁー
そうだユーノ、ユーノなら・・・

あれ、居ない?



(フェ)「あの小さい子なら アルフと話してる。
    アルフとのリンクがおかしくなって わたしが直接聞いて知ったんだ。
    あなたも知ってるんだよね あの日記」
(レビ)「へいと 何を考えてるの?
    知ってなお 今のままでいるの?」
(フェ)「わたしにとって 母さんは母さんのままだから。
    ちゃんと話し合えば わかってくれるはずだから。
    これ、あなたに教えてもらったんだよ」


ナノハがずっと言ってきたことだったね。
へいとはそう言ってるけど
話聞いてくれる相手なのかなぁ?








ボクの嫌な予感はすぐに当たった。
正確には 当たったのは魔法攻撃で アースラになんだけど。



(フェ)「わたし 戻らなきゃ。
    全部終わったら少しお話してもいいかもしれない。
    けれど 今は駄目 ごめんなさい」
(なの)「・・・わかったの わたしとフェイトちゃんとレヴィちゃんとで約束しよ。
    全部終わったら それから改めてお話するの。
    賭け事じゃない 楽しいお話」
(フェ)「いいよ 何か契約の証を・・・」
(レビ)「そんなのいらないよ。 小指出して。
    ”ゆびきり” っていう ニッポンのお約束だよ」


ちゃんとしたニッポンの文化は 美しいよね。
リンディさんには悪いけど。
ところで嘘ついたらホントにハリセンボンのまされるの?


(なの)「たぶん言葉のあやなの。
    それともレヴィちゃん飲んでみる?」
(レビ)「ボクは嘘つかないから大丈夫なのだ エッヘン。
    へいとは嘘つかないよね?」
(フェ)「あ、えっと たぶん・・・
       (はりせんぼんってなんだろう?)」




アースラのお返事がないうちに へいとを開放した。
今度会うときは敵じゃなく トモダチとしてだといいなー





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    (あと)


うちの小説ではおなじみ ハリセンボンネタ
前回は本当に用意しました ハリセンボン
この時点のフェイトは知らないでしょうね そりゃ


”お姉ちゃん”呼びは劇場版が初回でしたっけ?
それまで呼び捨てしてた気がするんですけど 気のせい?



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